大学で勉強してよかったこと

 みんな大学受験で悩んでいるのかもしれないが、聞く相手は選んだ方が良い。
GoogleフォームにもSNSのダイレクトメッセージにも大学に関する質問がいくつも寄せられているけれども、聞くに値する人間なのかどうか、もう一度考えてほしい。
そして一応大学のことを書くけども、2度も中退して大卒になれなかったヤツがなんか言ってるよ、そのくらいの感じで聞いてもらえたら良い。

 大学1年生、入学したての頃、なんの授業かはもう忘れてしまったが真理というのは時代場所に問わず当てはまる法則であると、いかにも教授という見た目の先生が言っていた。そういうものを皆さん探求してくださいというような話だった。

だが大学に4年通うだけで解き明かせるほど真理は甘くない。
真理なんて難しい話は置いておいて、大学というものは社会に出て仕事に就くためにほとんどの人が通っていると思う。
大卒の資格は就職において重要なカードなのだろう、自分はそれを実感したことはないけれど。
ほとんどの人が目的意識無く、ただ何となく就職に有利だと思って通っている。
それが私が4年間通って理解した大学というところだ。
4年間は間違いでした、正確には7年間でした。お詫びして訂正致します。

 別に何か大学教育に一石投じたい訳でもないし、もう辞めてしまったのでどうだって良いのだが自分はそういうところだと思っているという話だ。だから4年間興味のないことであっても勉強した方が良い、卒業には単位がいる。

逆に興味はないが必要な単位以外は勉強してよかったと思える授業で埋め尽くした方が良い。

 勉強してよかったと思える授業を体感でお伝えする、個人の意見で独断と偏見満載だ。参考にするかどうかはお好きにどうぞ。

大きく分けて勉強してよかったと思えることは2つ。

1つは自分の少し興味のある分野だ。
めちゃくちゃ興味のある分野は一旦置いておく。当然のように楽しいので。
少し興味のある分野はとりあえず授業を受けておくに限る、社会に出る前に自分の興味のある分野をはっきりさせておいた方が良い。
自分にとっては少し興味のある分野でも専門で勉強している先生方が大学にいる。
そういう人たちの話は大体面白い。
授業を受けてみて、やっぱり興味ねぇな、クソつまんないと思うなら途中で履修を止めれば良い。

2つ目は現代社会で取り上げられている問題について、もしくは今の学問のトレンド的に扱われている問題についての授業だ。
自分が大学にいた頃はジェンダーやSDGsがそうだった。民族紛争とかナショナリズムに関してもそうだったように思う。日本でのオリンピックが決定した時期だったのでスポーツに関することも多かった。
今はネットがあるし、大学には図書館もある。自分で調べることが出来ることも多い。
しかし最先端の内容は先生方の口から聞く以外にない。
そういう授業が最先端の研究をどの程度説明してくれるのかは難しいけれど、導入になる。
授業だと自分一人で調べて到達できる範囲の遥かに外にある経験が出来ることも多い。
当事者意識もあるので、勉強にも身が入る。
そういう授業は社会に出ても役に立つ。
勉強して良かったと思えることは多い。

 この2パターンががおおよそ勉強して良かったと思える授業だ。
あとは好きな人が受けている授業とか、先生がタイプとか、楽単とか、それくらいでしか授業を決めていなかった。
こんなに書いておいて卒業できていないのが今になって恥ずかしい。

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