エラー対処:「ユーザXXXXはTCODEを処理中です」SM04/SM12


複数人が同時にSAP上で作業をしている際によく起こりがちなエラーが「ユーザXXXXはTCODEを処理中です」です。英語表記だと"TCODE is currently processed by User XXXX"と表記されます。

マスタデータは変更モードでの使用が各TCODEにつき1ユーザと限られており、複数人が同時に作業を行う環境では非常に頻繁に出くわすエラーだと思います。

毎回ロックをしているユーザに声をかけて出てもらうことも勿論可能ですが、今回はマスタデータ内のロックを自力で解除する方法をいくつかご紹介します。

SM12 オブジェクトロック解除

ロックしているユーザ名を入力し検索をかけることで、ユーザが現在ロックしているオブジェクト(テーブル)を確認することが出来ます。
該当オブジェクト選択後ゴミ箱アイコンをクリックして、ロック解除を行います。

SM04 ユーザの強制ログオフ

次にユーザをロックしているTCODEから強制的に退出させる方法を紹介します。
SM04上では現在作業をしているユーザID及びTCODEを確認することが出来ます。自分が実行したいTCODEを実行中のユーザを選択し、ダブルクリック→「セッションの終了」もしくはメニューバー「ユーザ」→「ユーザログオフ」から強制的にユーザをログオフすることが出来ます。

以上「ユーザXXXXはTCODEを処理中です」への対処法を2つご紹介しました。くれぐれも作業中のユーザを無断で強制ログオフさせることのないように賢くお使いいただければと思います!

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