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日本の歩き方#49 リスタート!前編

日本縦断徒歩の旅49 日目 前編 福井鯖江編

お久しぶりです!
この2週間、配属面談と内定式のため、帰京していました。

内定式を楽しむ僕

旅に戻りたくて仕方がなかった。早く戻りたくてウズウズしていた。

ウズウズしすぎてカメラ片手にチャリで
東京爆走を繰り返すこと3周


やっと戻れるどー!!!行ってきます!!!

そして福井に上陸。

晩飯は蔵田くんのごっつぁんで金目鯛の煮付け

福井の魚も美味しい。カシラまで綺麗に頂いた。

さあ、明日から旅が始まる。

【今日のメニュー】
①浪人仲間の蔵田との再会、福井の道
②第2の故郷、鯖江へ。大好きな人たちに会う。
③度重なる事件。しまいにはリヤカー死亡。

ご覧の通り、旅再会の初っ端から、最高と最悪を両方味わった。

多少長くなるかもしれないが、旅の記録にお付き合いください。それでは、振り返り、スタート。

6:30起床。前日、福井の地酒を片手に予備校時代の話で大いに盛り上がったせいか、身体が重い。

「早く歩きたい」そんな気持ちから、突き動かされるように、準備をする。

出発前には蔵田のお母さんから昼メシにと弁当をもらった

おにぎり5個...すげえ...

さて、今日のルートはこちらだ

第二の故郷、鯖江を越え、越前に入り、最後は山を登り南条郡に入る道のりだ。距離は36km

早く鯖江にたどり着きたい思いでズンズンと進む。

もみ殻クンタンを作ってるのかな

なぜツカモトは鯖江に対する思い入れが強いのか、理由は去年の夏、コレに参加したからだ。

要は、鯖江市の政策プランのコンテストで、現地の政策のプロの方や高校生と共に政策を策定するコンテストだ。最後に出された案が全て、実行に移るあたりが、鯖江の市政の本気度が伝わってくる。


『全部やって確かめればいいだろう精神』

『おもしろそうだし行ってみるか〜』と軽いノリで参戦してみた。

僕にとって1番大きかったのは、『第二のふるさと』だと思える場所が遠い地でできたことだ。

そう思えるくらい、運営の学生団体の子たち始め、鯖江の人たちは温かく、魅力的な人たちが多かった。(今でもインスタでやり取りしてて、旅の動向を見守ってくれている人も多い)

また、街並みや眼鏡を始めとする技術系の生産物が洗練されていたこともまた僕にとっては新鮮だった。

鯖江で買ったmy眼鏡

またIT教育も異常なほど進んでて、普通の公立の中学生が進んで楽しみながら自分の作りたいロボットをプログラミングしてる姿はもはや異常なレベル。

地方都市というと、シャッター街や寂れた個人商店を思い浮かべる人も多いだろう。並んでる商品も時代遅れで、「誰が買うねんコレ!」と思うものが未だに置いてある。

しかし、鯖江はそれが少ない。一つ一つの個人商店が生き残っている理由が明確なのがショーケースを見るだけでもわかる。(行って確かめてみてほしい)

この街で生まれ育ったらどんな人間になっていたのかな...ちょっと羨ましい。

全国色んなところを歩いてきた。しかし唯一無二の不思議な魅力に包まれた街だ。

好きです。鯖江。(もはや惚れている)

そんな大好きな鯖江に今度は歩いて来たんだよー!!!と絶叫したくなる気持ちを抑えながら(前回はヒッチハイクで東京から来た)鯖江の街並みを堪能する

先はまだ長いので通過しようと思った。

しかし鯖江がそうさせてくれなかった。


「商店街や道の駅に寄りてえ」

止まらぬ衝動が足を動かした。昼メシは、道の駅西山公園で、吉川なすバーガーを。

ナスが分厚い。どれくらい分厚いかって言うと、モスバーガーのトマトあるじゃないですか?アレの1.5倍くらい分厚いです。それが一枚挟まれてます。

ミニチュアラグビーボールかと思うほどの吉川なす

時間が時間なので、西山公園にいるレッサーパンダを見ることもなく、そそくさと鯖江を去ろうとすると、昨年のプランコンテストでメンターをやっていた方と邂逅。

会えないと思ってたからめちゃくちゃ嬉しい!

オフィスが近くで、プランコンテストのボスも近くにいるということで挨拶に行くことに。

何だこの風情あるオフィスは...

例の中学生がプログラムしたらロボット

ここはHana道場と言って、IT系ものづくりの人材を育てるための場所だ。4歳から74歳の人が通ってるらしい。(芦田愛菜から樹木希林か?)

ちなみに、レーザーカッターや3Dプリンタを貸し出してる。

そりゃ中学生がプログラミング始めるわけですわ。

今までの旅の話で盛り上がったり

山田くんの試乗フェアが開催されたり

タピオカミルクティーをごっつぁんになったりした。

話すと安心する人がいる。鯖江のことを真剣に考えて語る人がいる。

鯖江をもっと素敵な街にしようと、同じ理想の光を仰いでいる人が確かにここにいる。

『全部やって確かめればいいだろう』精神の鯖江がいつまでも続いたらいいなぁ。

そんなことを考えていたらお別れの時間に。

鯖江に背中を押され、どこまでも歩いていける気がした。

そう、今夜のあの事件が起きるまでは。

今日は前編と後編に分けます!後編も読んでください!!

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