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共感力

こんにちは!栗田里奈です。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今回のテーマは、
「AI時代で人である自分が活躍するために」
について語っていこうと思います。

▼目次

1.AI時代とは

2.AIと私たちの違い

3.AI時代の働き方

4.私が活躍するためには

AI時代とは

 今の世界では、AI(人工知能)がブームとなっています。この言葉は、「コンピュータ上に人間の知能を再現したもの、または再現するための技術」と言われています。つまり、自分で学習したり、成長したりする可能性を持っており、「教えたいこと以上のことができる」のがAIの最大の特徴です。
 最近では、生活や仕事の私たちの身の周りであらゆる分野でAIの活用が進んでいます。例えば、携帯や銀行、カラオケボックスなど、気付かない所でAI技術が進化しています。また、CMでも流れている部屋の中に人がいるかどうかを確認するエアコンや天候・湿度を最適な温度で保温してくれる炊飯器など、様々な製品が登場しています。
 しかし、人間の知識を超えるほどにAIが進化してしまうと、将来は人間の仕事がロボットに置き換り人間がする仕事がなくなってしまう可能性も考えられるのではないかと私は思いました。一方、私たちの生活の中に普及の兆しがあるAIは、職場ではどの程度導入が進んでいるのでしょうか。

 上図のデータからは、現時点でのAIの導入は日本よりも米国の方が進んでいます。これからの取り組み次第ではさらに差が広がる可能性も高いと考えられます。

AIと私たちの違い

 あらためて調べていくとAIは人間から生まれたものであり、AIと人間の能力の違いについて気になりました。
 まず、AIが持っている強みは「記憶力と計算能力」です。逆に弱みとして「意志や感情、常識がない、自ら課題を設定できない、他人に訴える力がない」ことなどが挙げられます。AIはコンピュータ上のソフトウェアに過ぎないので、やるべきことや方法を人間がプログラムしない限り、勝手に仕事を進めてくれるわけではないということです。では、人間が持っている能力とは何なのでしょうか。
 AIとは違って、人間には感情や意志があります。幅広い知識もありますし、観察したことを基に新しい発想ができます。他人を理解し、説得することもできます。なので、新しい発想や価値を生む仕事、人間の心や精神活動に深く関係する分野、創造性、協調性が必要な業務、抽象的な概念を整理したり、イノベーションを創出したりする職業、他者とのコミュニケーションが求められる仕事は簡単にAIに置き換わることはないと考えます。

AI時代の働き方

 日本では、将来的な労働力不足が大きな社会問題になりつつあります。企業の中では、無駄を省いて生産性を向上させる動きも加速しています。そのための切り札といえるのがAIの活用になります。
 AIは他人事ではありませんし、AIを恐れない人はいないとは言えません。ですが、AIを恐る必要はありません。
 次の3つのポイントを意識していれば大丈夫ということではないでしょうか。

① AIについて正しい理解をすること

② 日頃からAIの活用方法を考えること

③ AIが持てない人間力を養うこと

 業務の中でAIをどのように活用していくのかを考える必要があります。これからの時代は、「AIに使われる人」と「AIをうまく活用する人」の差が顕著になってきます。
 人間の仕事が楽しくなるように、AIが得意な部分は任せて、道具としてうまくAIを使いこなす意識が大切になってくると思います。

私が活躍するためには

 いまの企業の間では、AIに負けない組織・人材を作ろうと改革が進んでいると耳にしました。大阪でも取り組みがあり、AIを活用できる人材サービスを育成しようと、「社内大学」を設けるメーカーもあるそうです。
 他にも様々な取り組みがされていますが、これから活躍するのは「苦労人」であるとニュースで見ました。田坂広志さんの「能力を磨く」という書籍に書いてあるのですが、「AIには、感情を共有するという意味で相手に『共感』することはできず、人間の代わりに『共感力』を持つことは、原理的にできない。」ことです。

 私が考える「共感」とは、「私たち人が、今ここで感じていること」を共有することであると考えます。AIが、共感の感情を分かち合うのは、計算能力があっても出来ないことではないでしょうか。
企業の中で働いていても、高めなければならないのは「共感力」です。失敗して落ち込んでいる同期の気持ちに共感できるのか。クレームをつけてきた顧客の気持ちに共感できるのか。共に働く人や顧客に共感できなければ、これからの価値観が多様化する時代において、リーダーシップを発揮するのは難しくなると思います。
ですが、人の「共感力」を高めるのは「苦労した経験」です。なぜかと言うと、苦労の経験がなければ、何かに苦労している人に対して、本当に共感できないからです。自分自身に苦労の経験があるならば、相手の気持ちを想像することができるはずです。ただ、苦労をすれば共感力が高まるのではなく、自分が苦労した経験をどのように捉えるかです。
 どのような「人生観」を持っているかによって左右されるのではないでしょうか。

 私は、「共感力」も持ち日々成長していきたいと思います。苦労や困難は自分を成長させるために与えられたものであり、その苦労や困難にはすべて深い意味があると考えます。

 最後に、AIにはない力、人間ならではの能力を養うことが重要であると私は思います。創造力、協調性、コミュニケーション力、主体性などAIやロボットでは実現できない様々な力が人間にはあります。AIにはない力、AIが持てない力とは何なのかを考え、残りの学生生活を通して少しでもそれらの力を身に付けて社会人になりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!