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言霊

高校時代ずっと一緒にいた子🅰️がいた。
まぁ感情がコロコロ変わる子で
それに振り回されながら生活していた。
私は彼女の人間観察を楽しんでいた。

高校を卒業し、私は大手に就職をし、
彼女は短大へ進学した。

お互いの生活がわからないのだから
どういう気持ちでいたのかわからない
私も勿論彼女のこともわからない。

ただその一年前に仲良くしていた共通の友達🅱️(🅰️と短大が一緒)に
『電話が繋がったからここに連絡して』と伝えたら

「お金がある人間はいいね。
私は貧乏短大生だから」

と返された。

携帯も普及してない時代。
寮生だったので月2000円の基本料金を払えば良いだけだった。
電話の権利(7万)なんて払える訳がない。

1人遠く離れて繋がることができる様になった嬉しさを見事に打ち砕いてくれた。
🅱️とは連絡を取らなくなった。
今みたいにSNSもない生存確認もできない時代に
私は彼女の生存確認をするのをやめた。

大手に就職したら、

『あんたはいいな』
『大手やからな』
『やめんなよ』
『会社の文句言うって何様なん?』

みんな何にも知らないくせに、、、

大人は会社を評価した。
18で家をでて、荒波にもみくちゃになってる姿もしらないで。

友達はずっと友達だと思ってた。
のに、お前もか。

貧乏?車の免許持ってるやん。
私今その為の貯金してるよ。
大学の費用は誰がだしたん。
そんなこと言うんなら就職したらよかったやん。
(心の声)

そうやって高校時代の仲良しさんとは
相手の思い込みと私が裕福であろう勝手な妄想のせいで会話が合わずどんどん離れていった。

帰省するたび🅰️には連絡をしていた。
彼女はいつもバイトしていた。
『休みの日は働かないと』
彼女は一度も私に休みを合わせてくれることはなかった。
頑張る彼女に無理をさせるつもりもないので、私は彼女の働くデパートのサービスカウンターへ足を運んで
顔を見に行った。
GW、お盆、冬休み年に3回会いに行った。
忙しい時期だからね、別にそれで良かった。

21歳の冬、私は結婚式をあげることになった。
籍を入れたのは1年前で来年式を挙げるよと告知をしていた。
秋にも連絡をして、招待状も送った。
🅰️から連絡がなかった。
どうしたのかなと電話したらすごい剣幕で
『バイト休めるわけないやん。あんたみたいに自由やと思わんでくれる⁉️行かんわ‼️』

と怒られた。

去年の成人式楽しかったって言ってたよね?
参加できたんなんで?
前もってバイト先に言ってたからやろ?
私、同期が全員休んだら仕事回らんからって不参加よ。
誰が自由よ。
前もって伝えてたし、一生に一度よ。
それをバイト休めるわけがない?
は?⁇何?それが理由?
(心の声)

私は彼女の生存確認をやめた。
旦那さんも一緒にサービスカウンターに連れて行って話もしてたのに。

その時から、私は人が何を考えているのか、
期待する様なことはやめた。
自分を理解してもらうこともやめた。
確実な言葉を貰うまで相手を信用しないと決めた。


数年後、facebookで彼女から申請が来たが断った。
「また仲良くしたい」
いや、ごめん無理。
「なんで嫌なんか教えて欲しい」
友達の結婚式よりバイトの方が大事な人とは仲良くできひんから
「だってシフトが」
そっか、一年前から式の連絡もしてて、半年前からシフトが決まってるようなら
私に怒鳴ってしまうよね
ごめんやけど、断るにも言葉も選べない人とは仲良くしたくない。
幸せに生きてください。

お互いの生活がわからないのだから
どういう気持ちでいたのかわからない
私も勿論彼女のこともわからない。

だから言葉の使い方って凄く大事
その人から飛んでくる言霊

流石に受け入れられない言葉は跳ね返す。
たまに飛んでくる言霊を倍以上の力で返すけど

悪意のある発言は言霊の威力を思い知る。
それが縁を切るきっかけになったのなら
言霊の重さにちゃんと本人が気づかないといけない。
ちゃんと会話をしなければいけない。
会話もなくなれば関係は終わる。

時々共通の友達から
『🅰️ちゃんにあんたのこと聞かれたで』
という話を3年に1回くらい聞く

後悔してんだろうな。
私は後悔しない人生を目指してるから🖐️

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