泡沫のユークロニア 感想
プレイ期間・24.4.12-4.29
プレイ日数・8日
プレイ時間・28h 個別6h
シナリオ ★★★★☆4.2
イラスト ★★★★✩4.8
キャラ ★★★★☆4.6
システム ★★★☆☆ 3.5
糖度 ★★★☆☆3.4
ボリューム ★★★☆☆3.2
総評 ★★★☆☆3.9
全体感想⬇️
世界観がすごい好きだなって
キャラみんな良くて掛け合いがまじで面白かった
恋愛過程は長いわりにわりとあっさりめに感じたな
キャラの掘り下げ(特にサブ)がもうちょい欲しかった
○ヒロインについて
雛菊ちゃんが本当に可愛かった
見た目とキャラ設定的に絶対刺さらない系のヒロインだと思ってたけど
大人びた見た目のわりに素直で純粋で中身幼いのがめちゃくちゃギャップ良かった。天真爛漫というか、小5女子って感じで可愛い(惚れっぽいところも含めて)
帷⬇️
帷って人情深いというか圧倒的に善の人間なんだよな
筋はしっかり通すし男気もある。夢女が好きそう
大義があってやってたことに対して素直に「傷つけて悪い」って言えるのシンプルに人の良さが出てるね
立場身分は正反対だけど、この凍玻璃では珍しい、外に憧れを持つ者同士の二人。
雛菊ちゃんと一緒に外出て欲しかったし、外で身分とか関係ない2人の居場所をつくる、みたいなEDがあると思ってたけど 結局病気完治しんまま終わるん切ない
沖田さん√??
エロがないピオフィみたいな感じで思ったよりプラトニックな恋愛だった。
死に近くて儚い男良き
淡雪⬇️
主従関係ほんとすき
節度保ってる風で急に肌色多くてびっくりよお前が1番はっちゃけてるんかい
帷がプラトニックだったから余計にえろくみえる
料理苦手なのに今まで影で努力しながら頑張って作ってくれてたの??
ドラマCD聴いて思ったけど淡雪って料理もカラクリも苦手だし住民の家に車で突っ込んじゃうし、バナナの皮で転ぶしほんと腕っ節以外はポンコツなとこ本当に面白いな
そして今まで我慢してたぶん雛菊と両思いになった途端攻略キャラの誰よりもブレーキぶっ壊れるところ含め面白い、面白い男だよね淡雪
BADの死んだ雛菊の遺体を外の世界に連れ出して約束守ってくれる淡雪やばい良かったな
唯一外の世界に連れ出してくれた男お前か、、
生きて2人で出たかったよ。。
フォロワーが淡雪のことドラえもんって言ってて笑った
主人公に対する使命感と普段は頼りになるけど肝心な時にポンコツになる感じな、
依⬇️
結論から言うと好き。この手の男。いやまぁ自分が悪人好きってのも自覚してるし全面的に依を肯定するわけでもないけど私はこういう癖の強くて味わい深くて
ひとつひとつの行動や言動に考察しがいのある男について思考を巡らせるのが好きなので....
依の場合キャラはさておいてもシナリオだけでも圧倒的に依√最高だなって思った
依って、凍波璃の街の中ではとんでもない異端として扱われてるけどこれはまぁよくある危険思想というか
行動が悪であっただけで 根本的な感情自体は人間として 当たり前の独善さ、利己的な感情から来てるんだよな
血の繋がらない兄だけでなく両親にも理解されなくて自分とは違う生き物に見えてしまうのってどれだけ孤独な幼少期を過ごしたのかな、依って
親にさえ理解されなくて、でも家族として振舞う善良なご両親の元で育った依がさ
「……彼らのために、まともな人間になろうと努力した時期もあったんだよ。でも、無理だった。」
って言ったのね
ここ、“自分の為“じゃなくて“彼らの為“ってのがな
依自身は他人と違うことに葛藤はなかったのかな
仮にいっそここで親から疎まれてたら依自身も理解出来たのかもだけど、
そうじゃなくて受け入れようとするような自分には無い “善性“をもった人間に「気持ち悪い」って思うのも依自身は<他人に理解されたい側>じゃなくて
<他人を理解したい側>だったのかなって思う
「この世界の人間は作り物みたいで気持ち悪い。誰も彼も、何かに従いながら生きている。……まるで人形だ。」
それは思った。
凍波璃って交易はしてるけど多様性を認めないし特殊だよな
凍玻摛の世界観、自分たちの住んでる街が「平和な理想郷」であることが国民に洗脳されてるのに、
外から来たわけでもない依が疑問に思うのもどこか街の人間とは違う異端さをもった依だからこその思考だと思うし普通はここで疑問に思わんよね
「ボクは人間が嫌いでね。キミにはこんな気持ち、到底わからないだろうけど――」
「でも、彼らの腹を捌いて、初めてこの世界にボク以外の人間がいたんだって思えたよ。」
はいめちゃくちゃ好きセリフです。
なんだろうね、親に認められる努力をやめた依だけど
ここに来てこの言葉はさ、
“まだ心のどこかで同類を望んでた“
“誰かにまだ理解されたかった“って気持ちがあるからこそだよな
雛菊ちゃんと10歳差ではあるけど根本的に依って
理解されたがりの愛されたがりの寂しい子供っぽさがでてて良い。
心的外傷をもったまま大人になったアダルトチルドレンて感じが凄く良かった
↓↓↓やばかったところ↓↓↓
基本自分から働くタイプじゃないし、
他人使って出世だけ得るような合理的な依が全然合理的じゃないうえ面倒な事分かってて、石蕗さん陥れたのが 石蕗さんが雛菊のこと好きだったからっていう
«好きな子を取られたくない»って嫉妬心なのがさ、やばいよね。
しかもハンカチ出てきたよ。
なにそれ肌身離さず持ってたの???
めちゃくちゃ喜んでんじゃん、あんなに
「ふーーんへぇ」スンッみたいな感じで受け取ってたくせによ
こいつ、素直な喜び方を知らないのかな?愛しいね、
婚約破棄の紙もね、絶対ポイされてると思ったけど
それもずっと持ってたってことは全てを知った上の最後の判断を雛菊に任せようとしてたのにも驚いた
一応逃がす気はしてたんだな
婚約破棄の文書破り捨てて
「ここで見捨てて化けて出られると困ります。依さんは幽霊になっても私のこと苛々させっぱなしだと思うので!」
って依の言葉真似していう雛菊ちゃんに、
「僕のこと好きなんじゃなかったの?」
「だいきらい。依さんなんてきらいです」
「...馬鹿だな、姫君は。それが好きってことだよ。...たぶんね」
って初めてキスした時と同じ会話で締めてEDなの最高すぎた。えもすぎ
あの時は「分かりません」って答えてた雛菊ちゃんだけど ここで「だいきらい」って言葉を使う雛菊ちゃんも好きだし、最後の依のセリフ本当に好き
この「たぶんね、」って言葉から分かる通り依も女性に対して特別な「好き」って感情を抱いた経験がないから憶測で言ってることが分かりますね、
あの時は2人とも「分からない」感情だったのがここで答え合わせになってるのが本当に好き、
EXTRAのショートストーリーがやばい。最初「僕は幼い頃から優秀だった」みたいな経歴やらなんやらをつらつら独白垂れ流しといて最後「...謝ってみようかな」に至るの
お前雛菊ちゃんと喧嘩する度にそのモノローグ入れる気かとめちゃくちゃ笑ったし萌えた
子供なんだよね依ほんと、
これで雛菊ちゃんより10も上の28歳なんですよ
おいしいね、おいしいね依雛って
・・・・・・・・・・・・
賛否あるとは思うし万人受けする男では無いのは
確かだけどそこまでクソカス!!死ね!!!って言われるほどでもないとは思う。個人的にね
というのも依という男が意外にも好意を行動で示してた男だからなんだろうな
キャラメル、ドレス、独占欲、言葉etc、、
わりと好感度は回収してた方だと思うからそこまでクソ男の気はしなかった、もっとやばい男おるもんな、、 でも結論としてはクソですけども
まぁ何も考えずに恋愛したいとか、護ってくれる男、が好きみたいな人には合わないとは思う笑笑笑
英時明を愛した業を背負って生きてる私にはまだぬるめの男で助かった
露草⬇️
ピアスばちばちにあけたダウナー系金髪って普通にビジュ強すぎんよな
プレイしてみたらまさかのモンペ幼馴染枠でびびった
「…やだ」と「だめ?」とか乱用してくんのもずるいし 甘えてくるわんこみたいなんよな
「普通の友達ならしないけど、俺とあんたは仲良しじゃん?」って丸め込むのやば
幼少期から2人で1人として育てられてきた露草と柊
自分を支持する貴族たちのせいで親を殺されてしまった雛菊にずっと負い目を感じてたのつらいな
そして自分の父親殺してんのか?この双子
殺したというか見殺しにしたって感じか、、
子供ながらに「今の大樹には死んでもらおう」って発想よ
柊のお忍び衣装オルロックやん声優も一緒やん
露草√の西二の兄弟依が反抗期みたいでかわ
帷めっちゃ咳き込んでて辛い
「こういう時は格好つけさせろよ。……もう走れねえつってんだ」
って帷を置いてかないけんとこもう心痛すぎて
結局どの√でも帷は早死するんだろうしそもそも自√でも完治してないもんな
誰か、、誰か帷を助けて、、、、
潮路、お前息子の為やったんか
貴族の使用人してたこともびっくりやけど、目的って金持ちになって息子迎えに行くためとかめちゃくちゃ私情しかもお前も波璃病患ってんのかよ末期ってもう
もうやめてこれ以上不幸な男出てこないで
矢代⬇️
「本物の俺は、誰からも好かれることがないから」
「俺はただ生きているだけで憎まれる、人ではない鬼の子――怪物だから。」
妾の子で赤ん坊の時から泣きもせず笑いもせず、不気味がられ、親から疎まれてきた矢代
あーーね、そういうことね
「もしかしたら、俺が立派に務めを果たせば、上手に人の真似ができたなら――父に、母に、普通の人間らしく愛される可能性があるのかもしれない、と。…期待していたのかも、しれないね。」
END後はあんまり笑わなくなった矢代。これがほんとの素の矢代な。解放されたっていうか、
自由になれたんだな、矢代
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?