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長くて短くて長い、そんな道程。

※今回初めて自らの意思で自主的に感想文を書き殴ります。
私の5年以上分の想いを。
駄文、長文となることを先にご容赦ください。 





【注意事項!!】

※ここから先、盛大な自分語り。圧倒的に身勝手な解釈

そして「さなのばくたん。」に関する重大なネタバレが多分に含まれます。
また、メタ発言も含まれます。

ばくたん。以外のイベントや事象についてはおそらく殆ど触れていません。(そうしないと多すぎてnoteを完結させられないので…)









【出会い】

・Vtuberとの出会い

まず、私が「Vtuber」と言われる者に出会ったのは2016年。
YouTubeに唐突に現れて「理想の姿」で好き放題する女の子を見た時だった。

当時ドロップアウトして何もできずに自室で寝込んでた私は、自室よりも更に無機質な部屋の中でも必死に光り輝こうと奮闘してるその女の子の姿に目も心も奪われた。
それからは増え続けるVを手の届く限り精一杯見漁った。

そんなVの者達に力を貰い、なんとか浮上して働き始めた。…のはいいものの、今度は時間が無くなって気がつけばVの者に触れることなど殆どなくなっていた。

・名取さなとの出会い

そして2018年3月末。
いつも通り仕事から帰った金曜日の深夜。ぼーっとTwitterを眺めていた時に1人の女の子と出会った。

当時は見た目で完全に一目惚れだった。
ただ単に「あ、可愛いな」「ツーサイドアップ&赤眼の女の子好きなんだよな」ってだけの軽い気持ちだった。
そしてなんとなくフォローしたら即フォローが返ってきた。

※画像は今は全然使ってない前のアカウントの物です;;

まぁ好きになるよね。せんせえになる前まではすごくチョロかったので…。

そこからは可愛いナースに癒される楽しい日々が始まった。
ところどころに少し不穏な発言があったものの当時のVの者たちの流れもあり、
「まぁエッセンスとして加えてるんだろうな」
と思っており、私が深く考えることはなかった。







……あの日、「ばくだん。」が投下されるまでは。

・1つめのばくだん。

これにより、私の中の「名取さな」に対する価値観、解釈は完全に変わった。
もちろん当時から悪魔やら吸血鬼やら齢数億歳の人外Vは当たり前のように存在していたし、「裏設定が過多」なVも多かった。
そして私もそれらを「この界隈はそういうものなんだ」と漫然と受け入れていた。

それでも、この「ばくだん。」はそんなふうに漫然と受け入れるには、あまりにも重すぎた。

他のVtuberとは絶対的に何かが違う。
凄くメタい話だが、所謂「設定」とかそんなレベルの話じゃない。
これはおそらくメディアには殆ど露出することのない「現実」。
なぜかそう直感が告げていた。

今まで私を楽しませてくれてた可愛い女の子は。
私を癒してくれていたナースさんは。
もしかしたらドロップアウトした時の私と同じ。
いや、それ以上に重い何かとんでもない「現実」を抱えてるのかも知れない。

確実に胸の奥に引っかかるシコり。
しかし考察に触れる勇気も無く、仕事にも追われているうちに何事もない、またいつもの日常に戻った。
なんせ数日後に見た配信が「コレなので…。






【さなのばくたん。 -バースデイ・サナトリウム- Powered by mouse】

そんなこんなで時は流れて2020年。
いまや伝説となるソロイベント「さなのばくたん。」が発表される。

その頃にはもうすでに「現実」に触れる勇気も、そんなつもりも全く無く、完全に見ないふりをして忘れたことにしていた私はイベント開催も手放しで喜んだ。

ばくたんは時世柄もあって、開催直前に中止となってしまったが、
YouTubeの配信にて「さなのばくさん。」としてお披露目された。
3Dのさなちゃんねる王を見て嬉し泣きしたり笑ったりしながら、存分に楽しみ、イベント中止を悔しがった。

私にとっては幸いなことに、さなのばくさん。内でも「現実」への言及は全くなかった。
それどころか開幕から「次回、リベンジイベントへ続く!」の表示。
「あぁ、まだまだ続いていくんだ」
と心のどこかでホッとしていた。…気がする。

・2つ目のばくだん。

ところがその9日後、さらなる「ばくだん。」が投下される。

ずっと忘れていた、忘れたかった「現実」。設定じゃない、「現実」。
名取さなが提示してくれたものの。見ないようにしていた「現実」。

…それでもなお、私には見れなかった。というより見たくなかった。

ここまでの生活でもう、楽しい日々を知ってしまったから。
そんな「現実」を見てこの幸せな日々を失うのが怖かったから。
見てしまったら終わると思ったから。

そして、それからの日々も、私の期待通りに特段何も変わらなかった。
もちろん一抹の不穏さは残るものの、普段通りの明るい配信が始まる。
そして仕事に追われる、気が付けばまたいつも通りの生活に戻っていた。







【さなのばくたん。〜ていねいなお誕生日会〜 Powered by mouse】

それから1年後。
2021年に待望の「リベンジイベント」が発表される。
規模を拡大し、盛大に執り行われることとなった「さなのばくたん。」
私はネットチケットを購入する予定で自宅で見る準備を進めていたが、ふと2020年の「ばくさん。」が頭をよぎる。

「リベンジイベントへ続く!」

それでは…。
このリベンジイベント「さなのばくたん。」が終わる時、どうなってしまうのか。

これを真に見届けるためにはこれ以上逃げ続けるわけにはいかない。
そう考えた私はここまで避け続けた「現実」に自ら足を踏み入れた。
ニコニコ動画に上がっている考察系の動画を何度も何本も見漁り、「2つのばくだん。」も何度も見返した。
そうこうしているうちにイベントの当日を迎えた。

ようやく重い腰を上げ、今まで逃げ続けてきた「現実」に足を踏み入れたものの。
覚悟が決まり切らないままに、それでもイベントは開演する。
私の葛藤なんてなんのその、何事もなく楽しいイベントは進行していく。
成長しまくったおうたに地獄企画の大喜利大会。理不尽な解釈一致クイズ。
嬉しい新発表に新曲。涙のお手紙にさなのおうた。

最高のイベント。私が望んでいた大団円のイベント。
もう考察や直前までの不安など完全に頭から消え去っていた。

・3つ目のばくだん。

直後、心臓が止まるかと思った。比喩表現ではなく本当に胸が締め付けられて痛かった。
あまりにも唐突に投下された「3つ目のばくだん。」は、私の情緒を破壊するには充分過ぎた。
そこから先は何も入ってこなかった。
気がつけば自分の心臓の音と豆と狸が仲良くアナウンスする声が遠くで聞こえていたのを覚えている。

数日後、やっとの思いで覚悟を決めてアーカイブの最後を見返すまで。
「さなのおうた。」からぽこピーのアナウンスまでが本当に一瞬の間だったことにさえ、気づかなかった…。

その後の同時試聴も勿論楽しみだったし、実際に楽しかった。
でも心底気が気じゃない。
最後の最後に「ばくだん。」が控えていることを知っているから。
けど、いざ蓋を開けてみれば同時試聴中であるはずの名取は全く触れない。
それどころか「ここなに?」ってコメントにさえ「なにって…ピーナッツくんですけど…w」のアンサーを返す。

正直…嬉しかった。
名取さな本人が「現実」に触れたら全てが終わると思っていたから。
触れないのなら。本人に触れる気がないのなら。
「まだまだ終わらないんだ。」そう思えたから。

実際、いつもどおり仕事に追われる幸せな日々がまた始まった。

【さなのばくたん。-メチャ・ハッピー・ショー- Powered by mouse】

そしてまた1年後の2022年。
さらに規模を拡大した「さなのばくたん。」が発表される。
今度もネットチケットでの参戦だったが悩むこともなく、すんなりとチケットの購入は行えた。
たとえ何かがあったとしても「名取は触れないし、触れないのなら終わることもないだろう」という謎の信頼感があったから。

そしてそれは現実のものとなった。
イベントは順調に始まり、さらなる成長を遂げたおうたに嬉しい発表。
途中トラブルはありつつも楽しく進行し、最後にはさなのおうた。
ここまでは平和で楽しいイベントだった。

……ここで2021年のばくたん。を思い出して少しばかりの緊張が走る。
1年前には、さなのおうた。の直後にばくだん。が投下されたから。

しかしそんな私の緊張とは裏腹に流れたのは「メチャ・ハッピー・ショー」のインスト、そしてイベント終了を告げる皇女様のアナウンスだった。

「現実」

考察要素の「こ」の字も出てこないままに2022年のさなのばくたん。は終わった。
本当に「大団円」の幕引きだった。

…そして「ばくさん。」の時のような「時差ばくだん。」もなかった。

その後の同時視聴は本当に気楽で楽しみなものだった。
このイベントに「ばくだん。」がないことを知っているから…。








さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ- Powered by mouse

そして来たる2023年。
ばくさん。を含めると4度目となる「さなのばくたん。」の開催が発表された。
「今年は仕事の日程的に現地に行けそうだ!」
そうウキウキしながらふとキービジュアルを見直した時、汗が噴き出て止まらなくなった。
そこに「現実」の名取さなが明確に映り込んでいることに気づいてしまったからだ。

エビのツイッターより



「意図せずとも見えてしまった現実」


「全てがおしまいになる。」そう思った。
それと同時に今回だけは。2023年のばくたん。だけは。
何としてでも現地で見届けないとダメなんだと、本能が叫んでいた。

…だが無情にも。
現地チケットの予約抽選には落ちた。
販売開始後の現地チケットも売り切れた。
「もう終わった。」
そう思っていたが奇跡的に在庫が復活し、無事に現地チケットが入手できた

「このチケットを持って、現地で名取さなの『最後』を見届ける」

本気でそのつもりで準備をした。
何度も幻のを聴きまくった。
万が一、アーカイブが全て消えても後悔しないように。
全て無かったことになるのかも知れない。
そんな名取の生歌を、私だけでも一生涯忘れてしまうようなことがないように。

それと同時に重度の方向音痴の私自身が向かう初の関東地方。初のひとり旅。
とことん現地で楽しむ準備をした。
どんな「おしまい」が待っていたとしても、無事に、笑顔でいたかったから。




・現地入り

そして2023年3月6日、いよいよ現地入り。
あまりにも快晴。本当にびっくりするぐらい晴れ渡っている。

到着直後の現地

「今日もここチネチッタはきれいなお空」
そんなフレーズを思い出さずにはいられない天気だった。

そして現地、楽しすぎる。
エロイーズカフェに特設されたミュージアムは勿論、白熊堂、食炒音、ラ プチ フロマージェリー、UBU TACOS、タワ崎。
どこへ行っても名取さなとせんせえ達がいる。
本当に全てが幸せすぎる空間だった。

・3月7日

そして3月7日、やっぱり快晴な空の下。
お誕生日当日の朝からチネチッタはせんせえで賑わっていた。
さなコレVol.3の販売が告知されていたタワ崎には100人近くが集結し。
当日物販ではCLUB CITTA'の中、通路をも全てせんせえが埋め尽くした。
「ここにいる全員がせんせえで、名取のことが心底好きなんだ!」と一人で嬉しくなった。

そんなこんなで過ごしている内に気が付けば開場時刻が迫っていた。
川崎に来てからいろいろなことがあったはずなのに一瞬で迎えた気がするし、謎の吐き気を催すくらいには緊張した。
緊張のあまり開場1時間前だけでもトイレに5回は入った。

そして開場。私はかなり早めに入り、フラスタやパロポスターの撮影に勤しんだ。
時間的な余裕だけで言えばイベント後に撮影してもよかったが、
「おしまい」を迎えた後の精神で、まともに撮影するのは到底無理だろうと思っていたから。

そして館内に入り座ったのはシアター12のQ列2番
かなり後ろの席ではあったが、そのおかげで前に座るせんせえ達の様子が伺えた。
すでにピカピカ棒を振っているせんせえや、座っては席を立つを繰り返しているせんせえなどなど。
私はといえば、ただ硬い表情でこぶしを握り締め、注意事項などが流れるスクリーンを見つめていた。と思う。

・イベントの開幕

いよいよ「さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ- Powered by mouse
が始まる。
私はもうカウントダウンの映像が始まった時点で半泣きである。今思えばあまりにもクソ雑魚せんせえすぎる。
でもそんな状態になってしまったのは、全てのおしまいへと向かう、いわば「死のカウントダウン」に見えてしまったからだ。

そんな不安な気持ちで見守る中始まったのは「メチャ・ハッピー・ショー」そして「エッビーナースデイ」の歌唱。
名取さなの数あるオリジナル曲の中でも「安心できる曲」の2TOPがいきなり飛び出した。

それでもなお、不安が拭いきれなかったんだろう。
「happy bite」を含めた3曲を歌い終わった名取に「お祝いの?ふりふりは?」と求められた時、私は躊躇なくピンクのピカピカ棒を全力で振った。
普段の配信時のようなプロレスを仕掛けて無反応でいる余裕なんて既になかった。

その後はいつものコーレス、YouTubeの無料配信とのお別れ。
ここへきてようやく落ち着きを取り戻し、無料配信が終わってダラける名取に怒りの赤を突き付けることができた。

その後は森羅万象検索くんに搭乗する名取。
そして…

「汝の願いを叶えたくば、
まず汝と向き合うべし。」

この文字列が出た時。
「名取が『現実』と向き合うときがいよいよ来る!」と覚悟して唇を嚙みしめて見守っていた。
しかし待っていたのは「現実」ではなくパラレルワールド。
別世界にいる悩みを持ったそれぞれの名取だった。

「本当に王様として存在している名取」
「本当にキョンシーのふりをしている名取」
「本当に学生生活を送っている名取」

それぞれの世界線の名取の悩みをせんせえと名取が協力して解決していく。
この時間、ただ純粋に楽しかった。「やっぱり現地で参加型に混ざれるのは最高だ!」なんて思っていた。

そのまま元居た世界線に戻ってきた名取から嬉しい告知があった。
特に嬉しかったのはオンラインイベント「さなちゃんねる夏祭り」開催決定!の告知だった。
それはイコールで「少なくとも夏まで名取が存在する」という確固たる証明だったから。
この時点で私は心の底から安心しきっていた。

森羅万象検索くんが出した文字列のことなど忘れて。

元の世界に戻ってきた。嬉しい告知も終わった。
あとはシークレット曲を歌い、アンコールでさなのおうた。がきて終了。
「現実」はせいぜい2021年のばくたん。の時みたいに最後に少し出て終わり。そう思っていた。

・最後のばくだん。

しかし扉が開く音。
既に安心しきっていた私はここまで来てなお「現実」から目を逸らした。
サーナくんか?アヘエビか?ねこちゃんせんせえの悪戯か?
無理やりこじつけて必死に考えないようにした。

でも目の前にはよく知っている、後姿の「現実」が広がった。
私が数年間目を逸らし続けた、見ようとしなかったもの。逃げ続けたもの。
覚悟を決めて自ら足を踏み入れ、現地まで来て。
それでもなお、逃げようとしたもの。
あれがどんな感情だったのかはいまだにわからないが、あの姿が見えた瞬間からもう涙が止まらなかった。

そんな「現実」の患者名取が開口一番にぽつりと呟いた「わたしには悩んでいることがあります。」という独白。
ここまでずっとパラレルワールドの名取の悩みを解決してきたのに。
この絞り出すように訴えられた悩みを無視することはできなかった。

その後語られたのはせんせえ達が。いや、少なくとも私が。
よく知っている名取さなという1人の女の子の悩み。

「本当はナースじゃない」「自分ばっかり楽しんでる」「憧れてナースのふりをしているだけ」「みんなをだましている」「友達はすごいのに自分は外出許可すら取れない」「ここにいる資格はない」

目を逸らし続けてきたはずなのに確実に知っている「名取さな」の悩み。
慌てて飛び込んできたナース名取がこぼした「これは違くて!…いや違くはないんだけど…。ずっと想ってたことだけど。」の言葉の重み。
そして流れるパラレルワールドでお悩みを解決したときの回想。

純粋に楽しんでいたあの時間は実は本当に。本当に大切なものだったんだと改めて認知した。

「今日すごく楽しかった。」
「自分も一緒に楽しめている。それを大事にしたい。」
「本当にナースかどうかは大きな問題じゃない。」
「なりたかったわたしになるために名取は頑張りたい。」

ここまでの言葉の全てに頷きながらジっと見つめた。けど。

「今日ここで。せんせえたちの前で。わたしの悩みと向き合う、新しい約束をさせてください。」

続いたこの一言で、一気に胸がざわつき精神が、身体が震える。
今すぐ逃げ出したくなる。消えてしまいたくなる。

それでも。
あの名取本人が患者名取に触れて。
そのうえで「約束をさせてください。」とせんせえたちにていねいにお願いしてきたもの。
せんせえである私が。その約束を見届ける以外の選択肢はなかった。



・ゆびきりをつたえて

永遠にも感じた一瞬の静寂の後。
聞き覚えのない、でもなぜか知っているような気がする。
そんなイントロが流れ、患者服名取が姿を現す。

「誰かの手を煩わせてる わかんなくて自分のこと」

いきなりこの歌詞が飛び出して、曲が始まる前からずっと泣いているのにさらに涙が零れる。
歌の途中でナース服名取になってまた泣く。
声色も変わって更に泣く。
ただの衣装チェンジじゃない。理想と現実の邂逅に映ったから。

「ロウソクは少し増えた 思うほどこの世界は私をズルいとか思わないみたい」

次に聞き取れたこの歌詞で追加で泣いた。
気が付けばもう5年間も推し続けてたことを思い出したから。
ずっと頑張ってきた私の推しがズルいわけがないから。

「私がどんな人になったとしても 変わらずいてくれるんでしょ?」
「私はこんなふうにしかできない私のこと 好きになっちゃって構わないでしょ?」

当たり前すぎてまた泣いた。当然のことを質問してくれるな。俺はそれに弱い。
そして背中合わせで現れる患者名取とナース名取。当然無理すぎて泣いた。

「ねぇ あなたはどんな時の私が好き?」
「私はどんな時の私が好き?」

全部グチャグチャ。
もはや一周回って「『私はどんな時の私が好き?』の歌い方たまらん可愛いね。」とか考えてた。
そして曲調が明るくなる。そこでほんの少し緊張が解れた瞬間、もう無理だった。
なんとか無理やり声を押し殺すだけで完全にギャン泣き。とてもじゃないけど人様に見せられた顔じゃなかったと思う。

…そんな中、私のことを狂わせた「1つめのばくだん。」が公式に回収される。



・置き土産のばくだん。

1つ目のばくだん。の怪文書の日本語訳は有志のせんせえが解読しているのを何度も見ていたし、とてもとても印象的だったから覚えていた。

繧上◆縺励?
縺ェ繧翫◆縺九▲縺
繧上◆縺励∈ 

わたしの
なりたかった
わたしへ


そして今回。

繧上◆縺励?
縺ェ繧翫◆縺九▲
縺溘o縺溘@
わたしの
なりたかった
わたし
 を みつけてくれて ありがとう


号泣、嗚咽、放心。
気が付けばすでに周りは明るくなっており、すぐに西郷・R・いろりの場内アナウンスが聞こえてきた。

スタッフさんに誘導されるがままにふらふらと外に出る。
開演前から変わらずに佇むきれいなフラスタを眺めながら、「ちゃんと泣き止んだら外に出よう。」そう思っているのに涙が全く止まらない。
結局どうにも止まらなくて泣きながら外に出た。

出たはいいもののこのままじゃホテルには帰れない。
せんせえならまだしも、ホテルのフロントに見せられた顔じゃないし。

とりあえず”いつもの”噴水前に座る。そしてメモ帳にこのメモを記す。

noteに書き記して誰かに見せるかどうかはまだわからないけど。
落ち着いてからまた自分で。この人生を振り返りたいと思ったから。


改めてお誕生日おめでとう。
同じ時代に生きててくれてありがとう。
これまでも。これからも。
大好きだよ。名取。










【最後に】

まずキービジュアルの「現実」を見た時から「すべてのおしまい」を覚悟してた情けない過去の俺へ。
俺がおもっているよりもずっと。
俺の推しはずっと、ずーっと強かったよ。最高に強くて最強に可愛い。
小さな身体に、平たいお胸。
商業施設を丸ごとジャックするほどの力を持ったスーパーアイドルで、でも対等で。
すぐに俺らのことを殴ってくる。でもずっと悩んでる。
そして現実を受け入れてさらに前に進むことができる。そんな強い女の子だよ。

そしてここまで読んでくださったみなさまへ。
貴重なお時間を割いて、こんな長くて読みにくい文章を読んでくださったことに感謝しかありません。
公開する予定ではなかったので本当にお恥ずかしい限りですが、こんな怪文書を書き殴る、変な限界オタクがいたんだなと少しでも笑ってもらえたのであれば幸いです。














【本当の蛇足】
名取とせんせえの間で、明るくこのやりとりができるようになった。
さっきまで行われていた振り返り配信も少しの涙を浮かべながら見てたけど、このやり取りを見た瞬間もう限界だった。

家族へ。いい大人が真夜中にスマホ眺めながら突然声出して泣いてごめん。
そしていきなりパソコンの前でライブ見ながらペンラ振り回して暴れてごめん。


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