久しぶりにゲロを吐いた
過老なのか、。
久しぶりに何かが口から出てきた。
「生みの苦しみ」というものがこれにも該当するのなら、と考えると頭を抱える。これと同じにしちゃだめだ。わかってはいるつもりではいるんだけどね。
ゲロは案外スルスルと出てくるものである。9%のサイダーみたいな缶々 アレがトドメだった。
昔はこんな内臓事情にどう対応していたのか、ハウトゥーもないため忘れた
ベッドと体との接地面が溶けていく 炎天下のアイスのようなイメージで一つになっていく 右耳からギターが聞こえる ベースは左耳を劈く 脳をハイハットが貫く ピアノ 目の前遠くから聞こえる
4つ打ちのキックが頭骨を割る 骨は中身からホロホロと崩れていき、脳を粉で覆いかぶさるよう形を失っていく アイム・イン・ラヴ タッチ・マイ・ハート 安い言葉 天使の音色が鳴る楽器 力は失われていく 地平線の向こうに 触る画面を超えて カリフォルニアドリームに ラドウィッグに 金切り音が光るかの地に 何を超える 君は風を超える 空っぽのこの部屋を 超える 超える 風が駆け抜けていく 寒い 冷たい白い指 見えるイメージ 凍えるエスキモー 細いスリットの入ったサングラスというべきもの 差し込むような強い日光 「時が 許してくれるならば」 時に運命を委ねる恋人たち 時は君たちを許すことなど考えにも及ぶことなくただひたすら進み続けるものであるからそれを理解しなければならないはずなのに?
酸っぱい口 懐かしさを感じたくない味 もういい 自己はゆっくりと頭から順に溶けていく
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