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『命の尊さと行動の勇気』- 知覧特攻平和会館で学んだこと

私は今世界一周バックパッカーをしています🎒この決断に対して「行動力あるね!」と褒めていただけることがあります。

元々こういう性格だと思われることが多いのですが、実はそうではありません。やりたいことがあっても「自分にできるかな、、」「周りの人にどう思われるかな、、」と一歩踏み出せず、先延ばしすることが多々ありました。

そこで今回はそんな私を変えてくれたきっかけについて書いてみようと思います✍️それは、死について考えたことです。

一昨年の冬、知覧特攻平和会館に行きました。この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦中に、特攻作戦で亡くなった隊員の遺品や関係資料が展示されています。特攻とは、飛行機もろとも敵に体当たりして攻撃をすることです。つまり、敵に打撃を与えた先には死が待っています。


展示品の中でも特に考えさせられたのは、特攻隊員が書いた手紙です。愛する家族や子ども、恋人に宛てて、特攻前に書かれたものです。

そこに記されていたのは、残される人たちへの感謝と愛の言葉、そしてこれからも強く生きて欲しいという願いでした。明日死ぬと分かっているにもかかわらず、手紙から伝わってきたのは恐怖や不安ではなく、愛する人への感謝や日本のために戦う強い意志でした。

さらに驚いたのは、この手紙を書いたのが私と同年代、あるいはもっと若い世代であることです。
そこで初めて、"明日死ぬ"とはどんな感覚なのか、もしくは大切な人が明日死ぬとしたらどんな気持ちになるのか考えました。

私は無意識に「今は人生の序盤で、この先何十年も生きる。だからやりたいことはいつかできるだろう。」と思っていました。ですが、隊員たちの手紙を見ているとこの時代の日本で生きていること、やりたいことができること、大切な人に会えることが奇跡のように感じられました。

この経験から、やりたいことをやれる恵まれた環境に感謝し、先延ばししないこと。また大切な人に感謝の気持ちを伝えることを意識するようになりました。


またそれと同時に、先代が日本のために命を尽くしてくれたおかげで今の日本があることに感謝の念が湧き上がってきました。

「今を一生懸命生きないと御先祖様に顔向できない。それが日本のために亡くなっていった隊員達のために自分ができることだ。」

そう感じたことが、世界一周を決断したことに大きく影響しています。


この経験は、私の死生観に大きく影響を与えたものでした。
知覧特攻平和会館には、隊員直筆の手紙の展示があります。直筆の手紙を前にすると、隊員達の思いに触れる感覚になります。

ここは、大切な人にぜひ訪れてみてほしい場所です。なかなか遠くて行けない方は「俺は君のためにこそ死ににいく」という映画をご覧ください!!これもぜひ見て欲しい映画です☺️


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