女性声優さんを推すということ
『世の中には2種類の人間がいる。
女性声優か、それ以外だ。』
普通に漫画やアニメがゆるっと好きだったくらいのオタクだった私が、
女性声優さんという存在を認識し、応援するようになってから
10年近く経ちそうな感じになってきました。
時の流れが早くてびっくりします。
何かを好きでいるスタンスなんて人それぞれだと思うのですが、
自分は自分なりに『こういう風であれたらいいな』という
女性声優さん達への応援のスタンスが出来てきたかもしれないと
思ったので、ちょっと文章にしてまとめてみることにしました。
勿論、私の考え方やスタンスなので、違う人がたくさんいて当然ですが、
もし何か、そういうの良いねって思えるような事があったら嬉しいです。
私にとって、女性声優さんとは光…
心を癒してくれて、元気をくれる、女神のような存在です。
辛い事があっても、彼女たちの演技や、歌や、お話や、
素敵な姿に触れる事で、だいたいの事は乗り切る事ができるのです。
宗教ですね。
同じ人間でありながら、こんなに魅力があって、
声で、パフォーマンスで、お人柄で、その美しさで、
無限の憧れを抱かせてくれる存在がいるなんて…と
常々感じながら生きています。
オタクは推しをすぐ神格化してしまう生き物ですが、
そんな素敵な女性声優さんたちも、勿論1人の人間なのです。
何か思いを届けようとすれば、良いものも、悪いものも、
届ける事ができてしまうのです。
そこで、私が応援する上で意識していることをまとめてみます。
●推しがきっと嬉しいと思うこと届ける
当たり前といえば当たり前ですね。
上記の通り、私はいつも女性声優さんに元気をもらっているのです。
その恩返しのために、全ての生命エネルギーを費やしたい。
推しが素敵な演技や姿を見せ続けて下さるためには、
推しが元気になる事が1番。あと、推しにお仕事がある事も1番です。
(1番は何個あってもいい)
推しが元気になるためには、少しでもプラスな気持ちを伝えること。
演技が素敵だった、感動した、面白かった、可愛かった、元気をもらえた…
きっと、そういう気持ちを真摯に伝えたら、受け取ってくれると思います。
そういう方を推しているので…(照
みんなもきっとそうでしょう。
推しにお仕事があり続けるためには、出演作や番組を応援する事が大事!
全ての出演作を追え!たらいいのですが、それはそれぞれ出来る範囲が
あると思うので、無理のない範囲で。
全部追いかけられなくても、その中で自分が特に心動かされた作品を
とにかく好きで、応援できたらいいな!と思っています。
ここでの応援というのは具体的に、その作品に触れて、感想を伝える。
作品にお金を落とす。制作サイドに感想が伝わるようにする
(手軽なものだと、ハッシュタグでの番組の実況とかでも)。
ラジオや映像番組を応援するなら、メールを送るのが1番です。
私はメールを量産できるタイプではないのですが、絵は描けるので、
絵を送っても大丈夫な番組にはとにかく送ります。
メールを送る人たちにも、絵を送るタイプ、ふつおた量産タイプ、
作品の感想をすぐさま送るタイプ、気が向いたら送ってみるタイプ…
みんなそれぞれ、自分ができそうな形で、無理なく応援できたら良いよね
と思っています。
逆に、私は絶対にやらないんですけど、
批判とか批評とかを推しに届けること。
声優さんたちが作品や番組として表に出したものは、
我々が信じる推しその人が、考えた末に出来たものです。
我々の1000000倍、作品に向き合って、紆余曲折の末、
完成された物だと思います。
その完成品を一緒に作りあげて、最終的にGOを出したのは制作サイドです。
何か問題のあること、もっとこうなったらいいなと思うこと、
伝えるとしたらそれは制作サイドに伝えた方がいいかなと思うし、
我々素人なんかより、周囲にいる製作陣やマネージャーさんスタッフさん、
同業者の皆さんの方が、必要な事は伝えて下さってるでしょう。
我々は同じ立場にいませんし、その道に詳しいわけでも全くないです。
合わないなーと思ったものからは離れれば良いと思います。
(私の場合、推しが信じたことは100%正しいと信じられますし、
それが悪い事だとしたら世界の方が間違ってる……
世界を滅ぼすしかない……
と思えるぐらいに推しを信頼しているので、批判するという概念を
まったく持ち合わせていません。宗教なので… )
それより、素敵だなー!と思ったものを応援したい。
なので、『推しがきっと嬉しいと思うものを届ける』に終着します。
とにかく推しにとって何かプラスになるアクションをしたい。
●応援に見返りを求めない
これも当たり前だと思っているのですが、
個人的には『見返りを求めた時点で厄介の始まり!』と
自戒して生きています。
こちらが応援したいから応援しているのです。
素敵な演技やパフォーマンス、良すぎる顔、その全てが
ファンを幸せにしてくれる推し。
なんならその素敵な姿を拝めること自体が見返りみたいなとこある。
我々ファンは、推しという太陽の光で生かされてる地上の生命。
闇の中、街灯の光に集まる虫。そんな感じ。
こちらから見れば推しは1人ですが、
推しから見たらオタクは有象無象みたいなものです。
そのそれぞれに何か返してくれること自体、
とても難しい事だとわきまえています。
普通に考えたら、一方通行で当然です。
そのことを大前提に思っているのに、
我々の推しときたら、なんとこちらを覚えてくださったり、
「いつもありがとう」と言葉をかけてくださったりする事があるのです!!
我々、有象無象ですよ!?
なんでそんなに我々のことを知ってくださっているんだ…!?
と思わせてくださる機会が、度々訪れます。
本当に素敵な推しですよね。
でもオタク、ここで欲張りになってはいけません。
なにか言葉やアクションを返して下さったこと自体が
奇跡みたいなものです。
これを忘れてしまうと、「なんで今回は返ってこないんだ」
「自分より他の人ばっかりずるい」「どうして…」と
最悪のルートを辿りかねません。
我々は見返りが欲しくて推しを好きになったのではないのです。
その姿に元気をもらった恩返しで応援しています。
もう有り余るくらい幸せをもらっているのです。
それ以上を望むのはちょっと欲張りすぎです。
「イカロスを知っているかい?」
ストロベリー・パニックの剣城要も言っていました。
太陽に近づきすぎたイカロスは、蝋で固めた羽が溶けて
空から落ちて死んでしまいます。
推しという太陽に近づきすぎたオタクもたぶん死にます。
推しとファンの適切な距離はどのくらいか?
お互いが幸せでいられる距離感で、ファンは推しに元気をもらって、
推しもファンから元気をもらえる──
そんなwin-winの関係を築けたら、それ以上に幸せなことなんてないです。
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