RTAinbiim2023winterは本番中になぜクッキー☆を流したのか
それは、皆の笑顔が見たいから流したのさ（心ときめきハッピーパウダー）
以下の文章は中・小規模のオンラインRTA大会におけるセットアップとバックアップについて、持論をまとめました。
そこで筆者が主張したいのは「継続的に大会を開催する」ためのやり方です。こういう考えもあるんだと思って頂けたら幸いです。
ただし、オフラインイベントや大規模チャリティー大会では話が変わる事を留意してください。
なお本稿は下記の通り皆さんのご要望にお応えして書き記しました。
多くの投票ｱﾘｼｬｽ！皆さんそんなにクッキー☆が好きなのか（ドン引き）
空き時間はトイレにでもいっといれ
RTAinbiim（以下、Rib）ではセットアップ中の空き時間を埋めるために動画を垂れ流しています。
内容は「次の走者の代表作」や「今大会の告知」、「当時流れていたゲームCM」、「biim兄貴の動画」と多岐に渡ります。22年頃からは一部作品で専用のOP動画も作っています。
そして23年冬大会では動画鑑賞会をスケジュールに組み込んで、１つのコンテンツとして独立を果たしています。
驚くべきことに、某兄貴の動画を流した際はアクティブ数が増えました。
動画を流し始めた理由は主に２つです。
１つ目は次の走者に関する動画を流すことで、走者自身の事を知ってほしいからです。
その方が他にどんなゲームを走ったか、トークや人となりなどの事前情報を仕入れることが出来ます。
２つ目は『スケジュール通り』進めるために、動画鑑賞は一番コスパがいいからです。
編集11年、RTA10年、大会は3年やっていますが失敗だらけです
なぜスケジュールを主語に持ってきた理由を解説する前に、現状のRTA大会において時間が大きく巻いた / 押した際の対応を整理します。
一般的な大会は以下の通りになります。
・次の走者の時間変更（前倒し、後ろ倒し）
・バックアップ枠の差し込み（大きく巻いた際の時間合わせ）
たった2つの事だけですが、裏ではスタッフが以下のやり取りをします。
・何分から開始する見極めや判断
・後の走者への連絡
・他スタッフへの指示
・視聴者への周知（放送内、Twitterなどなど）
丁寧にやろうとするほど、作業量が増えますね。
一方でRibは時間が巻いても、次の走者の前倒しはしません。
またESTを超過すると途中でミラーを終えて、次の走者に切り替えます。よって時間合わせのためのバックアップの差し込みはありません。
仮に走者のPC不調や体調不良などで枠自体が空いても、動画を垂れ流して時間を潰します。
全てスケジュール表（horaro）通りに動きます。
（実際の所はあと少しでEDなら延長をしています。また23年の冬大会ではEST8時間半のRTAが1時間巻いたので、後の走者たちと意見をすり合わせた上で30分前倒しをしました。残りの30分は鑑賞会です）
こうした理由は負担を減らすために第1回大会から続けています。
それだけでなく過去の反省を踏まえて、「システムでカバーする」重要性を認識したからです。
例えば22年冬の大晦日はニコ生のサーバートラブルにより、２つの作品が出走できませんでした。その際に私はどうしていいか分からず説明が遅れました。
この時はとある方が助けて頂いたものの、ボーっとしていた自分自身の不甲斐なさに深く反省しました。未だにその時に見て頂いた方々には申し訳が無い気持ちで一杯です。
次は23年GW大会です。
私がじゅうべえくえすと（EST1時間）の並走者として出場した際に、お相手の方がPCトラブルにより走れない状況となりました。既に枠が始まっていたものの、前大会での教訓を生かしてその場で順延を周知しました。
そして空いた1時間は私と解説者の雑談で場を持たせます。途中で何度も何を喋ればいいのか困りましたが、解説者がお話を広げてくれたり、視聴者のコメントとやり取りをしたのもあってアクティブ数を維持できました。
その節は皆様の温かいコメントによって救われました、ありがとうございます。ですが状況が１つでも違っていたら、どう対応していたのか分かりません。
その不安は次の23年夏大会で的中します（こいついつも変なトラブルに巻き込まれてるな）。
今度も走者のPCトラブルにより1時間枠が空きます！しかも走者と連絡は付かず！（失踪）どうするか悩んでいると解説者兄貴が
「代わりに走りましょうか？」
と提案してくれました（ありがてぇ）
視聴者は突然のニューヒーローに湧きました。お陰様で無事に大会を終えてアンケも解説者兄貴への絶賛で溢れています。我々スタッフも胸をなでおろ・・・す訳がないんだよなぁ。
結局のところ人力に頼った形では何も解決になっていません。この先同じトラブルが起きた時に右往左往するだけです。
誰が悪いという訳ではありませんが、運営は最低最悪の状況を想定して以下の対応を考える必要があります。
１．バックアップ枠を設ける
２．それ以外
申し訳ないがバックアップは後述の理由でNG。
だったら２のそれ以外－「理解を求めるための迅速な周知・擦り合わせ」、そして「動画鑑賞」による時間つぶしだ！！
疲れることはやらないでおこう（名案）
突然ですが私が視聴者の立場として一番見たいRTA大会は、知り合いが出ていることです。普段から交流のある方なら絶対に応援したいので、時間を合わせます。
逆に一番嫌なのは時間帯が前倒しされることです。
もし冒頭の10分が見ることができなかった時は「えっ、今何か盛り上がっているけど、さっきまであの人は何を喋っていたんだろう」と気になります。
その一方で反応に困るのは「時間が巻いた際のバックアップ枠の差し込み」です。
私がその大会をずっと見ておきたいほど好きならば、1本でも多くのRTAを観れてラッキーと思います。ライブ感もありますし。
逆にそこまで・・・なら、ゲームにもよります。その時間帯は御手洗いを済ませたり、お目当ての時間まで2窓にしているかもしれません。
視点を変えまして、私が走者の立場ならイベントを成功させるための協力は惜しみません。バックアップ枠として待機する意義も理解しています。
でもいつ何時呼ばれるか分からない状況で最高のパフォーマンスが出来ますかね。余計なプレッシャーがないので気楽に走れるものの、前もって走る時間が決まっていた方が準備できます。
そして一番の疑問はこれです。
『バックアップ枠と当選した人、落ちた人の差はなんだろう』
だからクッキー☆を流す必要があったんですね
私は別に”お互いの立場を理解しよう”と言うつもりはありません。また、誰かの声を大便代弁する気もありません。
それにもし私が超大手運営のチャリティーイベント主催で、絶対に成功させなければいけない立場ならバックアップ枠を設けます。その際は1人でも多くの走者が走られるように、セットアップの時間を短縮するチャートを採用します。
ですが小さな個人イベントなら違うやり方もありかと思います。
それに応募してくれたからには、それ相応の扱いをしたいですしおすし。
さて勘のいい方ならお察しの通り、動画鑑賞自体は手段の１つですので別に何だって構いません。
極端な例を挙げると1時間巻いた（枠が空いた）としたら
『これから1時間何もしません。
その間は各自ゲームでもしてください。
また1時間後に来てください』でもいいと考えています。
その為には理解を得るための説明と方針を示します。何故ならスポンサーがないコミュニティを盛り上げるのはあなたなのですから。
ではRTAinbiim2023winterは本番中になぜクッキー☆を流したのか（本題）
それは最終日の大晦日、3作品目での出来事です。
EST3時間半で申請していたRTAが1時間も巻いてクリアしました。その方は当選から練習を重ねてタイムを短縮していたので、大変喜ばしい出来事ではありますが、2時間半でクリアできる事実を運営に伝えていませんでした。
そのためスタッフは「まぁ早くて3時間過ぎだろうなぁ」と読んでいたため、慌ててタイマーストップやクリアタイムのツイート準備をします。
さあ問題は残りの1時間だ。
流石に最終日で「じゃあ枠を切るからまた1時間後に会おうぜ」は盛り下がるので言えない。とはいえ1時間も前倒ししたらトリの走者にも影響があるぞ。だったら動画を流すしかねぇな～
と、用意していたファミコンと化した先輩とbiim兄貴の動画を流す直前に、ふと疑問に思います。
（いや、これ10日間開催で散々流した動画だよな。ていうか動画鑑賞会でも流したぞ。別に暇つぶしだからいいっちゃあいいんだけど、ひねりが無いよなぁ・・・）
あっ、いい動画あるじゃん（閃き）
私がクッキー☆を流した理由、それは皆の苦痛笑顔が見たいから流したのさ（心ときめきハッピーパウダー）
ちなみに筆者はクッキー☆をフルで見たことがありません。
だって私が好きなのはTDN（元北海道日本ハムファイターズ）であって、今までのRTA動画数百本でクッキー☆ネタを使った事なんて無いし。
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