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SEVENTEENTH HEAVENという天国と、SEVENTEENという神様と、わたしという天使

愛するアイドルのおそらく節目となるカムバックが発表されて、アルバムタイトルが「SEVENTEENTH HEAVEN」、タイトル曲が「음악의 신 -God of Music-」ということで、色々な縁やわたしの根幹になっているルーツがここに来て照らされるのかと心が震えたのを文章に残しておきたい気持ちで思わず筆を取りました。
自分のことを話すnoteになってしまうと思うし、カムバ後に曲を聴いたらまた違う解釈になるかもしれないけれど、わたしの人生にSEVENTEENが現れてくれたことに今一度祝福をあげる意味で言葉を綴ります。

「わたしという天使」

タイトルに書いたこの言葉、まずはこの話が出来たらいいなと思います。
"天使"という単語はオタク界隈では主に"尊くて可愛い愛おしい存在"として推しの冠につけるものなのもあって、この表現は妙に気恥ずかしい。
ただ、天使というモチーフはわたしが生まれた時から大切にしているひとつの拠り所でアイデンティティであるということを先に話しておきたいです。

まず、この界隈でハンドルネームとして使っている"anse(あんせ)"という名前は、知っている人は知っていると思うけれど実は本名です。
由来は天使を意味する女性名の"Angela(アンジェラ)"から。
日本名らしくなるように短縮して"あんぜ"になり、画数や呼びやすさの観点で"あんせ"が最終的に名前になりました。

名付けた母をはじめ、私の家族はSFやファンタジー・神話に目がなくて、特に天使や女神といったモチーフは特定の宗教を信仰している訳では無いものの自宅のあらゆる場所に飾られています。
そんな家で生まれて、天使の名前をもらって、母の趣味のたくさんの天使のモチーフを身につけて育てられたわたしにとって、"天国"や"天使"、"神話"、"空"はもはや自分を着飾る為のお洒落や好きな物の範疇を超えて、ひとつのアイデンティティとして存在するようになりました。
そのアイデンティティに合うようなアンティークなものやガーリーなもの、周囲の方に「anseさんの世界観」と言って貰えるようなものが好きなのは、やっぱり母の趣味の影響も大きいけれど、親の選ぶ服をいやだと言ってリアル平成ファッションの流行に引っ張られた小学校低学年を超え、紆余曲折ありつつ結局一生ガーリーに落ち着いたという経緯も踏まえると、自分の素直な心地良さからだったような気もします。

そう思うとやっぱり運命的な、自分の周囲にたまたまあった要素の欠片をそれぞれ集めた結果がいまのわたしに繋がって、結果それが最善だったのだ、という気がするのです。

「SEVENTEENという神様」

前述したルーツもあって、わたしにとって可愛らしさやファンタジーさはひとつの「安心感」や「心地良さ」に繋がります。
また、やはり何か特定の宗教への信仰は無くとも見えないものを拠り所として信じ続けているわたしにとって、それらを馬鹿にしない、否定しない存在というのはわたしにやさしくあってくれる大切な存在なのです。

こういった理由もあって、アイドル、特にSEVENTEENはわたしとってずっとやさしい神様のような存在です。
"アイドル"という存在自体が偶像で、ある意味ファンタジーであると表現する人もいるため、これから話す話は少しややこしくなってしまうかもしれないのですが、ここで言いたいファンタジーさというのは「私生活を匂わせない」「むやみに人間関係を披露しない」「本音と建前が別」というような話ではなく、「"運命"を信じる力」「幻に手を伸ばす力」「心のやわらかい部分をあたたかく包む力」のようなものを指します。
アイドルのマーケティング方針・プロデュース方針というより、人間としての見えないものへの先入観というか、そこに否定が入らないかどうかという話です。
それでいうと「ロマンチストである」という表現の方が適切かもしれません。
人によると思いますが、周囲に揺さぶられずロマンチックに過ごすことはひとつのプライドであり、覚悟が必要だとわたしは思います。
現実逃避というよりも現実にロマンを見いだしてそれを守ること、ロマンを背景に現実を動かそうとポジティブな行動を起こすこと、それを他人に分け与えることは、現実を見据えた上で初めてとれるメタ的な行動であり、そういうところにわたしは"やさしさ"を感じているのだと思います。

SEVENTEENに感じるロマンは初めて出会った時からはじまり今までずっと続いています。
SEVENTEENはわたし(達CARAT)との絆や運命や必然を今まで何一つ疑うことなく守ってくれていて、それはライブのメントや曲のリリック、全ての言葉の節々から常々感じられるかと思います。
彼ら自身のフィジカルの努力はもちろん大前提で感謝しかないですが、それ以外にもたくさんの巡り合わせの中で出会うに至ったであろう目に見えない糸を全部愛おしく束ねて掴んでいてくれることがやっぱりありがたいし、それを壊さないでいてくれる事に安心を感じます。

誰とSEVENTEENの話をしても、彼らが壊さないでいてくれたそういう"運命"の話に結果的になって、運命の存在を改めて噛み締めることになるのにも、やっぱり彼らは(現実的にとか実際にとかそういう話ではなく、この世に実在している人間なのは当たり前として)愛の使者であり神様自身なのだと信じざるを得ないのです。


「SEVENTEENTH HEAVENという天国」

冒頭でも触れましたが、彼ら自身の魅力が多面的で表現出来るパフォーマンスが多岐に渡る中、このタイミングで"天国"を創造し、自ら"神"を名乗ってくれたことに運命というか、安心というか、何かしらの繋がりを感じて心が震えます。
これはここまで語ってきたわたしのルーツに繋がるモチーフなのもそうですし、もっと言えば当然わたしだけの特別な訳ではなくて、誰しもが彼らに"目に見えない何か"を見出していて(むしろ見出さざるを得ないというか)、それが改めて彼ら自身のタイトルとして節目に語られるのだということに感動しているのもあります。

SEVENTEENを想う時、わたしは並行して世界の平和や人の心の暖かい空気のことを想います。
正しく天国のような姿になった世界のことです。
もともとオタクとして推しに多くを考えてしまう人間ではあるけれど、それ以上に、彼らにそういったことを考えさせる力があって、ポジティブに向かわせるオーラがあるのだと思います。
彼ら自身が人生の過程で培ったものと天性のものどちらもがそう作用していて、その輪がわたし以外にも沢山の人に広がっているのが、少し不思議だけれど当然のようにも感じられて、やっぱり彼らはすごいし、"神様"以外の何物でもないと、そうやって世界に伝播していくさまがタイトルになったのだとファーストインプレッションで感じました。

そんな彼らが描く天国で、彼ら自身が神として治める世界で、わたしは天使でいたい。
今までもわたしの沢山の願いを叶えてくれた彼らが、またひとつわたしの根底をすくいあげて大切にしてくれることに深く感謝しながら今回のカムバックを抱きしめたいと思います。
改めてわたしにとっての神様でいてくれてありがとう。

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