病気だからできないと言ってしまってもいいのか
僕は躁鬱もちだ、今は適応障害で休職している。薬も二種類飲んでいる。
4月に入社してからはいわゆる「普通」の人のような生活を送ってきた。
でも今は休職している状態だ。
休職した理由は上司のパワハラだ。パワハラを受けてそれを役員に伝えて異動という対応をとってくれた。
異動先でまた新しいことを勉強しないといけないストレスとそれまで受けていたパワハラのダメージが合わさり今に至る。
そこでだ。
今働ける自信は正直ない。また週五日の労働はできないと感じている。そして僕は躁鬱をもっているので躁鬱のせいにすることもできる。「躁鬱で働くのしんどいです」と言えばいいだけだ。
でもはたしてそれでいいのか。
たしかに僕は躁鬱だ。そして今も気分の波に悩まされている。でも働こうと思えば働ける。
どうするかは僕の意思次第だ。
病気を言い訳にするのは簡単だと思っている。
でも社会に溶け込めないとき、どうしても「躁鬱」という病気が頭の片隅に浮かんでくる。
僕の手札にある「躁鬱」というカードはいつでもきることできる。
その手札をきれば僕は「普通」の人のように振る舞う必要はなくなる。
しかしそれと同時に「普通」の人のようになることはできなくなるだろう。
普通のような生活をしたければ引き続き普通の人のように振る舞う必要があるだろう。でもそれは本当の自分に嘘をつくということになる。そしてとてもしんどい。実際入社してから4か月しか社会人をやっていない。
僕はこれからどういう道を歩むのだろう。病気だからできないといって「精神疾患者」として生きていくのか。病気を持っているけれど普通の人と同じような生活をする「普通に近い精神疾患者」として生きていくのか。
この答えは未来の自分しか知らない。