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遊具上からの子どもの落下に対する保護について

おはようございます。本日も良い一日になりますことを願っております。

以前の”遊具上での落下・転倒を防ぐ構成アイテム”の投稿の中で落下・転倒を防ぐ遊具の構成アイテムとして、ハンドレールやガードレール、バリアをご紹介させていただきました。これらのアイテムは実際に遊具上のどこにどのように取り付けられるべきかを記述いたします。

BSI EN-1176-1: 2017(18-19頁)によれば、
高所のプラットフォーム(高床)からの落下に対しては、さまざまなタイプの保護が必要です。必要とされる保護の種類は、自由落下高さおよび容易にアクセス可能であるかそうでないかの遊具のタイプ次第になります。
ランプまたは階段に、ハンドレールやガードレールまたはバリアが設置される場合は、ランプや階段の最も低い位置から開始するものとします。(ハンドレールは最低限、手すりは掴まり(把握)の要件に準拠してなければならない上、足の位置から600mm以上850mm以下の高さにあるものとします。)

容易なアクセス可能な遊具に関する落下に対する保護はプラットフォームの取付地上高(地表面までの自由落下や急勾配アイテムでの落下の高さ)が600㎜以上3000㎜未満では本規格に準ずる衝撃減衰(吸収)地表面材が遊具下の地表面に敷設(1)と併せてバリアで囲わ(2)なければなりません。各遊び要素に必要な出入口で自由落下の可能性のある開口部では、開口部を横切ってガードレールが床高600mm以上850mm以下の高さに設けられていない限りバリアにより開口部の幅は500㎜以内でなければなりません。

容易なアクセス可能な遊具に関する落下に対する保護のプラットフォームの取付地上高さ

容易なアクセスできない遊具に関する落下に対する保護はプラットフォームの取付地上高(地表面までの自由落下や急勾配アイテムでの落下の高さ)が600㎜以上1000㎜未満では本規格に準ずる衝撃減衰(吸収)地表面材が遊具下の地表面に敷設(1)を必要とします。1000㎜以上2000㎜未満では本規格に準ずる衝撃減衰(吸収)地表面材が遊具下の地表面に敷設(1)と併せてガードレールで囲わ(3)なければなりません。2000㎜以上3000㎜以下では本規格に準ずる衝撃減衰(吸収)地表面材が遊具下の地表面に敷設(1)と併せてバリアで囲わ(2)なければなりません。

容易なアクセスできない遊具に関する落下に対する保護のプラットフォーム取付地上高さ