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台詞置き場。

結構ジャンルバラバラに置いてます。
公開配信等色んな人の目に触れる場所で使う際は作者名(アルナ)/URLのどちらかを書いて頂けると助かります。
使用報告要りません。使用方法問いません。(自作発言は禁止)
個人練習等々、使っていただけますと大変喜びます。跳ねます。随時追加していきます。よろしくお願いします。 


《1》
自分だけの人じゃないのに、勝手にその人の周りに嫉妬して。そんな自分が気持ち悪くて、大っ嫌いで。
相手の為を思って離れようと、頭では理解していても、体は全く逆のことをする。これ、所謂依存ってやつですかね。こんな醜い感情を、恋と呼んでしまってもいいんですかね。
分からないんです。辛いんです。苦しいんです。手遅れになる前にあの人の前から消えてしまえたら。ずっと思ってます。でも、出来ない。行動に移せない。
やっぱり私、大っ嫌いです。

《2》
『助けてあげる、君の辛さは痛いほど分かってるよ。』
今迄に何度も聞いて、何度も裏切られた。私は助けてなんて言ってない。私に辛さなんて微塵もない。何が分かってる、よ。何も知らない、の間違いじゃないの?
一方的に差し出された手なんて取れるわけないでしょ。なんなら私は救って欲しいなんて言ってない。
貴方は心の底から私を心配してる訳じゃない。只人を救ったという称号が欲しいだけ。
そんなものに私を利用しないで。煩わしい。二度と私に触れようとしないで。

《3》
月が綺麗で、虫の声が煩かったあの日。僕は友人を殺しました。仕方なかったんです。彼が死にたいっていうから。僕はただ、手伝ってあげただけなんです。
目の前で、見えない月を眺めながら、笑顔で死にたいと言う彼が、嫌に美しく見えて。
君がそう望むならと、跡がつくくらいに、煩い虫の音が聞こえないほど、夢中であの細い白い首を締め上げて。
あの日ほど死人を美しいと思うことは、もう生涯ないことでしょう。

《4》
僕が愛してやまない君。抱きしめたいのに、手が届かない。嗚呼、今すぐ触れたい。もどかしい。早く、早く。大丈夫、あと少しだ。あと少しで、君と一緒に逃げられる。
『おい、目を覚ませ!残念だが、あいつは…もう…』
…嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ。だって、ねぇ。目の前に、いるじゃないか。もう少しで、手が届く。赤色の服を着た、真っ白な肌の…
死人と化した、愛しの恋人に。

《5》
『どうせ叶わない恋なら、僕、君のお友達になるよ。君の傍に居られるのなら、一生お友達のままでいるよ。』
そう彼は言って。叶わない恋を道連れに、海に幼い身を投げた。

《6》
黄昏時の赤い夕焼けは、形無しで。紺桔梗の空が、辺りを暗く染めあげる。
人気のない海辺に虚しく響くのは、掠れ音の糸雨と、海砂と塩水の擦れる声。

《7》
君も私も、最初から存在していなかったのかもしれない。
土も、海も、空も。
全部誰かの夢…妄想でしかない。
水の中を泳いでいる魚達がいるように見えても、本当はそこには何も無くて、偽物の私達に想像するよう仕向けた人の虚像で。
この世界は、誰も居ない、何も無い世界。
そこに、ただ、静かに雨が降っている。
誰かの夢なんだよ。きっと。

《8》
ずっと、ずっと、探してた。私だけの恋を。私だけの愛を。やっと見つけて、嬉しくて。
今度こそ、手に入れたくなった。
そしたら、目の前の恋を見る度に私の理性は崩壊していった。慌てて残った理性を探して。探して、探して、壊れていないまともな理性を掻き集めて。
でも、その残った理性は看取るからと目の前の恋を刺してしまった。私の理性はもう既に手遅れだった。独占欲という毒に侵されていた。もう救われない。救えない。好くことも赦されない。哀しき人間と成り果てました。

《9》
助けて、助けてって人は言うけどさ。
具体的にどう助けて欲しいか教えてくれないから困るんだよね。
欲しいのは見た目だけの救い?
それとも今っていう時間の延長?
そこんとこちゃぁんと教えてくれないとさ。僕めんどくさがり屋だから。死っていう最も簡単で楽な救いを、一方的にあげちゃうよ?

《10》
鍵、かぎ、カギ。心にカギをかける。
良い子でいなきゃいけないから、無駄な感情を出さないように。無駄な思考を、奥底に閉じ込めるために。心にカギをかける。絶対に開かないように、いくつもいくつもいくつも、カギをかけて。かけられて。
良い子でいるために。他人が望む、私という皮を被った操人形(マリオネット)になるために。
これからも、ずっと。鍵をかける。

《11》
後ろから声がする。
頑張れ、頑張れって。
あと一歩を踏み出せない僕に対して。
『勇気をだせ。』
嗚呼、判ったよ。僕はきっと──
…僕は、勇気をだして。
高い屋上の縁から、身を投げた。


《12》
愚かしい。愚かしい。
人なんて、皆馬鹿で愚かだ。自分の益の為に他人を引きずり落とし、蹴落とし、挙句の果てにはその息の根を止める。
嗚呼、本当に救いようのない奴等だ。
だから私は今日も人を殺める。
人ではなく、鬼として。


《13》
僕は良い子だ。良い子だった。
清く正しく美しく。清楚な優等生として。
父様と母様の期待を裏切らないように。自慢の子であるために。なのに、それなのに!お前のせいで僕は穢れた!お前がいなけりゃ僕は、僕の全ては美しいままでいられたのに!お前のせいで!!穢れたんだよ!!

《14》
…そうだね、別にこんなことしなくたって生きていけるよ。けど、気持ちいいことしたら長生きするってもんでしょ?ただ、昨日の相手が君の彼女だったってだけだよ(笑)

《15》
救われない?苦しい?死にたい?へぇ、奇遇だね。私も苦しんでるよ。止められなかったから。救えなかったから。
死ぬ音だけは今も鮮明に耳に残ってる。君の思考は、私には理解できない。

《16》
あーうるさ。こんなことでギャーギャー騒ぐとかガキかよ。悦がったり喚いたりお忙しいことで(笑)

《17》
僕が好きなのは君の身体で、心じゃない。僕が愛しているのは君であって君じゃないんだよ。勘違いも程々にね。

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