これからのちんこの話をしよう

動物のちんこを思いがけず見ると

一気に冷めるというか

その動物がかわいければかわいいほど

その落差にドッと疲れが出るというか

チワワのちんことかその最たる例で

思い返せば、小さい頃に

猿山で猿を見ていたとき

とってもかわいいお猿さんに

目を奪われて、目が離せなくなって

ずっと見ていたら、こっちに向かって腹を見せてきた

そしたら、その下の方にちんこがついてて

「うわ、ちんこやん。」

と思って以来ずっと

動物のちんことうまく折り合いがつけられずにいる。

僕は「かわいい動物」という『夢』と

「ちんこ」という『現実』との間で

ゆれにゆれて、ゆれ続けて

かわいい猫ちゃんのちんこを見ては、おののき

かわいいワンちゃんのちんこを見ては、おののき

カメのちんこは頭よりデカいとの情報を聞きつけた時には、震えが止まらなかった。

「猫ちゃんのおちんちん、ワンちゃんのおちんちん、なによ、かわいいじゃない。」

なんて言葉はもう聞きたくない。

猫ちゃんのおちんちんも、ワンちゃんのおちんちんも、カメのおちんちんも、ヒトのおちんちんも

よく見てごらんなさい、みんなおんなじちんこなのだから。

たまたま、ヒトのおちんちんになったちんこ。

たまたま、猫のおちんちんになったちんこ。

ちんこは、ちんこ。みんなおんなじちんこなのだから。

だから僕は、ヒトのちんこ、もっといえば、ジジイのちんこ

そして、犬のちんこ、猫のちんこ、動物のちんこ

すべてのちんこに、平等におののくのだ。

「猫ちゃんのおちんちん、ワンちゃんのおちんちん、なによ、かわいいじゃない。」

とか言う人たちは

きっと、安易に他人をいじめたりしちゃうんじゃないかな。

みんなおんなじ人間なのにね。

あと、君が可愛げを出そうとして言った「おちんちん」も

君が公式っぽさを出そうとして言った「ペニス」も

みんなおんなじちんこなのだ。

みんなおんなじちんこなのだ!

みんなおんなじちんこなのだ!!

おなちんなのだ!!!

...熱くなってしまいました。失敬、失敬。

でも、どうでしょう?

この機会に、みなさんも今一度、動物のちんこ、いや、動物のみならず、この世にはびこるすべてのちんこと向き合ってみてはいかがかな?

まさか、見て見ぬフリ、いや、見て見ぬフグリなんてことはありませんよね?

まさかね。

まさかね。



終わり

励みになります。