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第9話 新台入替はベニヤ板

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第9話 新台入替はベニヤ板


4号機が完全撤去され5号機時代が幕を開けた。一撃出玉に魅了されていた一般ユーザーに5号機は受け入れられるわけもなく、新台入替で「ベニヤ板」が多く導入された。そして多くの中小ホールが潰れた

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多くの専業は「何か新しいことをする」とそれっぽい言葉を残しパチ屋から消えていった

中には4号機以前から稼いだ金をしっかり貯め、それを元手に新たな事業を成功させ今も一線で活躍してる人もいる

だが金遣いが荒くろくに金も貯めれぬまま5号機時代を迎えた専業が圧倒的に多かった。そして一度は引退し去ったもののいつの間にかこの世界に戻ってくる。この生活に長く染まった人間が社会に簡単に馴染めるわけがない


4号機完全撤去という今考えればこの業界から離れる「最後のタイミング」を逃したロイニー少年はこの転換期を何も考えずただ楽しんでいた

5号機時代が終わり6号機に移行しようとしている今、この頃のことを良く思い出す。時代も専業も繰り返すのだ


設定6でも重いボーナス確率、単独ボーナスのみでレインボーが平然とハズれる「初代エヴァ」が流行るわけもなくメーカーは試行錯誤した

小役重複・ボーナス優先制御が採用されノーマルタイプの可能性が広がり「エヴァまごころ」・「青ドン」・「デビルメイクライ」・「シェイク」など面白いノーマルタイプが増えていった


この頃から攻略雑誌の紙面で「重複確率」、「重複期待度●%」という謎な言葉を目にするようになる。種あり小役と種無し小役が別フラグであることを攻略雑誌は正しく伝えなかった。おかげで間違った理解の仕方をしている専業も多く、設定6の確率で重複しないからという理由で設定6を捨てていく専業もいた

小役確率に大きな差がある機種が多く、野鳥観察で使うやつとかメダルを積み重ねてカウントしていた。この頃から徐々に小役カウンターが普及し始めていく

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