約15年ぶりにリアルの沼に落ちた話

一旦自分の中で区切りのタイミングになるので、約2年間の自分の為の振り返りと整理。

ほぼ記憶の羅列みたいなものなので読み物として面白いものじゃないです…!オタクの歴史とか見るの好きだよ、オタクの戯言に付き合えるよという海より広い懐の方のみどうぞ ▶▶▶



「声優増田俊樹」を初めて知ったのはアプリゲームIDOLiSH7のプレスリリースを見た時だった。
既に男性アイドルもので巨大コンテンツを有していたバンダイが新たに立ち上げるアイドルコンテンツ。アイドルマスターやうたプリにすっかり乗り遅れていた私は驚いた。さらにキャラデザは種村有菜先生。神風怪盗ジャンヌや時空異邦人KYOKO、満月をさがして等が青春ド世代の私(完全に年齢バレるやつ)。これはコアターゲット層ド真ん中なのでは⁉︎という期待。

そんなコンテンツをリリースから追えるという機会はなかなかないぞ、というところから興味を持ってスタートさせた。
そこから波はあれど8年アイナナマネでいるわけだけど、実は最初感謝祭等のリアルイベントは行ってなかった。

初めて参戦したのが2018年のIDOLiSH7 1st LIVE Road To Infinity、通称ナナライ1stだった。

それまで声優さんは人並み(人並みとは?)に好きだったけど、声優さんが登壇するイベントにはアイナナに限らず特に足を運ぶ機会もなく過ごしてた。

その頃は友人の影響からライブの楽しさに浸かりきってる時で、アイナナがライブ!?ライブは行きたい!ってなったのがイベントに行くようになったきっかけだった。

どんなものか想像もつかない中でナナライを体験して、その規模とクオリティにとにかくアイナナってすごい!最高!と興奮して帰ったのを覚えてる。

しかし初めて生で見る機会だったライブではコンテンツへの莫大な愛と感謝はあったものの、その時私は増田俊樹を見つけられていなかった(?)
キャラ推しは別にいるので必然といえば必然だったかもしれない。
(さらに翌年のナナライ2ndもほぼ同様で終わってる)

ナナライ2nd後コロナ禍もあってか、約2年間有観客でのイベントは無く、毎年続くと思っていた全グループが一同に会するナナライも開催されなかった。

久しぶりにアイナナのキャストメンバーを目の当たりにしたのは2022年1月に開催されたIDOLiSH7単独ライブOp.7、通称オプナナ。

そう、アイナナマネ歴7年目にして増田俊樹の沼に落ちたライブである。

知らない人向けに語るより早いので、よかったらこの動画を見て欲しい。2曲目をセンターで歌ってるのが和泉一織役増田俊樹です。

『IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7"』スペシャルダイジェスト

ここで別界隈でこの文章を読んでくれてる人がいるかもしれないので、少し個人的見解の説明を入れておくね。

増田俊樹さんはデビューはテニミュの幸村精市役と舞台俳優から役者をスタートさせてる声優さん。故にかはわからないけど、同業の人からも「憑依型」と言われたり、ライブ等では一部のファンからは「今日も増田俊樹は不在だった。代わりに○○(担当キャラ)がいた」と言われる板の上の自身の有り様にとてもこだわりを持っている方(個人的解釈です)。究極は2次元のキャラの設定に自身の体重やBMIを合わせるという声優としては常軌を逸した(褒めてる)行動に出ることもある。

話を戻そう。

今までアイナナ関連で良席に当たるという経験がなかった私。久しぶりの現地開催で私はアイナナマネ歴で最大の豪運に当たる。
席ガチャ当日e+を確認すると「Aブロック2列」の文字。え!?これ良い席!?とパニックになったのを今でも覚えてる。

当日席に着くと1列目の人たちが綺麗に自分より背が低くて視界良好。視界的には実質1列目だった(?)

大興奮で進んでいくライブ、そしてアンコール1曲目。会場全体に散らばるメンバー。メインステージ上手に来たのが増田一織だった。とんでもないビジュが肉眼で視認できる距離にずっといるという奇跡体験(ちなみに近すぎてオプナナ円盤映ってる)

マ ジ で ビ ジ ュ 良 ッ ……! ! !

肌白ッ!肌綺麗…!鼻筋彫刻かよ!!?
アイドル和泉一織における解釈違いは置いておいて(置くな?)、ステージ上で動く増田一織に釘付けになったのは言うまでもない。
興奮冷めやらぬままアーカイブを買い、1週間仕事をしている間以外は配信にかじりつき、その結果「アイナナ以外の増田俊樹も見たい」という感情が湧いてアイナナというコンテンツを飛び出し、増田俊樹の沼に落ちたと自覚した。


7年も推し続けたコンテンツから新たな推しができるなんて誰が想像していたことか。ぬくぬくの沼に浸かっていたら後ろからいきなり蹴られて見えていなかった沼に突き落とされた、そんな感じ。(どんな感じだ)
よくよく考えたら10代の頃推してた(推すという言葉すらなかったけど)J時代の鮎川太陽くん以来、3次元(言い方)に推しが存在しているという状態になって、界隈も初めて、SNSも含め進化した時代の推し活とは?と何から手をつけていいのか右も左もわからない状態からのスタートだった。

SNSがある、という状態で日常に不意打ちで推しから供給がある時代。
曜日が決まっているTV番組、月1の雑誌が中心だったところから飛び越えてしまったが故に供給量の多さに当時の私は若干頭パンク気味で「頭の中お花畑」ってインスタに残してたの今でも笑える。
この頃の私の話に付き合ってくれていた友人たちは漏れなく女神だと思う。

さて、まずは何から行動すべき?と迷ってるうちに発表される登壇の情報。あんスタ劇場版の舞台挨拶だった。
当然のように激戦の現地は落選し、最初の推し活はライブビューイングからスタートした。
この時自分への誕生日プレゼントとして買ったというアルマーニのスーツを着た姿が爆イケだったので置いておこう。(わかりずらい写真しかなかった…)

劇場版のキャラクター達のメインビジュアルがフォーマルだったのでそれに合わせてのチョイス。メンバーカラーが入った小物や概念的なピアスをつけたり(いつか時代劇に出たいとピアス穴を開けてないので、シールかなと思う。木村昴が出演した時点で関係ないと思うから、あけたいならあけてしまえと思ってる(推しのピアス好き))自前衣装でもキャラへの配慮がきちんとなされてる。(拍手)登壇中担当キャラを意識した立ち振る舞いを頑張るも諏訪部さんに笑わされて崩れてたのは今思い返しても非常に良かった(余談)


この後群馬での朗読劇がある事を知ったが、場所に躊躇。絶妙に遠いな、、と
そんな事を思ってる私の背中を叩いたのは当時会社にいた台湾人の同僚の「群馬?近い近い!!ワタシ北は北海道から全国行く」という言葉と彼女の行動力。
彼女は台湾から某平成跳のI君を追って日本に移住し、就職までしている。
台湾から日本にくること考えたら東京から群馬なんて悩むまでもないな、とチケットを手にしほんのちょっと遠出することに決めた。

そんな時にタイミングよく見たある言葉が今でも自分の中にある。

推しは推せる時に推せ
推しは人生の光だから払うお金は光熱費

オタクの諸先輩方

見た瞬間目から鱗(何がや)
それぞれこの後本当に実感する。「推しは推せる時に推せ」はもはやオタクたちの合言葉だよね。

群馬での朗読劇を経て気づいたことが1つ、私は


板 の 上 に 立 つ 増 田 俊 樹 が 好 き だ


声優さんの推し方って本当に色々な方法があると思う。舞台俳優さんの場合は舞台の現場がお仕事の中心になるけど、声優さんの場合は人にもよるがアニメやドラマCD・ラジオが中心。
つまり収録された媒体が中心になる。ゆえにそれらを視聴・購入することをメインの活動としてもいい。現場に赴かなくても推しの光を充分に浴びることができる界隈である。

が、しかし!私はライブで落ちたのもあって

  • 表情含む細かい演技

  • 客席からの見え方が計算されたパフォーマンス

が好き!!
さらに私は完成されたものより変化していくものを見るのが好き。
ナナライ1st/2ndからオプナナまで同じコンテンツ・同じ役なのだが、その中で見せ(魅せ)方をどんどん変化させてくる。どうしたらお客さんが見て喜ぶかということを作り込んできてくれる。
期待して行っていいという信頼と期待以上を見せてくれる驚きは何にもかえ難い。
まだまだ変化していけるとのびしろを感じさせてくれるのも大きい。同い年なので、まだまだやれるという気持ちをもらえる。

あとはもう身も蓋もないし、ご本人最近言われるのにちょと抵抗感じ始めてる?という感じがしてるからあれなんだけど(どれ)

顔  が  好  き

もうこれはどうしようもない。
声優だからって声が好きじゃなきゃいけないなんて誰が決めた!?(黙って)奥二重の切れ長ツリ目で鼻筋彫刻芸術品級メガネも似合うキツネ顔大好きなので、完璧なのである。優勝。好き。

見て欲しい……本当にドタイプなんだ……



ちなみに声だけで言うと私は最初に惚れた人がずっと不動の1位にいる、緑川光さん。(すまん、増田俊樹)声を聴いて名前を知りたいと初めて思った声優さんで今もとてもキュートな人柄も含めて大好き。
あと古の乙女ゲー&BL通過者なので、森川智之さん・堀内賢雄さん・遊佐浩二さんお世話になりっぱなしで大好きなダンディ達です(聞いてない)

話を戻そう(2回目)

推し活の方向性が定まった。私は現場へ行きたい
そうだ、現場へ行こう(やかましい)

そこからは色々早かった。
とんと縁がなかった無料ご招待系と学祭以外は大体行ったと思う(3つ程違うの混ざってる)
群馬以降は名古屋・京都・和歌山と遠征も。

色々行くとやっぱり特出して残るものもあって、
みきくらのかいは本当に良かった。後世に語り継ぎたいし、再演を強く希望したい。
声優さんの技術がいかに高度なものか、感情を込めるとはどういうことか、改めて演劇は生ものであるということ、作り上げる中に観客も入ること、わかっているつもりの事を改めて高次元で感じさせられた。
役に入り込んで涙を流しながら演技する増田さんを初めて見てめちゃくちゃグッとくるものがあった。

あとはやっぱりライブ!オプナナ以降がっつりライブはヴィジュプリだけだったけど、本当に良かった!!めちゃくちゃ力入ってて歌う曲は上松さんのだし、仲良し&歌唱力おばけのしょーたんとのデュオ。またステップアップしてるなぁと思ったライブだった。このライブで白髪に染めたから、その後の現場毎回髪色変わるのにオタクは毎回悲鳴ものだったよ。。銀髪最高だった。。


あと現場に足を運びつつ、日常の習慣になったのが配信ラジオ

  • オーシャンスピリット(通称うみたま)

  • Between the Sheets 

聴き始めた当初やっていたのがこの2つのラジオだった事は幸運だったと思う。
それぞれ増田さんの考え方や人となりの違うところが見えたので、解像度がとても上がった。色んな意味で。

半年程リスナーに徹した後(まずはROMるが身についてる平成オタク)、ゆるゆる投稿もするようになった。
まぁうみたまはてんでダメ(苦笑)センスなさすぎた。
約1年で7通送って採用2通。+ジングル1/2、FOF1
唯一読まれたジングルは一刀両断バッサリいかれてホントそーゆーとこ!ってなったから向いてないなと思った。
いやマジで文才ある人尊敬する。うみたまは過去遡るとその時その時でメール職人がいて、その職人たちに支えられてる感じだった。私が聞き始めた時も中心2人の3~4人ほどいて、1人好きすぎて突撃して今友だち(笑)余談。

反対にBetween the Sheets は思ったより採用してもらえたな。作家さんとの相性もあるのかな…?
約1年で7通送って採用4通(#84#112#121#180)
+おめざが3通送って採用1通 (#52)
BtSはおめざは送りやすさもあるし激戦だなぁと思ってたけど、本放送の方は狙いすぎたものは見抜かれて絶対読まれなかったな(笑)
でもここ拾ってくれたら嬉しいなってとこ必ず拾ってくれてたからホントそーゆーとこ!(喜)って読まれた時は毎回なってた。
推しに「頑張って生きてこ!」って言われる世界線があるとは思わなかったよね。頑張って生きようね。

ほぼ毎月何かしらの現場に通っていたので、感想もかねて実は毎月ファンレター送ってた。増田さんは受け取ったよ的なものはないので(去年のBDはあった)読まれてるのかもそもそも本人に渡ってるかもわからない。返信欲しいとか思ってないし、お手紙なんて自己満足だからいいんだけど。まぁでも人間なんで、反応もらえると嬉しいは嬉しいからラジオはそういう意味でも良かった。

推し活始めてから本当にプライベートが忙しくなった。毎月何かしらの当落があって、数ヶ月先の予定が埋まる。登壇イベントには必ず原作(アニメ・漫画・ドラマCDetc…)を履修してから行くようにしてたし、配信・ラジオの視聴と投稿、SNSのチェックetcで楽しくわたわたする毎日。人から「忙しそう。でも楽しそうだね」って言われる事が増えた。


推しがいる人生は楽しい。本当に感謝。


最後に推し活を始めて良かった事。
これは今なお継続してるけど、同担他担に限らずお友だちが増えたこと。
大昔リアルにペンフレンドとかやってた時代もあったし(いつの話だよ)、前略プロフだとかmixiだとか(古)から現在のSNSの文化が本当に浦島太郎でTagとかリトリンとか各一とかよくわからんすぎて戸惑ったけど一歩踏み出してよかった。
きっかけはうみたま祭りin新江ノ島水族館。夜の水族館がイベント前後に参加者で貸切になる催し付で、それまで朗読劇とかトークイベントは単独で行ってだけど、さすがに夜の水族館1人は寂しすぎる…!と思って思い切って行動。この時現地で会って長い時間おしゃべりに付き合ってくれた3人は今でも続いてるし、本当に良い出会いだった。その後もはやファンといっても過言では無い子に毎度突撃して、他担の子たちも紹介してもらって輪が広がっていった。
推しという1人の人を通して、本来の生活の中では出会う事のなかった地域・年齢・職業の人たちと出会えたことも本当に感謝。
長い付き合いになりそうと勝手に思ってる人もいるくらい。
いや本当に現場以外でもご飯行ってくれたり遊んでくれるみんなBIGLOVE _____


とつらつら書いたわけだけど、
どうしたって全部が全部最高って思えたわけじゃなかったけど(パ〇ィシエさんととお嬢さんの配信とかあんスタの配信とか……)まぁ推しも人間だしね。あと普通に同い年の社会人としてどうかと思うこともあったけどw
それでも今まで現場全通の勢いで楽しく過ごさせてくれてありがとうだよ!
来年はペース配分を落として、大好きなライブ系中心にいきます(※推してるの声優さんです)
あ、担降りはしません。お友達は各一しませんが、たぶん推しはジャンル各一タイプなので(何それ)私の中でアイドル最推しは鮎川太陽からずっと他に移ってないから大丈夫(何が)

本当に予想してなかった方向から沼に落ちて、新しい世界を見て、人生何があるかわからないね。
常にバタバタしてる私を見て推しがいるのいいな~って言われるけど、
作ろうと思って探してもなかなか出来ない。好きになろうと努力して好きになるものじゃないんだよね(何の理論)
「推しは推せる時に推せ」
推せる推しがいる、推しが表舞台に立ってくれている、何も当たり前じゃないからこそチャンスは逃さないように悔いなく行動あるのみ。

来年はスタフォニが増田さん現場初めになりそうです!両日います!
とりあえずこれからもよろしくお願いします!!

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