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雨降って地固まる

おはようございます。
私の住んでいる地域では今にも雨が降りそうな曇り空です。お昼には町も表情を変えて降り始めそう。

顔。先日見に行った岡本太郎美術館で
「私たちは日々顔、顔、顔に囲まれて生きている」
と書かれていた。「人の事を思い返すとき、体は背景で思い出すのは顔」だとも。
言われてみると確かにそうだ。何なら偶然その配置になったものにも“顔に見える”と解釈する。思っている以上に無意識化で他者を気にしながら生きているんだろうな。
なるべく良い表情で人の記憶に残りたいものだ。

しっかり岡本太郎作品を見たのは、一昨年の年末の上野ぶり。前回は作者の作品の向き合い方の解釈でなるほど、となれた。
元々自分は「太陽」というコンセプトでいわゆる丸の横に線があるステレオタイプな太陽の造形を描くことは捻りが無いなと思っていた。
その事を一緒に見た友人に話すと確固たるパブリックイメージがある中で大衆を納得させる物を描くのは真摯に向き合ったからじゃないと言われ、確かにその解釈もあるなと感じた。
今回はまず作品「喫煙者」が抽象的に顔になっている事に言われるまで気付かなかった。
その後喫煙を楽しんでいるか嫌がっているかどう見える?など話した。
誰と行くかで楽しみ方は変わるな。

見えるものに固執しすぎないように、しないとな。

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