無駄

自転車でバイト先へ向かう。漕がないと止まってしまう自転車は自分を焦らせるように感じる。

何もしていない空間に耐えられない。常にくだらぬあれこれについて考えては忘れ、休むことなく脳は働いている。

効率とは何だろう。近頃インスタントなものが世の中に溢れているような、そんな気持ちになる。世に出る動画はどんどん短くなり、それさえもまた切り抜かれる。

スピードが決められる。常に時間に追われている。逃げ出すようにまた今日もサボる。焦る。または焦っているふりをする。焦って生きる人が多分偉い。積み上げられたものは素晴らしく感じる。そうしてまた焦る。ずっとその繰り返し。

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