刺さる文章とは その2or3

前回のnote更新から
なんと2ヶ月半ほったらかしになっておりました。
仕事が忙しくて…なかなかおふとんから出れないのでした…。笑


いつのまにやら 世間では盆ホリディですね。

帰省する実家は電車で15分。

私も今日は実家に帰ってお墓参りをしたいと思います。


さて今回も文章のおはなし。

刺さる文章(心をわしづかみにする、精神的に人を殺せるetc)
とはいったいどんなものなのでしょうか。
どうしたら書けるのでしょうか。

今回も公募ガイド( 公募情報の専門誌 )
http://www.fujisan.co.jp/product/1281679817/  より
ふむなるほど と思ったことをかきます。
※わたくし この雑誌、定期購読中です


~~~~その1 「共感」と「刺さる」とは?~~~~
「共感」「刺さる」・・・
この2つは 似てはいるものの、以下のような意味合いだそうです。

① 「共感」とは 人が心の奥で思っていることを代弁すること
② 「刺さる」とは「今まで考えもしなかった、でもよく考えると全くその通り」という新しい視点を盛り込んで、人の弱点に迫ること

「刺す一行」を書けることは、
コピーライターには 必須のように思います。

例えば…

●共感のコピー:
日清オイリオ(油):「子どもが苦手なものは、一度揚げてみる」
⇒ ああ、うん、そうだよね~ と共感できますね。

●刺さるコピー:
ロト6(宝くじ):「精子だった頃の運をもう一度」
⇒ 言われてみれば なんとなくハッとする感じがしますね。

上記は「宣伝会議賞」から、生まれたキャッチコピーです。
(キャッチコピーを考えたりCMコンテを考える企画のことです)

↓ 今年はもう終わりましたが、 毎年4月~6月くらいにやっています。
https://award.sendenkaigi.com/about
グランプリに輝くと、なんと賞金100万円!
興味のあるかたはどうぞ。

すぐに思い浮かぶキャッチコピーは、万人が思い浮かんでいるので
同じ課題をしつこく考えられる人が向いているのかもなあ という印象です。



~~~その2 「刺さる」文章を書くには~~~~

自分自身の内面を表しているものに、人は反応します。
「共感」よりも「刺さる」の方が「奥深く少数に」というイメージもありますね。

では、どうしたら言葉で人を刺せるのか?

① ひたすら書く、自分にしか書けないことを書く。
キャッチコピーを書くときには1000本。
無理やり書いてみて、もう無理だよ…というところで出た
一行が採用された、ということはよくある。頭をひねりにひねって
ようやく生まれた結晶が「自分にしか書けないこと」なのでしょう。

↑これ、完全に人の受け売りですが
(いろんな人がいろんな本で上記みたいな発言してて驚くのですが)
私はそこまでの修羅に追い込まれたことがないので共感できません…。

キャッチコピー書かないと命の危険がある、くらいに
自分を追い込むメンタルが必要そうです。

② 体験や気づきを普遍化しておく
①よりは 現実的です。
実体験は、今までにあったアレコレを思い出して列挙していけば見つかりそうです。24時間家で引きこもっていた、というのも1つの体験。
その体験をとおして、自分は何を感じ何を考えたのか、
その時の思考回路と言葉のしっぽを掴んでエバーノートにメモ。
数ヶ月後に見直すと「あれ、わたし賢いこと考えとるやん」と根拠ない自信が出てきます。(これは実体験)


なんとなくコツは、1段階目で思考停止しないことなのかなあ。。と思います。「引きこもってた、だめなやつだ。おわり」では モトもコもない・・・。


③ 感情は、そのまま直接表現せず、モノに託す
「嬉しい、悲しい」をそのまま表現したら幼稚な文になってしまいます。
失恋したので、悲しかったです。⇒うんそうだね、で?となってしまう…。
人に「で?」と思わせてしまったら負けです。

それを「庭の枯れた花」や「雨」などの天候に託して
読み手に「考えさせる、想像させる」ことが刺さるの第1歩のようです。

文字を介在して、人にモノを思案させる、それが魅力的な文章なのかなあと思いました。

これをまとめると
 1. 実体験を書く
 2. 話にいくらかの普遍性を持たせる
 3.感情はモノに託す
 4.無理だよと思ってからが勝負

という感じでしょうか。
読んでくださり、ありがとうございました。

おしまい。



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