井上ほの花さんと出会うまでと出会ってからの話。(前編)

突然ですが井上ほの花さん(声優)を推しています。これは公式設定です。



◆井上ほの花さんと出会うまでの話

突然ですが森久保乃々(アイドルマスターシンデレラガールズ)を担当しています。これも公式設定です。

同時並行的に浅利七海(同上)も担当しています。もちろん公式設定です。


★2016年頃


森久保乃々に第五回シンデレラガール総選挙の結果からボイス付与が決定、発表&カード実装。CVは高橋花林さん。

正直なところ名前を知らない方でしたので、

「いったいどんな方なのだろう…」と、出演されている作品やこれから出演される作品などのリサーチを開始。

「担当アイドル」という言葉に対する思い入れがとても重い人なので、「担当を任せる」人を知りたい気持ちが強くありました。


その当時でリサーチしていたタイトルを以下に記載します。

・青空アンダーガールズ(青ガル)

・ソラとウミのアイダ(ソラウミ)

・名前忘れたロボットゲーム…


★2017年頃


それらのゲームがリリースされたのは2017年の事ですが、情報公開などが早めにあったりもしたので、そこから追いかけていました。

今見ると青ガルもソラウミもどっちも噛んでるじゃん!って話なんですが、この頃は意識していませんでした。

ということで当時集めていたグッズも高橋花林さんが演じるキャラクターのものに偏っています。

ソラウミに関しては直筆のサイン色紙が当選したりしました。これは今でも宝物です。


またソラウミに関しては(コンテンツが抱えていた問題もありますが)イベントの当選率がとても良く、

作品用ラジオ番組の公開録音に当選したりと接近戦の機会に恵まれていました。

そしてゲームアプリのリリースに伴いとりあえずゲームをプレイしてみるわけですが、

まあいつも通りお目当てのものがガシャで引けません。物欲センサーは悪です。

とりあえず引いた強いものを使う感じでしたが、必然的に強い=使うということになるので、

使えば使うほど声を聴くことになります。


当時の自分としては、森久保乃々に声が着いたので次は「浅利七海に声を…」と思い始めているタイミングです。

声を…といいつつ、脳内ボイスと会話する日々を過ごしていたわけですが、ソラウミに触れてここで気づきを得ます。

ソラウミでは井上ほの花さんはルビー・安曇という子を担当されています。

声が脳に来るタイプの天真爛漫な子なのですが、脳に来るタイプの天真爛漫な子がもう一人頭の中にいました。


そう、浅利七海です。


ここから全ての歯車がおかしい方向へ進み始めます。


しばらく脳内の井上ほの花さんに浅利七海のセリフを喋らせていました。ギャラは未払いです。

演技中の抑揚のつけ方などを頼りに脳内で微調整を重ねていった結果、これがどんどん型にはまっていくのです。

当時存在しない概念であるところの「浅利七海(CV:井上ほの花)」をベースに、

浅利七海への思い入れ、井上ほの花さんに対する感情が高まっていきます。


その中で生まれたのが、

浅利七海役井上ほの花(素振り)

の素振りです。


元ツイートを削除してしまったため詳細な日時は不明ですが、

2017年のクリスマス頃に一度素振りをしています。

削除した理由は至ってシンプルで、「純粋に意味不明」「140文字全部使い切るのが普通に怖い」「言うと叶わなくなりそう」だからです。


このあたりから急激に井上ほの花さんに言及するツイートが増えます。


★2018年頃


妄想が暴走する頃合いです。

明確に「推し」という言葉を使うようになるのはだいぶ先ですが、現在の判断基準に照らすとこのあたりから「推し」判定になります。

確認できる範囲で浅利七海と結び付けた発言が残っているのがここからです。


というか現存する最古のツイートが「浅利七海のCVに井上ほの花さんがきたらいいなあって言い続けたい」ってどういうことだよお前。


この年はソラウミのアニメが放映された年でもあるのですが、話はここから急にナナシスへ移ります。


知人に声をかけられ、東京都の日本武道館で行われた

「Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ 『Melody in the Pocket』 in 日本武道館」に現地参加をしました。

当時のナナシスの知識としては、「リリース直後は触れたが音楽ゲーム要素がつまらなかったので辞めた」という状況でした。

キャラクターも曲も分からない(SEVENTH HAVENは秋葉原で聞いたので知ってた)、そんな具合。

個人的には結構好きな「初見で刺さったものに刺さるライブ」です。

まあ当然抵抗の余地なくQoPに刺されるわけですが、それ以外に刺さったものが

ひまわりのストーリー(Le☆S☆Ca)と星屑☆シーカー(WITCH NUMBER 4)です。


特にひまわりのストーリーがエモーショナルな方面で刺さりました。

ひまわりのストーリーは今でもナナシスでトップクラスに好きな曲です。

他候補はSTAY☆GOLDとか、みんな好きなやつです。


ここからしばらくナナシスはQoPとLe☆S☆Caを中心に聞いていくことになりますが、

そもそもこの時点のLe☆S☆Caのメンバー構成は、

上杉・ウエバス・キョーコ(CV:吉井彩実)

荒木レナ(CV:藤田茜)

西園ホノカ(CV:植田ひかる)

以上の3名です。


この3名の中でしいて言えば…となるのは植田ひかるさんでした。

理由という理由を挙げるほどでもないのですが、癒されました。


その後行われたナナシスの4thLIVEは都合で参加できなかったため、

旧メンバーのLe☆S☆Caを見た最初で最後のLIVEとなってしまいました。

この時点のナナシスに対する優先度は「他に予定が無ければ行きたい」くらいです。


★2019年頃


森久保乃々の担当Pとしてはいろいろあった1年ですが、本記事の主旨から外れるため割愛します。


まずこの年は年初(とはいえ2月末ですが)に重大な発表がありました。

上杉・ウエバス・キョーコ役の吉井彩実さんが声優活動を引退されるということで、キャストの変更が発表されました。

これだけでも大変ショックな発表でしたが、続けて荒木レナ役の藤田茜さんの降板が発表されました。


3人ユニットのLe☆S☆Caのうち2人が入れ替わるということは、非常に重大な事です。

自分としてもかなりショックを受け、同時に「その前に見ることができて良かった」とも思いました。


藤田茜さんの降板が発表されて間もなく、続報(新キャストについて)が発表されます。


上杉・ウエバス・キョーコ役:井上ほの花さん

荒木レナ役:飯塚麻結さん


推し(レベル)声優が自分の好きな作品の好きなユニットに配役される瞬間です。

本来であれば喜ぶべき場面ですが、この件に限ってはそうではありませんでした。


この件に関しては今も完全に飲み込めているわけではなく、初めてみたひまわりのストーリーを思い出すことも多いです。


その数か月後、上杉・ウエバス・キョーコ役としての初舞台を迎える事となります。

この年から(厳密には年初に行われたソラウミのDVD発売記念イベントから)井上ほの花さんを目当てに行く現場が増えていきます。


初めてステージで見る井上ほの花さんに対して自分の感情は「悲」でした。

大きな会場で歌っている姿を見れたことは嬉しかったのですが、それ以上にキャスト交代への悲しみが深かったのです。


ここまで来て、ナナシスが「行きたいコンテンツ」になっていたことに気づきました。


そして全く関係ない方面で、事件が起こります。


井上ほの花、Le☆S☆Caという組み合わせです。


レスカ、れすか…


そう、「浅利七海の特徴的な舌っ足らず」です。

このニアピン賞ともいえそうでいえない事件がきっかけで、より浅利七海役の井上ほの花さんを意識することになります。


その結果生まれたのが、現存する素振りであるところの140文字素振りです。

これに関してはもう後には引けぬ、ということで削除をしませんでした。

ある意味で覚悟の現れでもあります。

ここまでくると浅利七海のボイス付与に対する焦りなども大きくなってきていて、

「まず声が着かねばスタートラインにすら立てない」と意気込んでいました。


そこからは妄想も悪化を辿り、他のコンテンツで姿を見るたびに「です」が「れす」に聞こえないかなあ、など

コンテンツ単位で見れば非常に失礼な人間に変貌していくこととなります。今思うと普通に酷いですね。


★2020年頃~現在

コロナウイルスが猛威を振るうことになる年ですが、日本としての本格的な対応が始まる前の2月にバースデーイベントに参加しました。

その際はルビーやキョーコのグッズなどを身に着け参加したのですが、頭の中の2割くらいは浅利七海がいました。

「無関係のコンテンツを無関係の現場に持ち込まない」を信条にしているのですが、この頃になると最早漏れ出ています。


ツーショットチェキを取る際に握手させていただいたのが初めての物理的な接触でしたが、その時の感想は

「熱っっっっっい!!!!!!!!!!生きてる!?!?!?!?」です。気持ち悪いですね。


このイベントが行われたのがシンデレラガール総選挙の前だったため、

この選挙で七海に声を付ける!そして…!!!!と強く意識していました。結果は圏外でした…。

ここから全く関係のない焦りが生まれていきます。


あくまで自分の最大の願いは「浅利七海役井上ほの花」であって、

「浅利七海にボイスがつくこと」「井上ほの花さんがアイマスに出演すること」はもはや前提的な願いでした。


この最大の願いの困難な点は、

「そもそも浅利七海にボイスが着かない可能性がある」という点に加えて、

「他アイドル(他ブランド含む)で井上ほの花さんが選ばれてはいけない」という点です。

特に厄介なのが「他で選ばれてはいけない」という点でした。


この時期から追加されるアイドルすべてに対して、「誰だ?」という不安が生まれていました。

そんな疑心暗鬼な状態で迎えた「第2回ボイスアイドルオーディション」で遂に、

「浅利七海にボイスがつく」という願いを達成しました。

結果発表で1位が発表された瞬間、担当アイドルが1位を取った瞬間です。

そんな喜ぶべきシーンで、自分が思ったのは「本当の闘いはここからだ」ということです。


自分にとっての浅利七海の声は井上ほの花さんであり、その浅利七海とここまで歩いてきたからです。

もちろんそれが叶わなかったからといって担当を辞めるというわけではありませんが、

自分の今までの道のりを大切にしたいという想いもありました。


ハチサマ5やナナスタライブを経て、2021年8月21日。

前年度の結果発表~声優発表のタイミングとガシャの更新日を考えるに、「今日」。

運命の日がやってくる瞬間でした。


前日が普通に忙しかったため、起きたのはなんと16時過ぎ。

Twitterのトレンドに「井上喜久子」のみが残っていて、それ以外の情報はすぐに把握できませんでした。

「あぁ、何かの作品に出演されるのだろうか」と思って開いてみると、目を疑う光景が広がっていました。


朝(夕方だけど)起きたら全くアイマス関係ない人が自分の担当アイドルの告知をRTしているんですよ。

一般論・常識的に考えたら寝ぼけてます。完全に夢です。


ただし、自分にとっては衝撃的な出来事でした。

全く関係ない人がアイマスの告知をRTしている、その理由はたったひとつです。


関係者になった、ということです。


個人的な見立てとして、井上喜久子さんが関係者でありかつアイマス、

それもシンデレラに関与する可能性がある人はオフィスアネモネの中だとながえゆあさんが筆頭でした。

同じ事務所のメンバーから選ばれた、という意味であればニアピン賞としてネタにできたかもしれません。

誰であれ担当のボイスを担当される方は気になるというか知らなければならない事ですので、恐る恐る情報を深堀りしました。


そこで自分が見たものはもう皆様の知る通りです。


自分と同じく高橋花林さん(や立花理香さん)からソラウミを知った人は「ソラウミの人か!」となったかもしれません。

あまり外に向けて大声で井上ほの花さんを推していることを言っていなかったこともあり、

「あいつ遂に担当に声が着いたんだな!おめでとう!」と思ってくださった方が大半かと思います。

直接お話しさせていただいた方の一部が「えっ…??????」という反応になっていたのが今でも印象的です。



前編ここまで。既に非常に長くなってしまったので、続きは後編で。




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