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妊婦だNEXT!!~出産レポート~

どうも!9月26日に第一子を出産いたしました!記憶がまだあるうちに出産レポをダラダラ書いてくよ!!!

ヒュウィゴー!!!

妊娠生活ダイジェスト

えっそっから!?って感じですが妊娠前から書きますね。せっかくだから書かせろ!ね!!

妊娠前はオーストラリアにいて、私は29歳だったんですが「一刻も早く妊娠したい!30歳までに1人産みたい!」ってバイブス高めでした。

が、夫的には「せっかく念願の海外生活なのに2人で楽しもうよ...すぐできたらどうするの...」と引き気味。

結局向こうに住み始めて2ヶ月程してからようやく夫のゴーが出て避妊をやめ、運良くすぐに授かることができました。

こんにちは命!!

妊娠発覚後、特に実感というものはなかったです。というか「母親の自覚が湧き出て止まりません!」って人はなかなかいないと思うんですよね。

それよりも、未知の他人と一蓮托生の二人三脚始まっちゃったからとにかく迷惑かけないようにしないと...食べ物とか酒とか...自己責任ったって「自己」ではないわけだし...って気持ちでした。

あと初期に数回出血し、「流産してしまうかも」と思って2回ほど不安で泣きました。初期流産って率も高いし医療じゃどうにもできないんですよね~運に任せるしかない。

もしこの子がちゃんと産まれて大きくなって、いじめられたらどうしようとか受験受かるかなとかいろんなことを心配するだろうけど、私にできることは限られてて最終的にはこの子に任せることしかできないんだろうな~~という気持ちになり、「自分に一番近い他人」を生まれて初めて感じました。

帰国するか向こうで産むかは相当迷いましたが、医療費や仕事の関係で一旦帰国することに。イギリスのビザが取れたのでオーストラリアに留まる意欲がなくなったことも大きいです。

胸がモヤモヤするなってレベルのつわりはありましたが食事も普通にしてましたし健康的に暮らし、旅行にキャンプにバーベキューにと普段と変わらず予定をこなせるくらいには元気!ここは超個人差あると思います。元気なのは本当にラッキーでしたね。

仕事はオーストラリアに行く時点で退職し、引き続きアルバイト的に在宅で雇ってもらっていました。1日3~4時間作業して月12万前後ってとこでしたが、出勤しなくていいのが本当に楽!やっぱり妊婦に満員電車はキツいぞ!

毎日たっぷり寝てアマプラで映画見てちょっと仕事して飯作ってまた寝るという最高の余暇を過ごし、臨月に入ったところで在宅も一旦すべて切り上げて暇を極めた状態に。

で、このあたりから生活が辛い時期に突入です。

お腹が重くて生きるの大変!すぐ疲れる!てか寝にくい!腹邪魔!!いつ破水するかわからんから破水グッズ(バスタオルとか吸水シーツとか)持ち歩かなくちゃで外出不便!!

そして、里帰りはしなかったので、この時期を夫に見せられて良かったなあ...と日々思いました。これまでチョロかった妊娠生活だったのでそこしか見てなかったら夫は「妊娠って楽そう」というイメージのまま大人になっちゃってたと思います。もう大人だけど。

そして予定日1週間前を切ったあたりでソワソワ...もう予定も入れられないし...

このあたりから「早く産んで解放されたい」「このドキドキした日々を終わらせたい」という気持ちに...

そして予定日3日前の朝を迎えます。

出産前日~病院到着まで

朝、陣痛の練習(=前駆陣痛)の痛みで目が覚め、トイレに行ったら出血がありました。この出血はおしるしと言われる陣痛の予兆だそうで、いよいよ感!!!

前の日まで「陣痛の痛みに気付かなかったらどうしよう!どんな痛みなのかわからん!今腹痛いけどこれが前駆陣痛?わからん!!」って言ってたけど、実際始まったら明確に陣痛だってわかったよね。

わかったわかったからマジで!もうわかったやめてくれ!!って感じです。

とりあえず飯食ってシャワー浴びてから考えるか~と思うくらいの余裕はあり、そのうちに痛みもなくなって普通の昼下がりを過ごしました。

途中で昼寝してまた痛みで目が覚めて...とかはあるものの、2時間に1回痛いくらいなのでマジの陣痛にはほど遠いです。マジの陣痛は10分に1回、30秒痛い間隔からなので、ま~だまだですね。

で、掃除したり洗濯したりわざと遠めのスーパーまで出かけたり手間のかかる料理を作ったりと、せわしなく動いてみました。この「陣痛来てる感」を逃したくない!今日明日で産みたい!という気持ち。遠のいて後日になるパターンもあるらしいので。

「臨月に歩くとお産が早まる」というのは非科学的だそうですが、「陣痛が来てから動いたら早まる」というのは本当らしいと聞いて動き回りました。

で、19時に夫帰宅。

そろそろ感があることは伝え、普通に飯を食い、30分に1回くらい痛いかも...?という頻度に。

21時に「夜の散歩行こう!早まるかもよ!」ということで、近くを1時間くらい徘徊。徘徊途中で15分間隔くらいの痛みに。

22時に帰宅し、23時までにはもう10分間隔の痛みになってきていました。思ったより痛くて、うずくまって呻くことしかできず、夫からは「哺乳類感がヤバい!マジの牛のやつ!牛のやつ見たことある!スゲエ!!」と言葉をかけられるくらいにお産の牛感出てました。殺意湧きました。

この先もっともっと痛くなるってマジ?もう話しかけられるだけでブチ切れそうなくらい余裕ないんだけどマジなの?と思って絶望感で泣き崩れる私。本当にソファで涙出してました。こんなとこで泣いててこれからの痛みに耐えられるの?と思うとさらに辛くて泣き止めないループに。

10分間隔になったら病院に電話とのことでしたが「実際は5分間隔まで縮まらないと、病院行っても一旦自宅に帰らされる可能性もあるらしい」という噂を聞いていたので23時半まで粘り、確実に5分近くなってから電話。

電話中に陣痛が来るんですが、その時に歩けるかどうかや陣痛のリアクションをチェックされて陣痛の進み具合を電話越しに聞かれます...テストみたいで緊張した...病院行きたくて無駄に痛がってハアハア言ってる自分がいた...

そしたら「入院になるかはわかりませんがとりあえず病院に来てください」とのこと。

ゴーが出た!第一関門はクリア!!

事前に準備していた入院用バッグを持ち、夫は明日リモートで仕事ができるようにそれなりに準備をして陣痛タクシーを待ちました。

タクシーの運転手さんがきて、家にピンポンしてくれたんですがインターフォンを見た夫が「羅生門来た!」「マジの羅生門」とか意味のわからないことを言い始めたのでまた泣きました。タクシー運転手の高齢女性が、羅生門に出てくる死人の髪の毛抜いてる婆さんに似てたそうです。小説の人物に似てるってどういうこっちゃ。

それでタクシー乗り込んだわけですがその羅生門が興奮して「私の時は~」とか語り出すのでウザすぎてマジでもう痛い!お前のせいで痛いんじゃボケ!白髪ロングやめろ!!という気持ちに...陣痛来てるって知って驚いてたけど陣痛タクシーってそのためにあるんじゃないの?緊急用ってこと?未だによくわからん...

なんだかんだで病院到着は夜の1時半でした。

病院到着~ほぼ全開まで

こっからは陣痛間隔でなく子宮口の開き具合でお産の進みを計っていきます。到着時には子宮口3cm!「おうちで頑張りましたね、入院しましょう」とのこと。

ヤッター!!これで今日産むことはほぼ確実!!どんなに辛くても今日終わる!!

子宮口は10cmになれば「産んでよし」となります。

5~8cmくらいからが本番だと聞いていましたが3cmの時点で相当痛い!でも後から考えたらまだまだ余裕な頃でした。陣痛が来てないときには夫と笑顔で会話する余裕もあります。

こっから5分に1度くる陣痛に耐え、寝落ちしそうになりながらも痛みで起こされ、を繰り返して早3時間...

子宮口チェックが入りましたが全く進んでない!!3cmのまま!!!

「3cmのままだけど限りなく4cmに近い3cm」とか意味のわからないことを言われ、夜が明けていきます...

そういえば入院前に提出する「バースプラン」なるものがありまして、お産の時にこうしてほしい!という要望を書くシートなんですね。どんな音楽をかけて欲しいとかアロマ炊いて欲しいとか義母は病室に入れるなとかそういう希望が書けるわけです。

そこに「逐一進捗は報告してほしい」「優しい言葉で励ましてほしい」「前向きなことだけ聞きたい」などを書いていたために無理やり励ましてくれたんだと思います。

で、まだ3cmって「なんだかんだで私ラッキー体質だし5時間くらいで産まれんだろ」みたいに楽観視してたんですが、30時間コースも見えてきた...?怖すぎる!!

ビビッてベッドから降りて歩き回ったり立って喋ったりする私。寝てるより早くなるような気がしました。

でも、朝を迎えて尚「4cm」「ペラペラの4cm」「4cmか5cmくらい」みたいな亀の歩みでもう虫の息...ペラペラとは?

そして世間では陣痛といえば「ひっひっふー」と呼吸するイメージですが、実際は鼻から大きく吸って、口でゆっくり細く吐いていく「すーーーー...ふーーー....」みたいな呼吸でした。

鼻から「すーーーー」と息を吸い込むと、もう吸えない!ここで限界!ってとこまできた瞬間に一瞬だけ痛みが和らぐんですよ。そして吐いてるときも「ふーーーー」って吐き切った最後の一瞬だけ痛みがマシになる。

この2つの瞬間だけを追い求めてただひたすらに深く吸って深く吐くことを麻薬中毒者のように繰り返していました...

でもこの頃は「この呼吸で一瞬痛みから解放される!呼吸すごい!!」とか思ってる余裕がありました。後半になると解放される瞬間は全く来なくなるんですがそれでもマシになる気がして息を吸って吐くことをやめられなくなる。早く吸いたくて早く吐きたくてしょうがないみたいな...何を言っているかわからねーと思うがそんな感じでした。

産むときはまた違う呼吸で産むらしいんですが、今それを教えちゃうとまだ子宮が全開じゃないのに先走ってその呼吸をして産もうとしちゃう人がいるらしく「まだ内緒☆」とのこと。

で、朝7時の時点では5cmだと言われていたのに、8時になり急に「7cmから8cmだね!あとちょっと!」と希望が...!

これ朝10時くらいには産めんじゃね!?ということで夫には両親に連絡をしてもらい、多めに見積もって「昼前には産まれる」と伝えました。

夫には最後まで立ち会ってもらいましたが、この時点でオール状態なので待つだけの夫は眠すぎて撃沈。ソファで寝たり起きたりを繰り返して本当にかわいそうでした...寝かせてあげたい...

夫を叩き起こして「奥さんのサポートしないとダメでしょ!」と叱る助産師さんもいれば、「ご主人お疲れのようなので、少し寝かせてあげても良いでしょうか?」と聞いてくる助産師さんもいました。もちろん寝かせてオッケーです。

病院によるのかもしれませんが、夫には股間をとにかく見せないよう配慮されていました。子宮口の開きをチェックしたりだとかで股間を丸出しにする時には部屋から出て行ってもらう仕様になっていたんですよ。そのたびに起こされて別室へ案内されていました。

仕事できるかも?と思いPCや本も持ってきていたようですが、私の腰をさすったり水を飲ませたりしてくれるのと、隙間時間で寝るのとでとても仕事をする余裕はなかったみたいです。南無。

ちなみに、2度ほどトイレに行きましたが後半になると「してる間に産んじゃったら困るから」ということで許されず...尿道に管を通して吸い上げるというプレイに切り替わりました。

で、朝9時に「ほぼ全開(子宮口10cm)です」とのこと!!!

ヒャッホー!!!!

もうこの時点で陣痛が来るたびに大絶叫、ああああああああああああいやですうううううううもうやめたいですうううううもうやめますううううううああああああああああああああって感じでした。

ちなみにこの日は他に7人ほどお産があったらしく、隣の部屋から「オギャ~」と聞こえることもありました。しかし叫び声は全く聞こえず...みなさんどういうことなの?スンッと産んでるの??謎でした。別室に行った夫も私の叫び声だけがこだましてたって言ってたし恥ずかしすぎるぞ!

ほぼ全開~出産まで

さーて「ほぼ全!」「あと皮一枚!」との言葉が飛び交う中、結果的に言うとここから4時間かかりました。

どういうことなの?

ほぼとは???

陣痛って私もよくわかってないんですが、子も「産まれたい!」って協力してくれてるらしいんですよね。スピリチュアルな話ではなく仕組みとして、子も降りてくる力をかけてくれてますし頭が出てからは回転して肩を出したり、勝手に子がするらしいんですよ。神秘~

で、ほぼ全開になってから子が疲れちゃったのか進みが止まってしまいまして。うっそマジで?ここで?ヤダ~って感じですよ。

座ってみたり、横向いてみたり、なんだかんだして促進剤打つか...ってなったあたりでようやく全開しました。昼12時くらいかな。

乳首を刺激するとお産が進むらしく、もう母乳もダラダラ出てたんですが助産師さんに絞られたりもしました。

一番痛みが強いであろう時間が想定よりめちゃくちゃ長かったので、無痛分娩にしとけばよかったと思いましたね。あともう2度と産まねえ...!兄弟作る奴はバカだ...!!とすら思ってました。

ただ、めちゃくちゃ痛いっつっても、痛くない瞬間もあるんですよ。陣痛は最後まで波の状態なので、痛くない時に簡単な単語で話すくらいの余裕はあります。

痛くない時に研修生らしき方々が来て、後学のために出産に立ち会いたいとのこと。朦朧としすぎて「全く問題ありません...この体が世のために役立てば...」みたいな供物的なことを言っていました。ということで産む瞬間は結構大所帯でした。

こっから何度も何度もリキんで産み落とすわけなんですが、これも1時間くらいはかかりました。無限の宇宙を感じてました。

助産師さんが手を突っ込んでグチャグチャッとかきまぜたあたりでようやく破水。陣痛より前に破水する人もいますがギリのギリまで膜パツパツのパターンでしたね。

このあたりで産む呼吸を教えます!ということで内緒☆にされていた呼吸法を教わります。「ふーうん」の呼吸らしいです。今まで通り「ふーーー」と吐いて、「うん」だよ!!と教わります。

エッ「うん」って何!!!!????どういう状況!!?どういうお笑い!!!?

結局今となってもわからぬままです。「うん」とは...

とりあえずパニクってたので「息吐いて!」ふーーーー「うんして!」うん...(???)って感じでした。何を言っているかわからねーと思うが私もわからなかった。

妊娠中の検診を担当してくれていた先生が来てくれたんですが、オペが入ったので別の先生が分娩は担当しますとのこと。先生に全く思い入れはありませんでしたがここで知らない人に代わるんかいー!という気持ち。

で、もう遂に産む!産むぞ!!って空気になり、分娩用の機材がじゃんじゃん出てきて研修生にも囲まれて先生も2人追加されて台に登って私の腹を両手で全力でグイグイドカドカ腹パンしてくるじゃあありませんか!いてえよ!!めちゃくちゃいてえ!!!

ほぼ全開の時からそうですが、子供の生まれるヤル気スイッチがオフられていたことと頭がデカいのか引っかかってる?ことと私のリキみパワーが弱いのかなんなのかわかりませんがとにかく物理的に押し出すスタイルでいくようです。

夫はこのあたりで私が可哀想すぎて泣きそうになったとのことでした。産んだ後は数日間お腹に殴られたような内出血が散っておりました。

私も心が折れすぎて助産師さんに「もう無理です」「本当に産まれるんですか?」「いつか終わりますか?」など本当に困らせるようなことばかりを口走ってしまい...申し訳なかった...

バースプラン通り助産師さんはめちゃくちゃ励まして褒めてくれました。こんなに褒められることってもうないんじゃないかってくらい...「ふーうん」の呼吸ですら「いいよいいよ!上手だよ!すごい!!」とか言ってくれましたからね...すごくはねーだろ...

先生は淡々としていて冷たいくらいで、「切りますね」とだけ言って股間をギャキっと切っておられましたしギャキっという感覚も音も聞いて今も耳に残っていますしそれでもなかなか産まれず2回目のギャキっも聞くハメに...

で、昼13時頃に無理やり腹を押して助産師さんが手を突っ込んで引きずり出すようなイメージで、

お子誕生!!!!


はーーーーーーー

って感じでした。

その後

感動とかっていうよりもマジで解放された~~~って安堵の気持ちが最初で、その後から赤子は元気か?ちゃんとオギャってっか?と青山テルマばりの心配が湧き出てきます。

子は別の助産師さんに抱えられ手や足をグリグリ回されて異常がないかチェックを受けてました。

たぶん助産師さんが「問題ないです」的なことを言ってくれてたんだと思いますが私は胎盤出したりなどなどの処置をされていてここからも怒涛だったのであまり覚えていません。

あと、ここだけの話、胎盤を食べられるという噂を聞いていたので拾って食えねーかな?と思ってましたが全然無理でした~。唯一のセルフカニバリズムの機会を失ったな~。

バースプランには「胎盤が見たい」とだけ書いていましたが、たぶんお産の状況によって叶えられなかったんだと思います。それか忘れられてた?のかもしれませんが、とにかく胎盤は見る事もできませんでした...別にいいけどね...

その後地獄の会陰縫合が待っていて、これも30分くらいぬいぬいぬいぬいされていてマジで痛すぎてあああああああいたいいいいいって言ってたら麻酔打ってくれました。最初っから打って!!

で、さらにダラダラと処置したり子の計測したり写真撮ったり着替えたりが続いて1時間ほど分娩室で休み、病室に移って説明を聞いたり初めてのトイレを経験したりなどなどしました。

つーことで出産レポはこんな感じです!

出産時間は14時間でわりと平均的でしたが自分的には超難産でした!でも母子ともに健康で、無事産み落とすことができてハピハピハッピー!

まとめると、痛かったけど解放されたよ!!!って感じです!

終わります!!

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