I LOVE 唐揚げ.

唐揚げが好きすぎて、唐揚げを食べなくなった。

唐揚げをたくさん食べた結果、唐揚げの味を完全に覚えてしまったからだ。

もうわざわざ食べる必要がない。

いつでも唐揚げの味を鮮明に思い出せる。いまだって。あぁ、美味しい。そういう境地に達してしまった。

唐揚げが食べ物である以上、
唐揚げとは、唐揚げを食べることでコミュニケーションを取るべきだと思う。

そんなことは分かっている。
思い出すだけで満足するだなんて、きっと自分よがりで身勝手な愛だ。

しかし、死ぬまでに限られた食事の回数を、
こんな分かりきった、なんの発見もない、ただ腹を満たすだけの守りの食事に費やすわけにはいかないのだ。

だから、僕は唐揚げを食べない。

しかし、何事にも例外はあるもので・・・

飲み会などで仲間が唐揚げを頼んだときは食べる。

きっとこれは・・・

こっちから会おうとは言わないけど、君が会おうと言うなら会うよ、みたいなことで、何よりこういう状況で食べる唐揚げは抜群にうまいから不思議。

そんな僕と唐揚げの話。

最近は、よく天丼を食べ、まもなく味を覚えてしまいそう。
しかし、天丼は飲み会などに姿を見せないため、今生の別れになってしまう危険性があります故、頻度を抑え、しっかり調整していきたい所存。

終わり