母の字
僕の母は、とても字が綺麗です。
そんな母は僕が幼い時、
『字なんか読めりゃいい。
形が綺麗じゃなくたって、
丁寧に心を込めて書いた字なら
見ていて気持ち良いもんだ。
だから字は””綺麗に””じゃなく
””丁寧に””書きなさい。』
と教えてくれました。
僕がどんなに丁寧に書いたって
母のように綺麗な字は絶対に書けないけれど、
今でも字を書く時は、心を込めて丁寧に。
昨年末に帰省した際、
僕が書類を書いているのを見た母が一言。
『もっと勢いよく書いたら?
その方が達筆で綺麗な字に
見えるかもよ?』
おい。
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