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RTAinbiim 前が見えねェ大会の裏側 前編

秋やぼ「なんかいい企画ないすか」
biim「画面を半分隠して初代マリオ」
鶴の一声である。

あと例のアレについては後編にて記載する。

じゅうべえの話をしよう(5月)

マルチ大会を終えた私は、しばらく自分の為に時間を割くことにした。具体的には年末に向けての「じゅうべえくえすと」RTA、
約7年振りの「FE外伝」の再走、そして人生3度目のアクションゲームRTAとして、GB版のメトロイド2を走った。

いずれも満足のいく結果が出たので、じゅうべえとFEはbiim動画として作ることにした。特に「じゅうべえくえすと」は、ここ9年のRTA歴で5本の指に入る熱量だ。いつの日かnoteにその想いを書き記したい。

その傍ら、有名なゲームの通常プレイにも手を出した。
恥ずかしながら私は、ゲーマーなら(または私の年齢の世代なら)知っていて当然レベルのゲームを知らない事が多い。
エグゼ?ロマサガ?世界樹?何それおいしいの?

悲しいことに、”農家のおっさん"の影響でマニアックなゲームへの理解が深めたものの、元々の知識が偏っているため、今時の話についていけないことがある。

大会を通じて知り合いが増えたのに、知見が狭いままでは勿体ない!面白そうと思った分野 -
ロマサガやカービィなどのコンシューマーゲームから、ボードゲームや某宗教団体などなど、興味のある世界に飛び込んだ!
こ~れがまたまた面白いのよね(ご満悦)

ところが・・・。

俺のお先が見えねェよ(6月)

走者として、ゲーマーとしても充実な日々を送る一方で、
「RTA大会の運営の人」としての活動は控え目だ。
それ所かRTA界隈へ嫌気がさしたので、何もしたくない状態に陥った。

というのも、前回までの記事をご覧の方は薄々気が付いているだろう。去年は初めての大会を盛り上げるために、"見知らぬ人も積極的にスタッフとして採用"して、一丸となって盛り立てた。
周囲の方々からも"結束力がある"というお褒めの言葉を頂いた。

しかーし!今年は場外乱闘が多スギィ!
ざっと羅列するだけでも

1.新主催が何も知らないのをいいことに、裏のDMで自分の意見を突き通そうとする人が現る。
2.走者マニュアルを故意に消したあげく、事情を聞こうと連絡するも無視される。本人はアカウントを消して逃亡。
3.noteに投稿したK氏の記事

と、大会外の余計なトラブルが多い。なんだこれは、たまげた内ゲバだなぁ・・・。

1に関しては、新主催から相談を受けたので代わりに対応した。
確か「あの人は面倒くさい」とか「どう対応していいか分からない」などの内容を聞いた気がする(うろ覚え)。
あの時は新主催から2度も通話を受けたので、それぞれの思惑と動向を慎重に追っていた。すると複数人の証言を元に、彼は色んな人と裏のDMでやり取りしているのが分かった。他愛もない話なら勝手にしてくれとは思うものの、正直やり過ぎである。

2は何とも言えない。
だって去年まで普通に運営スタッフとして働いていた人だぜ?忙しいから休むとは聞いていたけれど……。
あまりにも不可解な出来事だったので、私なりに発言を洗い出して人物鑑定を試みたのだが、正直よくわからなかった。

3に関しては前回でも取り上げたので、覚えているだろう。
ざっくりと紹介すると"ある人"への暴露記事だ。この内容自体は大変興味深いのだが……。何故かうちの団体の名前を使っているので、誤解を与えかねない書き方だった。
余談だが、K氏は当該記事の他にも、『RTAのプロに俺はなる!』という記事も投稿していたが、公開から約30時間後に非公開となっている。なんでだろー(棒)

私は彼の暴露記事を読んで大いに悩んだ。
私の感情の面でも、Ribにとってもよろしくない背信行為だ。
とてもじゃないが、”40歳のおっさんがむしゃくしゃして書きなぐった腐れお気持ち表明"を受け流す気にはなれなかった。

しかしながら、彼はこれまで数々の大会に携わり運営歴が10年もある。その経験と人脈は何ものにも代え難いはずだ。今後の糧となり得る人を批判するのは、リスクが大きすぎる(躊躇)。

真っ当な人ならば、他の人を間に立てて仲を取り持つ選択を取るだろう。うちの運営にも潤滑油としての役割が出来る人材はいる。
だが私の肚は決まった。
"絶対に言ってはいけない事を2つ"も言った人間とは一緒にやれない。

さて反論記事の執筆だ。
負の感想を出発点としているだけに、偏りかねない危惧もあった。言語化できていない感情に折り合いをつけて、理屈の面から批判した。その結びとして、『他のスタッフさんの手前もあるので一旦運営ロールは外すけど、残りたいのであれば新主催に申し出するように』と締めくくった。別に新主催がいいと言うなら構わないけど、進退は自分で考えなさいということである。

ここまでが前回までのあらすじ(長かった)。
さてマルチ大会から一週間後、K氏からDMが届く。
かいつまんで説明すると、『Ribに関わる方々を馬鹿にするような意図は決して無い』という内容だ。

私としては、K氏のその言葉を半分は信じたいと思う。
今すぐ一緒に活動するのは難しいが、いつの日か彼の力を頼る日が来るだろう。K氏の今後の活動に期待する。

ちなみに絶対に言ってはいけない事の1つは、とある方とのボイチャで教えた。もう1つは……まぁ聞かれたら答えます。

さて色々とあったが、この程度の問題は他所の大会でもよくあることだろう。

よくあるだろう。

絶対あるよね(威圧)

面倒くさかったのは確かだが、どの問題も真剣に取り組んだ結果だ。自分でも納得はしている。

では私のモチベーションが絶不調にまで落ちたきっかけとは何か。それは元副主催のR氏とその取り巻きによる金銭トラブル……を未然に防いだ事件である。

話すと長くなるので、今北産業で説明しよう。

1.昨年2月のこと。初代ホムペ担当者のS氏がホームページの運用に、"無断で"高額の費用をかけていたことが分かった。更にニコニ・コモンズにて「biim窓」を投稿して、クリ奨でぼろ儲けしたお金を充てていた。もちろん追放。旧ホムペも廃止。
2.その件についてR氏の関与も発覚した。
3.今頃になってこの件(とRib全体と私個人に対して)について文句を言っているタレコミがあったので、彼らとは完全に距離を置くことにした。

とてもじゃないけど、三行では分からないね。

おっと俺様を怪訝な目で見ている人たちよ、安心せい。
私自身は彼らとお金のやり取りを一切していない。その証拠にあちらが勝手に色々と暴露してくれた音声動画もある(重要)。

というか今のホームページは運用費として、俺様のポケットマネー1年分500円(税別)を出しているゾ。
あちらさんとは掛けたお金の額が2桁も少ないけどな!!!!

ところで、何故今までその件をnoteに書かないで黙っていたのか。
私としては相手を刺激しても仕方がなく、余りにも内容が生々しすぎて嫌な気分になるからだ。いくら私やRibが潔白であっても、正直関わり合いになりたくない。

また、追い出した後も相手が嫌がらせのツイートをしたり、ニコ生で絡まれたりしたことがあった。その際は「言葉を覚えたチンパンジーが何か喋っている」程度にしか思わず、相手にしなかった。
しかしながら、最近ではRib全体の視聴者やゲームについても文句をつけていた。余りにも鬱陶しく、先述のトリプル事件とのコンボも併せって、ひじょーーーに面倒くさくなった。

あまりにもアレなので、相手への抑止力の期待と私自身の人間関係の整理を込めて、時系列を追って洗い出した。するとまだ半分も書いていないのに5,000文字を越えてしまった。

兄貴とキョンシー映画について語りながら書いてました

しかしながら、この事件を紹介するのは後回しにしようと思う。というのも、今この記事を執筆している時点で(9/28)、次回の冬大会へ向けて動いている。私の気持ち的にも非常に前向きですこぶる機嫌がいい。
そんな時に彼らなんかのために時間を割くのは勿体ない。
下世話な話が好きな方々には申し訳がない。記事については必ず投稿するので、クオリティアップのための時間と思って待って欲しい。

こうして、私は立て続けに起きた事件で嫌気がさした。
一部に関しては過剰に反応している面も否めない。しかし、この大会の将来と、真っ当に応援してくれている人たちの事を考えると、なぁなぁで済ませてはいけない(戒め)

この間にもありがたいことに、イベントへ誘って頂いた方々がいた。しかし当時の精神状態では満足のいくパフォーマンスが出来ずに迷惑をかけてしまうと思い、二の足を踏んだ。

また、いつだったか忘れたがオフイベに興味がある旨の発言をしたと思う。実はあの後、試しに近場のレンタルスペースを下見してみた。面白そうとは思う反面、ゴタゴタが続いている最中は大人しくしようと判断した。

動画編集の悩み(7月)

※書いた後に、大会とは関係の無い内容と気が付いたので、飛ばしても構いません。

大会関係へのやる気を失ってはいたものの、私なりに気持ちの整理の付け方は心得ていた。
その1つが動画投稿の趣味による気晴らしだ。

皆さんお忘れだろうが、私の本業(?)は動画編集だ。
私は大した実績はないが、そこそこ自身のある分野だ。
幸いにも「じゅうべえ」や「FE外伝」などのネタはある!!
今すぐにうんこの墓標を打ち立てるのじゃあああああ!!!!!!

スランプになりました・・・

うむ、Aviutlの使い方を忘れてしまった。
テキストの配置位置やらシーンの使い方など、細かい調整が思い出せない。なんだその程度と思うかもしれないが、長年を掛けて洗練化していった感覚が狂うと、完成度が落ちてしまうのだ。

話は変わるが、私のこだわりの1つに「一括投稿」がある。
これは複数本に分かれる動画のpart1から最後のpartまでを、同じ日・同じ時間に一括で投稿する方法だ。

私は長年にわたりこのスタイルを貫いている。ついこの間までは、1年に2作品以上を定期的に投稿していた。それも長時間動画になりがちなRPGが中心のため、part数が4~7ぐらいに渡る者ばかりだ。
part数の少ないオウムやメトロイドしか投稿していない奴とは一緒にすんな(流れ弾)

安定的に供給できた理由は、ほぼ毎日に渡り動画編集ソフトを開いているからだ。1日1分でもいいから動画の進捗を進めていると、自然と1か月に1本以上は動画が完成する。
さすがに動画投稿を終えた直後はゆっくりしているが、それでも2週間以内には次の作品に取り掛かっている。

今から2年前の『ヘラクレスの栄光2」を投稿した直後も、次作に取り掛かっていた。確か大まかな台本は完成していた。
だが思わぬ事態が発生した。そう、Ribだ。
とてもじゃないが並行して作業はできなかった。そして月日は経過し、1年半が経った。編集サボり期間最長更新である。

久々に動画を編集しようと思い、途中で放棄した作品に取り掛かろうとした。しかし日々の編集による経験値が失われた上に、保存していた台本が見つからない。おまけに2年も前に走ったチャートなど覚えていない。
ならばと違う作品に取り掛かろうにも、今度は自分のネタの入れ方が分からなくなった。2年のブランクが私を苦しめる。

こんな時、何も考えずに思いついたことをぶち込むのが一番だったりするのだが、若さを失った人間には理詰めで考える事しか出来ない。

しかし、逆に考えれば新しいスタイルを確立するチャンスではないか。

実を言えば心のどこかで、10年という動画編集の「経験」は過大評価されていると感じていた。どこかしら古臭く、事務的に作業をしていたのではないか。

私は数年後に見返しても、面白いと言える動画を目指している。よって流行りものは可能な限り排除したい所だが、最近の情報を知らないにもほどがある。

いい機会なのでスキルをアップデートしてみることにした。
まずは基礎のやり直しだ。数年ぶりに「さつき」さんの大百科を覗いた。記事自体は更新が止まってはいるけれど、動画に使えそうな情報が沢山ある。

残念ながらこの記事を書いている時点では勉強中だ。動画の進捗もよろしくない。辛い日々は続く。というかこのnoteを書いている方が楽しいし(小声)

暗中模索(8月)

色々あって疲れていた(中略)。

そんな折にRTAinjapanが始まる。
この頃になると他人との衝突を恐れるあまり、界隈には関わり合いになりたくない気持ちが強かった。Rijのスケジュールも知り合い以外はチェックしていない。だがTwitterを見ると情報が洪水のごとくなだれ込んでくる。

ふと配信を見てみると、企画もののレースが行われていた。偶然にも、K氏の暴露記事で貶されていた方が司会をしていた。
そのゲームは私もクリアしたことがあるので視聴を続ける。うむ、面白い。その次は普通のRTAが始まる。イベントに出るだけあって、安定して走る技量に感服した。
なんのかんのとずっと見ている自分がいた。

多少は気持ちが軽くなったので、自分の所の大会を考えてみた。気が付けば前回の大会から3か月が経った。ここから冬の大会までは4か月もある。その間に軽めの企画を挟むのも悪くない。
何よりも塞ぎ込んでいるままでは、精神上宜しくない。

さてRijを見ながら企画を考える。
私の性格的には本番の日程や担当割りなどの内務事務から始めるのだが、気が沈んでいたのもあり、とにかく楽しい事だけを考えることにした。

ぱっぱらぱー

ビックリするほど何も思いつかなかった(こなみしょっく)
これはマズい。
自分は結局、何を目的に何をやりたいのかすら分からずにいる。ただ漠然と何かをしなければいけない気はしていた。

仕方がないので先にスケジュールを考えた。
まずは開催日を考えるにあたり、年末の冬大会を考慮した。
去年の実績から2日間から4日間開催になる見込みだ。そのためには2か月間の準備期間が必要だ。
そこから逆算すれば空いている月は9月。丁度シルバーウィークがあるから企画を挟みやすい。しかし準備期間は今から急いでも1か月間しかない。マルチ大会よりも1か月短いのだ。
ならば1日間開催、それも2時間ぐらいのプチ企画でいいだろう。

ミラーやTwitterなどの実務は前回と同じく自分でやる。
いつもの走者紹介の動画もやめておこう。毎回毎回ご用意したにも関わらず、時間の都合で垂れ流せない事が多い。コスパに見合わないのよね。

よし整理はできた。
あとは企画内容と運営内での周知だ。
だが自分にはアイディアがない。運営スタッフに話を振ってみたいのだが、皆さん仕事でお忙しそうだ。しかも準備期間は1か月しかない。(思い付きで行動するな!)と思われても仕方がない。何よりも先述の事件が気持ちを鈍らせた。
自分の求心力に自信が無くなったので、突発的ゲリラ配信(半年ぶり)で、視聴者の反応を見てみることにした。

さて企画内容である。
前回(マルチ大会のゲリラ配信)のように、話すネタを考えないで配信に臨んで、誰かが企画を提案してくれるのを期待するのはちと虫が良すぎた。なので私のコミュニティにて「なんかやってみたいな~~」と、それとなく振ってみた。

ありがたいことにいくつかのアイディアを頂戴するものの、内心では『それって冬大会でやればいいのでは?』と疑問を思い浮かべる(失礼な奴)

藁をもつかむ思いで、あの兄貴に聞いてみた。

秋やぼ「なんかやりたいんですけど、なんかいい企画ないっすか」
小学生みたいな口の利き方である。

biim「画面を半分隠して初代マリオ」
たった一言これだけである。
だが直感的に分かりやすくていい!!(・∀・)

すぐさまその場でセッティングを済ませた。
初めは下半分、次に上半分、お次は右半分と、何通りかのパターンを試した。手ごたえは・・・わかんない(´・ω・`)

いや~、反応を知りたいけど、その時の視聴者はbiim兄貴と他2名ぐらいだったし。兄貴はというと、クッソ真面目にクリア可能な隠し方を考察していた。

ここで珍しく方針が食い違った。
私の感触としては面白おかしく走って、リアクションでウケを狙う企画と感じた。
だが兄貴としては、真面目に走っている姿を魅せるRTAを期待していたのだろうか?

どうしよう。どっちの方向に舵を切ればいいんだ。
伸びしろがありそうな内容だけに、適当にやるわけにもいかない。でもうちの大会にマリオガチ勢が来てくれるか・・・?

不安なまま翌日のゲリラ配信日を迎える。


終戦記念日でのゲリラ配信

配信枠の予約をしたのはいいものの、この期に及んで躊躇っていた。"今なら引き返せるぞ"と心の警告が鳴り響く。だが同時に、何もしなければ一生後悔する気もした。

そういえばこの感情には覚えがある。
そうだ、去年の初頭にRibを発足した時と同じだ。あの時も誰にも相談しないで勢いだけで告知放送を始めた。

今も同じく不安だ。
もっとも、去年は"成功するかどうか"という意味での不安であって、今は非常に後ろ向きな意味である……。

さて配信が始まる。
名目上は光の大会の感想枠で喋り始めたが、5分ぐらいで終わらせる。露骨だなぁ~。

次に次回大会の話をする。
いくつかの思いついた(&頂いた)企画を説明したあとに、最後に兄貴の目隠し企画を説明する。

視聴者の反応はどの企画も「まぁ悪くないよね」、といった所だ。
しかーし!私には秘策があった。それは実戦配信!!
口で説明するよりも見せた方がいいのだ。

さて取り出したソフトはスーパーマリオ。目隠しする場所はその場で兄貴に決めてもらう。前日に兄貴と練習していたので、どこを隠せば視聴者が沸くのかは心得てはいたのだが、ライブ感を演出するために兄貴を引っ張り出す。
使える者は何でも使う主義なのだ。

プレイの方針はガバプレイに徹した。
前日に練習をしたとはいえ、RTA走者のような華麗なテクニックは披露できない。中途半端にクリアしても誰も興味がわかないだろう。

たかだかクリボーを跳び越すだけでも大声で叫び、オーバーリアクションを演出した。
1-2面での落とし穴では、「見えねぇよ!どこだよ!覚えてねぇよ!!!」と難関ポイントであることを示唆してみた。
まぁ、昨日やったんだから覚えてないとおかしいわけだが……。

元主催会心のわざとらしい演技

ふと視聴者のコメントを見てみると、そこには新主催のグレート狂一郎兄貴のコメントが見えた(珍しい)。
彼を見かけるのは実に8か月ぶりだ。なんせ今年に入ってから、運営内のDiscordでは一言もコメントを発していなかったのだ。

(おいおいおい、あいつが乗り気ならこの企画いけるんじゃね?)
あとは配信の通り、運営スタッフと新主催が急遽ボイチャに乗り込んだ!視聴者も突然の乱入に活気づく。

(いける!いけるんだ!まだ俺にはツキが残っていた!!)
久々の集合に思わずテンションが高まる。何よりもぐれ兄貴と久々に会話が出来たのはよかった。
善は急げと翌日には運営スタッフに、今週金曜日に集まって欲しい旨の招集をかけた。

しかし当時は若く、本当に集まってくれるかまだまだ不安でした。
その保険として、今回の企画はbiim兄貴が参加してくれることを強調した。一応目隠しマリオ発案者ではあるので間違いではないのだが、自分で音頭を取る自信がなかった。

まぁいい、念には念を入れんだから成功するだろう。今週金曜日の会議が待ち遠しい。

ところが・・・。

新主催お気持ち表明(8月17日)

最悪だ。ああ最悪だ。
グレート狂一郎兄貴がやめやがった。

それは8月17日の午後6時頃。定時で退社した私はパソコンを付けて、Twitterを眺めていると、グレート狂一郎兄貴が何やら画像を投稿した。

そこには、文頭に『秋やぼさんへ』と前置きを入れているくせに、自分のフォロワーにネガティブな私見をツイートしやがった!!

黒塗りの部分は思いっきりプライベートな事も書いていたので消しました。中身を簡単に要約すると、今の状態では満足のいくパフォーマンスが出来ないという"お気持ち"である。

余談だが、後半に「何度か主催はお断りしましたが」と記載している。しかし私が覚えている限り、明確に断りたい旨を聞いたのはこれを除いて1回だけである。というかご自身のラジオ放送で、相方の住吉氏に自慢げに話していた気がするんだけど…。

ちなみに1度目と2度目の理由は全然違う。確かその時の理由は、「誰それが俺に向かって偉そうにしている」とか、「Excelも使えない俺の事を馬鹿にしている」とかだった気がする。まぁその時々によってお気持ちなんて変わるわな~。

話を戻そう。
このツイートを見た私は即座に画像を消すようお願いした。
気持ちはもう十二分に分かった。全面的に受け入れるから、フォロワーを混乱させるような真似はやめてほしい旨を伝えた。
彼も冷静になったのか、数分でツイートを消した。そして数十分後に通話でやり取りすることになった。

私もその間に気持ちを静めるべく、やり取りを見ていたお友達と作戦会議を始める。

冷静に状況を注視する男、U兄貴

さて通話が始まる。
まずは彼から謝罪の一言を頂いたあと、私からも無理に主催を押し付けてしまったことについて謝罪した。
主催を降りる件については、(こんな形で無くても)受け入れるつもりだったので、すんなりと話が進んだ。その後は認識の齟齬がないように思っていたことを伝え合う。
ただ唯一気になった点として、なぜ私にDMで伝えなかったのかを聞いた。すると彼は「僕のフォロワーに気持ちを知ってほしかったから」との回答を頂いた。そっかーーーーーー。

あとは事後処理について私に一任する旨を聞き、話を終えた。運営スタッフへの説明も任せるとのことだ。
流石にその態度を不審に思い、
「それって僕の都合のいいように話を盛られる危険もありますよ?」とは伝えたのだが、もう勝手にしてくださいとのことだった。そこはせめて「秋やぼ兄貴なら話をまとめてくれる」と言え。

以上が主催をやめた経緯だ。

実を言うと、彼が唐突に降りるのはなんとなく予想していた。もう7年ほどの付き合いになるので、彼の性格や行いを鑑みると、ひと悶着ありそうな気もしていた。

ただし、以下の3つを理由に続けてくれるとも信じていた。
①(Ribのおかげで)何人かの人たちと仲直りした
②私の目が黒いうちは大人しくやる
③流石に1年は持つだろう

まぁ期待は見事に裏切られたのだが……
というかボイチャに乗り込んで盛り上げていた癖に、その3日後にやめるってお前(愕然)。

とはいうものの、彼については何も恨んでもいないし喧嘩もしていない。先述の通り、彼らしい立ち振る舞いだなとは思っている。
彼自身もお仕事が忙しく、満足のいく活動ができないのも事実だ。

それに今までの功績を考えると、私は足を向けて眠る事は出来ないだろう。この記事を読んでいる方々がどう思うかは分からないが、彼の事を責めるのだけはやめて頂きたい。

決して石を投げないでください!!奴はTwitterで相互フォローしているのに、ちょっとでも面倒と思ったらミュートにするような屑だけどいい奴なんです!!

Ribとしては知らんけど、遠くの知り合いとしては狂一郎兄貴の今後の活動を応援したいと思う。

会議(8月19日)

気が重い。とにかく気が重い。
運営スタッフにどう説明すればいいんだ。
ゲリラ配信を終えた時は勝利を確信していたのに、今では逆転満塁ホムーランを決められて敗北寸前である。

だが奴のことばかり考えている暇はない、楽しい大会にするためにも企画内容を詰めなければいけない。
事前にぐれ兄貴からは「事前練習できないほうが面白そうなところもある」というアドバイスを頂いていた(置き土産)。
彼のエンタメ目線は確かなものなので、これを広げていくことにした。

さあ会議だ。
平日金曜日にも関わらず、スタッフは8割がた出席してくれた。実にありがてぇ(涙)。そしてbiim兄貴も見に来てくださった。親の加護は偉大である。

会議が始まると企画内容を話し合う前に、おもむろに主催が辞めた旨を告げた。あんのじょう、全員が黙り込む。

説明の仕方は先述の記載通り、事細かに話した。下手に隠しても仕方がないので淡々と伝えた。
経緯を聞いていたbiim兄貴からは「乙女かな?」という率直な感想を頂く。空気が重い。情けない。もう帰りたい。

幸いにもスタッフからは何も言われなかった。
大方が「(ノ∀`)アチャー」といった反応だ。
内心はどう思うかは知らないが、キツい表現を使って暗い雰囲気にする人はいないのだ。

た、助かった(安堵)
この調子なら今のスタッフは信用していいだろう。

その後ありがたいことに、とある方が3代目主催に名乗り出てくれた。誰もいなければ恥を忍んで再登板するつもりだったので、私の心の負担的には本当に助かった。

あとは皆さんとワイワイ企画を揉んでいった。
初めに私がガチ企画とガバで分ける旨を提案、そのあと実際にプレイしてみてから具体的な肉付けをしていった。
よし!これならいける!!

面白い企画にするには、人の力こそが大事なのだと改めて実感した。私のやってきたことは間違っていなかったんですね、神様!!!!!!!!!!!

コロナる(8月末)

最悪だ。あぁ最悪だ。
今度は人災ではなく、例の感染症にかかった。

8月27日の応募開始放送は無事に終えた。
あとは応募〆切日まで待つだけだったのだが、その翌日あたりに急に体調を崩してしまう。

熱を測ると39.4度。おまけに喉が痛い。あっ・・・(察し)
ロキソニンを飲むと熱が平熱に下がったので、もう大丈夫だろうと思いニコ生配信を始める。体調が悪い旨を告げると、biim兄貴からは「俺コロナっすかwwwwwwwwwwwww」とからかわれる始末だ。
おまけに明日も普通に仕事に行こうとする気でいたが、兄貴からは「半休を取って検査を受けに行け」と、ガチで心配されてしまった。この人にマジレスされるのは私ぐらいなものだろう。

だが検査結果は陰性。
おかしい、どうみてもアレの症状だろう。
数時間後には保健所から感染者用のURLが送られてくる。おい、これって陽性の人向けの奴では…。

意味が分からなくなったので、しばらく寝ることにした。
あぁ、せっかく大会を開催するのに天は俺を見捨てた!!

読者は大会開催の危機を覚えただろう。
だが安心せい。既にほとんどの事務作業を終えていた!!

というのも、私の得意分野は事務全般。
それに性格は夏休みの宿題は最初の一週間で9割方終わらせろ!である。

それころDiscordでの周知方法から告知放送時のフリップまで、大体は見立てが出来ていた。今すぐ取り掛かれない作業でも、「側」の準備はしているのだ。

不測の事態にも適切に対処する、それがRib初代主催である。
とはいえ、本当はスタッフの手に委ねるのが組織としては正しいだろう。実際私も去年はそれを意識して動いていた。

だが最近では「面倒なことを言う輩もやらかして出て行ったんだから、好きなようにやらせろよ!!」といった心情だ。
いや~~、だってこの記事を書いている時点では、めちゃくちゃ運営の空気が良くてやりやすいし。

そんなわけで大会の内務事務には影響がなかった。
しかし、すぐに熱は収まったものの、その後1か月超も咳に悩まされるのであった(咳喘息疑惑)。
告知放送や本番にて、咳き込む姿を不快に思われた方々には申し訳ない。

あーーーーーーっという間に(9月)

その後は滞りなく準備が進んだ。
中間告知放送と最終締め切り放送を経て、応募数も13通もきていた(驚愕)。正直な所、こんなニッチな企画に人が集まるとは思わなかった。

また、9月になってからは特にトラブルもなく事が運んだ(平和)。
なんだこれは、ずっと大会でもやっておけということか?

強いて言えば本番のスケジュールを組む際に、特定の時間帯でしか走れない走者さんの調整に苦労した。
というのも、今回の企画は準備から本番まで1か月足らずしかなく、タイトな進行を走者さんにも強いてしまった(反省)。

また、走者さんの希望日(空いている日)を聞くのも、当選してから改めて追加フォームを設ける段取りにしていた。
これは過去のRib大会にて、毎回のごとく想定以上の応募数がきたために、少しでも当選者を増やすために予備日程を後から追加していた。つまり最初の応募段階で1日か2日間開催を予定して空いている日を聞いているのだが、また改めて他の空いている日を聞くのが恥ずかしいんだ。

特に今回や前回のプチ企画では選考できる基準がないために、やらかさない限りは絶対に当選する。つまり応募数が読めないのだ。
だったら最初から参加日を決めないで、あとから聞けばいいということにした。

少なくともマルチ大会では構わなかったのだが……。
やはりある程度の応募数は算出して、日程を先に決めるのがベストだろう。次回に活かしたい。

さて、ここまで踏んだり蹴ったりの日々が続いたが、準備を進めていくと自信にあふれていた姿を取り戻してきた。本番はきっとうまくいく!
そんなこんなで大会本番を迎えたのだった。

後編へ続く。

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