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遊具の設置される場所での衝撃減衰(吸収)(地)表面材敷設後の衝撃減衰(吸収)性の適正レベル確認手順について、

おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。

本規格の中で、遊具の設置された下方の地表面には臨界(危険)落下高さに適切で正しい衝撃減衰(吸収)性があることが必要とされております。設置当初は適正であっても月日が過ぎれば様々な外的要因で衝撃減衰(吸収)性のレベルは変わります。それ故、その適正レベルを定期的に確認することが求められます。

BSI EN-1176-1:2017の附属書H(96頁)によれば、

注記1 :本附属書は、本規格の別の規格書EN 1176-10:完全閉鎖構造遊具の追加の特定安全要件と試験方法に従う完全閉鎖型の遊具を対象にしていません。
設置の完了後と公共での利用前または最初の利用の前に、現実的に可能な範囲で本規格書:EN-1176-1のインパクトエリア(地)表面での怪我・傷害に対する保護の要求事項の法令遵守が、供給者と運用者の間で合意されたプロジェクト設計仕様書に従っていることを確認する必要があります。

a)       本規格書:EN-1176-1のインパクトエリア(地)表面での怪我・傷害に対する保護の要項に関する全体的な法令遵守は、目視点検および測定によってチェックされなければなりません。

b)       衝撃減衰(吸収)(地)表面材が、供給者と運用者の間で合意された仕様書に従っていることを確認されなければなりません。

c)       各落下空間内の衝撃減衰(吸収)(地)表面材の厚さが測定され記録されるものとします。

d) 許容される衝撃減衰(吸収)性レベルを確認しなければなりません。
注記2: 提供された表面が、天然の土壌または草地生育環境に完全または部分的に依存する場合、臨界(危険)落下高さの試験結果は、時間の経過とともに、または気候条件によって変化する可能性があります。これらの種類の表面は科学的に制御されていないため、合格/不合格の厳密な試験結果ではなく、リスクアセスメントに基づいて継続的に使用することに基礎を置くことをお勧めします。

e)    設置後点検の結果が報告されなければなりません。報告書には次を含めるものとします。

1) この欧州規格の番号と日付、すなわちEN 1176-1:2017;

2)       設置現場の場所、日時、条件(温度、湿気など)

3)       衝撃減衰(吸収)(地)表面材の記述と、アクセス可能な場所、(天然の土壌または草地)生育環境;

4)       衝撃減衰(吸収)性の適切なレベルの確認。

5)       製造元/供給者の仕様に準拠していることの確認、入手可能な場合。

6)       どんな観察された瑕疵を含む衝撃減衰(吸収)(地)表面材の状態の詳細。

7)       設置された遊具(落下の自由高さ、衝撃減衰(吸収)(地)表面材の範囲および性能)に関連して、インパクトエリア(衝突領域)の法令順守の確認(本規格書:EN-1176-1のインパクトエリア(地)表面での怪我・傷害に対する保護を参照)。

8)       適用可能な場合、臨界(危険)落下高さの試験結果が、時間の経過とともに、または気候条件によって変化する可能性があるという事実に注意するように注記します。特に要求された場合は、別の規格書EN 1177:衝撃減衰遊び場地表面材 衝撃減衰性を測定するための試験方法に従って現場での試験を実施することができます。ただし、結果は、合格/不合格の厳しい試験結果よりむしろ、リスクアセスメントで評価する必要があります。損傷の兆候を探すために表面に定期的な目視点検を行うことが推奨されます。この点検の頻度は、頻繁な(遊具の)利用、極端な(気候)条件に曝されるまたは破壊行為の可能性のある場合の表面では増す必要があります。