見出し画像

遊具上の移動および落下での怪我に対する保護に関する安全要件としてのインパクトエリアの範囲について

おはようございます。本日も素敵な一日になりますことを願っております。

今回は以前の記事”遊具に関連するスペース(空間)・エリア(領域)について”の中でその定義を記述させて頂いた遊具のインパクトエリアの範囲について具体的な必要な条件を記述させて頂きます。

BSI EN-11176-1: 2017(31頁)によれば、

インパクトエリアの範囲


インパクトエリアの寸法は下記の図に示されているようになります。

利用者に水平方向の速度を与える回転遊具(カルーセル)などのような特定の場合においては、落下による怪我・傷害に対する適切な保護を提供するために、インパクトエリアを拡張する可能性もあります。

インパクトエリアを決定する際は、遊具や利用者の可能な動きを考慮に入れなければなりません。

注記:これらのケースは、本規格の個別タイプの遊具を扱う各パートでも扱われています。

図:インパクトエリアの範囲
Y 自由落下高さ  X インパクトエリアの最小寸法  a 要件に準拠する衝撃減衰(吸収)(地)表面材
b 強制的な(慣性力が働く)移動がない限り、衝撃減衰(吸収)性の試験要件の無い(地)表面
                                       (単位:m)