#10【こうするべきだ!これが正しい!を手放したとき、そこに広がる世界とは】
私は、1980年代の生まれです。
戦後、35年以上経ってから生まれたわけですが、1日の時間の多くを戦前に生まれ育った人たちと過ごしています。
その世代の人で、私が一緒に過ごす全ての人がとは思いませんが、
「三つ子の魂百まで」
3歳までに吸収し学び得たことは、100歳までも…というのをありありと見せてくださっている人はなかなか多いのではないかと思います。
ひとつ例に出してみましょう。
デイサービスで行う集団体操中の事です。
私が、皆さんの前に立ち、
「体操を始めまーす(^^)ニコニコ」
中略
「せーの、いーち、にーい、さーん、…(^o^)ニコニコ」
この調子で、皆さんで数えながら、
時々お話も入れながら、10分程の体操です。
この最中、とてもとても元気のいい90代女子が威勢の良い声を上げました。
「笑わないで、真剣にやって下さい。先生なんだから😤」
私はそれに対して、何も言わずに体操を続けました。
無視した訳ではないんですが、なんだかとてもその人が可哀想にみてたのを覚えています。
きっとこの人の中には、
「先生」という立場の人は、笑わずピリッと威厳のある人でなければならない。
というのがあるのでしょうね。
戦前の教育を否定はしませんが、その人たちの世代の方々が日本を作ってきたと言ってもいい世代。
ですが、戦争は終わり、世代交代を何度かして「今」があるので、いい時代になったなぁというなら、ほぉ〜今の世代のこと、考え方はそうなってるのかぁ〜と大きなココロで受け入れて欲しいと改めて願う出来事でした。
その人には、なぜニコニコしながら、体操をするのか説明したことはありましたが、受け入れていただけなかったなぁと記憶しております^^;笑
仕方ないですね。全ての人が当てはまる訳ではないですが、この時代、自分のやって来たことや考えがくるくる音を立てて変化して来たと思います。
その変化が早過ぎて追いつく暇もなかった人もいるでしょう。また変えたくなかったということもあるのかも知れません。
でも、こうも思うのです。
「◯◯でなければならない」
「◯◯するべきだ」
この考えを手放して、
「◯◯がいい」
「◯◯もいい」
と、多様性を受け入れられたら、さぞ穏やかに皆んなに楽しんでいただけるデイサービスになるのかなぁと思うと、私たちスタッフだけでなく利用者さんも、このデイサービスの空間をホッとする楽しい場所にしていくための担い手なんだなぁと思います。
皆んながハッピーなのがいいですよね♪
そうなったらいいなぁと思いながら、今日も1日仕事をしてきました。
では、今日はこんなところで。
るぅ先生でした♪
皆さんも楽しい夜をお過ごし下さい♪
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