実写VRが普及する日
弊社株式会社MATRIXでの業務としても当然、重要なことなのですが、もはや趣味の域においても『VRゴーグルの啓蒙』を続けています。
私がたまたま魅せられてしまったのが、「CGで作られたメタバース」とかではなく、実写映像を元にしたVRメタバース(リアリティメタバース)なので、『VRゴーグルの普及』と『リアリティメタバースの普及(コンテンツの充実)』は、私が目指す世界観に至るための両輪です。
例えばこれは、タイトルの通り、360度VR動画を届けているサイトです。これを出している染谷さんという方は、360度カメラやVR映像について第一人者の一人ですが、それでも、ご存じない方が多いと思います。上記の両輪がまだどちらも回ってないので、片輪ずつ回そうといろんな方が地道に努力している状態で、まだまだこれからなのです。
でも、その間に技術の進化はどんどん進んでいて、染谷さんの情報では「実写VR」は確実に進化しているようです。
これまでの感覚とは全く違うので、こればかりは実際に体験する以外に伝えようがありません。言葉や文字で「分かった気になる」方は多いのですが、実際のコアな部分(スゴい!)は体験しないと絶対にわかりません。私も啓蒙活動を通じて、いろいろと試行錯誤を繰り返して、例えば、下記のように生成AIにイメージ画像を作ってもらったり
こんな工夫はしていますが、この画像で「なるほど、そういうことか!」と分かる方もいる一方で、分かってるのは頭の中だけで、体感として「スゴい!」とはわからないわけです。この「スゴい!」という実感があって初めて、その驚きや感動を周りに伝えたいとなるし、知ってほしいとなるし、啓蒙活動が広がり始めます。つまり、日本でVRゴーグルも実写VRも普及しない最大の理由は体験数の不足です。
おそらくは、端末メーカー・有力コンテンツメーカーがタッグを組むか一斉に始めるか、しないとなかなか普及は難しいでしょう。そんな経験をこの3年間してきました。
とは言え、諦めるにはまだ失敗数が少ないので、まだまだチャレンジしていきます。その1つが、個人利用ではなく法人利用に目を向けて、不動産会社の案内業務(内見業務)をVRで行なうソリューションです。
「引っ越しするのに必要だから内見する」という、単なる案内業務から、顧客は楽しいし、不動産会社側は手間暇が省けるし、良いことずくめのサービスです。自分で持ってない人が、不動産屋さんの店頭で体験することで、その方には「VRゴーグルってスゴい」って体感がインプットされることになるので、その先に目指す「VRゴーグルが当たり前の日常」にも寄与してくれるんじゃないかとうっすら期待しています。
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