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遊具による強制的(慣性力が働く)移動を受ける利用者のフリースペース内における怪我・傷害に対する保護

おはようございます。本日も素敵な一日になりますように願っております。

スライド(滑り台)やスウィング(ブランコ)、ファイアマンポール、回転遊具などの遊具を利用して遊ぶ子どもたちは、滑走や揺動、落下、回転などの遊具の形状や構造により発生する強制的な運動/移動をすることで楽しむことができます。しかし重力や遠心力などの慣性力が働いた運動による自分の力では自身の動き/移動を制御できない状況があります。

今回は、このような状況の利用者=子どもを保護するための必要な条件を記述させて頂きます。

BSI EN-1176-1: 2017(33-34頁)によれば

遊具による強制的(慣性力が働く)移動を受ける利用者のフリースペース内における怪我・傷害に対する保護


別に明記されていない限りにおいて、隣接するフリースペース同士、または2つの異なる遊具のフリースペースと落下空間が重複しない様にするものとします。

注記1:本要件は、クラスター内の遊具部品間の共有スペースには適用されません。

フリースペースには、強制的(慣性力が働く)移動を受ける利用者の進路を妨害する障害物、例えば、木の枝葉、ロープ、横梁などが含まないものとします。利用者を支えたり収容したり、又は利用者のバランス保持の助けとなる遊具の一部、例えばファイアーマンポールと共にあるプラットフォーム(高床・高台)は、フリースペース内でも許容されるものとします。

注記2:この要件の例外は、個々のタイプの遊具を取り扱う本規格の各パートに記載されています。

フリースペースを、遊び場の主な移動ルート(動線)が交差しないものとします。(例えば、歩行者用通路)