浅利七海についての感情

アイドルマスターシンデレラガールズにおいて『浅利七海』と言えば、何を思い浮かべますか？

『青い髪の子』、『ぬいぐるみを抱えた子』、『言葉使いが独特な子』色々あるかも知れませんが、きっと多くの方は『お魚』を思い浮かべることでしょう。

『アーロン』と答えた方は強い幻覚の見すぎかも知れません。これから一緒にモバマスのおける浅利七海を知っていきましょう。

話を戻して、『浅利七海』と言えば『お魚』、その認識に間違いはありません。そう、それでいいんです。何故なら浅利七海は

『お魚系アイドル』

なのですから。

アイドル育成ゲームとして有名な『アイドルマスター』(略:アイマス)、その系列作品である『アイドルマスターシンデレラガールズ』(略:モバマス)での登場キャラクター数はダントツで多くなんと総勢208名(トレーナーや千川ちひろ等も含む)。

これだけ多くのキャラクターがいればゲームをやっていてもよく知らないキャラクターがいてもおかしくはないです。ましてやデレステ(モバマスの音ゲー)しかやってない人はアイドルを知る機会が少ないので尚更でしょう。

しかし、これだけ多くのキャラクターがいても『浅利七海』と聞けば何となく、うっすらとでも『お魚の子？』ぐらいには思い浮かべることができるのではないでしょうか？

大きな魚のぬいぐるみを抱えているアイドルはモバマスには浅利七海しかいないのだから。

浅利七海は個性溢れるモバマスキャラクターの中でも埋もれる事の無い『オンリーワン』を持ったアイドルなのです。

いや、ここまで長々と前置きを書いておいて何を言いたいのかと言うと

『浅利七海のキャラクター造形が素晴らし過ぎる』

ということなんですよ。

ということで浅利七海について語るのでお付き合い下さい。

まずは『属性』。ここでいう属性とはモバマスでの分類であるcool属性ではなく、キャラクターの持つ『属性』です。

浅利七海の持つ属性をいくつか書き出してみましょう。

ぬいぐるみ持ち(魚)、舌足らず、青髪、中学生、波打つロングヘアー、魚好き、専門知識持ち(魚)、性知識有り、前歯、少し黒い面有り、マイペース、などなどなど

なんだこの属性の洪水は、溺れてしまいそうになるな……カナヅチという属性持ちでもありますね。

個性属性の大氾濫を起こしてるモバマスでやっていくにはこれだけの属性を持っていても突出はしない、改めてなんてゲームなんだと思い知る。

属性が無ければ戦えないモバマス世界、浅利七海に与えられた属性は見事な『個性』と成っている。

普通こんなに属性詰め込んだら色物キャラとして浮いてしまいかねないところを見事な調和によって適度に目立ち、『取っつき易いネタ持ちのキャラクター』としているのはモバマスアイドルとして天才的だと思います。

埋もれてしまい「何その子？」と言われるよりも「あぁ、お魚の子ね」とでも認識してもらえている方がこのモバマス(個性の大乱闘スマッシュブラザーズ)では重要なことなのです。

次に『名前』。名前はキャラクターにとってとても重要。平凡、在り来たりな名前というのもアイドルとしてある意味ありなのかも知れないが個性のバトル・ロワイアルであるモバマスでは名前という個性はとても重要。

さてさて、彼女の名前は……

『　浅利　七海　』

なんだこの美しすぎる名前は……

まず、パッと見た時の文字列が綺麗。難し過ぎない漢字で覚えやすく、それでいて平凡ではなく、キラキラし過ぎてない。出過ぎず、それで埋もれない。彼女の個性そのものではないか。

あさり　ななみ

響きがいい、口にしやすい、聴きやすい。aai aai の母音並び、名前の音として完成され過ぎている。音も綺麗とか完璧過ぎる名前。こんなに美しい名付けできる人がZUN氏以外にいるなんて、世の中天才はたくさんいるもんだな。

さて、もう少し細かく見ていきましょうか、名字から。『浅利』

浅利→あさり

ほら、貝のあさりが連想されるでしょう。それだけで水、海まで連想できます。

『浅』だけ取っても浅い深いで水を連想、さんずいへん、『水』という属性に深みが増すのですよ。

そして浅利という性は実在し、その多くは青森や秋田に在住しているのだとか。ん？浅利七海の出身って……青森なんですよね。これで出身地との繋がりも深くなった。

さて次は名前、『七海』

七海→ななみ

七つの海、海、これだけでこの子の海属性が深化しましたよ。この名前で山を思い浮かべる方が困難だわ。

そして、ななみの『なみ』、そう波ですよ。これでもう海属性は深海域ですね。

『浅利七海』『あさりななみ』

この名前から容易に海、水を連想することができ、魚好きという属性が光輝くのです。この名前がより一層、浅利七海をお魚系アイドルとして輝かせてるのです。

きっと属性先行で生まれたタイプのキャラクターでしょうがそんなの関係ねぇ。『浅利七海』という名前に込められた意味、そしてその並び、音、構築する全てが美しい。君のその名前がとても美しいということを色んな人に気づいてもらいたい。

もはや主観まみれだけど次にいきましょう。『容姿』

モバマスは新イベントの告知の際にシルエットで登場アイドルを表示します。それを見て予測するのも楽しみの一つ。

そんなシルエットクイズを幼稚園児でも答えられるレベルにするのが浅利七海。

髪型が独特過ぎる、間違いなく被るキャラクターが他にいないので一発で浅利七海と判別できる。考えた人は天才。

これぞ立派な個性。戦国時代の具現化モバマスの中で天下を取れるシルエット。トークバトルショーの予告が懐かしい。

特徴は髪型だけではありません。髪だけでも、青髪、ロングヘアー、ウェーブという属性がありながらそのプリティフェイスには白く輝く前歯。前歯が見えるキャラは他にもいますが多数ではない。これが彼女の顔をさらに強く印象付けさせるのです。

身長は151cmは他にも喜多日菜子などがいますがモバマスでは身長ユニットというのもあるのでこの被りはむしろありがたい。

浅利七海の『容姿』は決して埋もれる事のない強い個性なのです。

お次はあえて『容姿』と分けた『持ち物』

そう、魚のぬいぐるみです。

浅利七海をオンリーワンとさせている象徴『魚』、それを可視化したのが魚のぬいぐるみなのです。

初登場の時に誰もが思ったはず「なんだこの魚は！？」と。双葉杏のうさぎも中々のインパクトでしたが魚のインパクトはそれを上回る。何故なら魚とアイドルの結び付きなどほぼほぼ無いのだから。ウサ耳コスチュームはあれどヒレカチューシャなんて私は聞いたことない。おそ松さんを見てた方なら魚アイドルに理解があるかも知れないですが私が知る限り浅利七海が先発である。

Nカードの衝撃は凄まじく、名前は覚えてなくても魚のアイドルがモバマスには存在するということがプレイヤーには伝わったはずです。

個性ある『容姿』をさらに強固なものへと変えたのが魚のぬいぐるみという『持ち物』。そしてそれがお魚系アイドルとして浅利七海を確立させる。この魚のぬいぐるみを持たせるという判断をした人間は天才ですね。

次は『内面』、あえて大きな分類で取り扱います。だって掘り下げたら文量がとんでもないことになるから。

まずはセリフでわかる『舌足らず』

「～です」ではなく「～れす」となっている。こんなキャラは浅利七海しかいない。個性のドラフト会議であるモバマスにおいてセリフに現れる個性は大きな武器となります。

そしてもう一つ大きな武器が『魚について』。

魚好き、深い魚への知識、魚を世に広めたい想い、それらが彼女をお魚系アイドルとして輝かせてる。一発ネタで終わらないのは彼女の想いが本物であるからです。

この『魚』という要素のおかげで『マイペース』→『釣り好き』と属性にさらなる発展を持たせ個性へと昇華しているのです。

前川みくという猫キャラにして魚嫌いという初期からいる強力な個性持ちとも絡めることができさらなる話題の発展ともなります。今や前川みくの魚ネタには欠かせない存在でしょう。

『内面』については浅利七海のみならず他のアイドルたちもそれぞれ強い個性を持っているため特別視はしませんが、この『内面』から生まれたお魚系アイドルは間違いなく『オンリーワン』なのです。

さてさて、語り尽くせるはずもない浅利七海。アイドルマスターという光り輝く世界においてそのキャラクター造形は埋もれずはみ出さず、素晴らしいの一言です。生みの親は何者なんでしょうね。

浅利七海について、『お魚』などの断片的な印象で構いません。記憶に残っていれば。

そしていつか浅利七海がイベントで登場した際に知ってください。彼女が持つ、彼女だけの『オンリーワン』の輝きを。そして、より深みへとはまってください。

そして浅利七海といえば『　』と言える答えをそれぞれで見つけていただけたらと思います。

私はその時まで釣り針を垂らしながらのんびりと待ってます。

布教とも感情の流出とも言い難い文でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。浅利七海をより知るきっかけの一つと成れたなら幸いです。

浅利七海のお魚図鑑もTwitterに投稿していけたらなと思うのでその時はよろしくお願いいたします。

よきアイドルマスターライフをお過ごしください。