プロローグ : 楕円球の放物線が描く「未来地図」

「闘球」

ラグビーを漢字で表する時一瞬で思い浮かぶだろう言葉はこれだ。球技の体を成した格闘技。綺麗に表現するならばそうなるが、ボールを使ってのただの喧嘩。そう捉えられてもおかしくないと思う。

だからこそ、世界中多くの人の本能を刺激するんだと思う。
もちろんながら、ラグビーはただの喧嘩ではない。ルールがあり、敵も味方もチームで動く「ゲーム」であり、その「ゲーム」に勝利する為には戦略、戦術と言うものが必要になってくる。良くも悪くも日本人はなかなか「ゲーム」としてのスポーツが理解出来ない。これは江戸時代から戦争が少なく、武術を武道に変えた部分が大きいからだろうか。だが、これは歴史学者に聞いたがいいだろう。

日本ラグビーは、「One for All, All for One」という言葉を好んで使っている。ただこれを「1人はみんなの為に、みんなは1人の為に」と訳してしまうのは、現代のチームスポーツで間違いとは言わないまでも、古い価値観になりつつあるのではないだろうか?そもそも自己啓発や教育の為に、ラグビーをするのではなく、ゲームとしてラグビーをする筈です。だから、私は上記の言葉よりも「一は全、全は一」と訳す方が現代のラグビーをとりまく環境を考えると機能的ではないか、と考えている。

一人のプレーは全員に繋がっている。基本的に、ラグビーに個人プレーは存在しない。しかし、個のプレーのクオリティで差が出るスポーツである事は何ら疑いようが無い。そこで生まれてくる僅かな差が、結果という明確な答えとして全体に繋がってくるのだ。

自分自身も闘球求道者と名乗っているの以上、己の「道」の部分も色々語りたい。

ラグビー道とは、一体如何なるものか?と。

私は、常に私自身に問いかけ続けている。
本来ラグビーはゲームであり、娯楽だ。本来価値を求めるものではないのかも知れない。ただその中で、成長出来るなにかは見つけやすいスポーツなのではないかと思っている。その「道」の部分を非常に大切にして行きたいとは思ってはいるが、このnoteでは、ラグビーのゲーム部分、「術」としてのラグビーを軸に、その中で「ラグビー道」たるものを探求していければと思っている。

そして、それをラグビーの「未来」へと繋げたい。

ラグビーの全ての試合は、ラグビーの未来に間違いなく繋がっている。
それはまるで、「ヒカルの碁」の神の一手のように、子供から大人、プロ選手、連れられて初観戦した何も知らないお母さんなども含めた、そのラグビーに関わる全てのプレイヤー、全てのファン一人ひとりが、輝かしい未来を紡いでいく大切な担い手なのだ。

来年にはラグビーワールドカップも控えている。これからさらにラクビーが注目されていくだろう。だが、ワールドカップ期間だけの狂騒にしてしまっては、未来へとは繋がらない筈だ。
これからこの国のラグビーが、より文化的にも、より商業的にも更なる発展を遂げる為にも、そして安全に楽しんでプレーする為にも、ルールやテクニック、戦術の浸透が必要だと思う。これは、勝敗にも直結してくる話しになるだろう。

と、固く書いてみました。今回は、プロローグとして私のスタンス、想い、考えをまず書きました。これに共感してくださる方が多くいたら嬉しいですし、これからどんどんと具体的な内容を更新していきます。そして、より活動内容を広げる為に、クリエイターサポートも設定しようと思っていますので、どうかサポートして頂けるのなら幸いです。

今の所ではありますが、お近くにお住いならタックルバック持ってくれでも、球拾いしてくれでもなんでもしたいと思っていますし、個別に質問、相談、批判等あればいつでもお待ちしています。

ラグビーを未来へと繋げる為、楕円球の描く放物線に魅せられた者として、素晴らしい「未来地図」を共に描いていきませんか?これを読んで頂いてるあなたも未来への大切な担い手の一人なのですから。

また以前からnote、アメブロ、Twitter、FBから見て頂いてる方は、重複する部分が出てくるかも知れませんが、どうかそこはご容赦下さい。

そして、これからもどうか宜しくお願い致します。

著者 : DT
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編集者 : ダーマス(ラグビーシロウト)
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