ステイヤーズステークス アフリカンゴールドの可能性

可能性シリーズ第3弾となった今回は、この馬

『走り続ける中年アイドル』


アフリカンゴールド

について書き連ねてみたいと思います!

なぜG1のチャンピオンズカップもあるのにG2のステイヤーズステークスなのかと言うと、

単純にアフリカンゴールドが私の現役で好きな馬TOP3の内の1頭で

この馬にめちゃくちゃ稼がせて貰ってる位にこの馬の走り時を熟知しているからです!


2021 中日新聞杯
2022 京都記念

大荒れの中日新聞杯と京都記念、両方取った人は私以外いないだろう!


という自慢を2023年も終わろうかという現在まで擦り続けながら


今回10番人気想定のアフリカンゴールドが

『間違いなく買い時である』


というのを

①血統

②アフリカンゴールドの好走条件

③ステイヤーズSのコース形態とペース


この3つの観点から順を追って説明していきたいと思います!


まずは血統面から

過去3年の好走馬を見てみると

2020年

1着 オセアグレイト (オルフェーヴル)
2着 タガノディアマンテ (オルフェーヴル)
5着 ヒュミドール (オルフェーヴル)
7着 ステイブラビッシモ (ステイゴールド)


2021

2着 アイアンバローズ (オルフェーヴル)
3着 シルヴァーソニック (オルフェーヴル)


そして昨年2022年

1着 シルヴァーソニック (オルフェーヴル)
2着 プリュムドール (ゴールドシップ)
3着ディバインフォース (昨年勝ち馬)
4着 アイアンバローズ (オルフェーヴル)
5着 メロディーレーン (オルフェーヴル)
6着 エドノフリーチェ (ゴールドシップ)

出走した5頭のステイゴールド系が全て6着以内に入っています!


というように、まぁとにかくステイゴールド系の庭状態で

数字にすると、(2-3-1-7)複勝率46%

出走13頭中9頭が掲示板を確保

掲示板外の4頭も

・エドノフリーチェ(3勝クラス勝てず)
・バレリオ(近走二桁着順続き)
・アスティ(2勝クラス勝てず)
・ステイブラビッシモ(3勝クラス勝てず)

と明らかに能力の足りていない馬達ばかりで、

A『3勝クラスを突破していて』

B『近走明らかな衰えも無く』

C『長距離への適正を持っている』

ステイゴールド系の馬は、ほぼ例外なく好走しているのです!

今回出走するステイゴールド系は

・アイアンバローズ(オルフェーヴル)

・アフリカンゴールド(ステイゴールド)

・ヒュミドール(オルフェーヴル)

・メロディーレーン(オルフェーヴル)

の4頭で


上記の条件ABCに当てはまるのは

・アフリカンゴールド

・ヒュミドール


の2頭になります!


次にアフリカンゴールドの好走条件について書いていこうと思います


まずは戦術を変えた2021年中日新聞杯以降の成績がコチラ


昨年勝利した京都記念以降、約2年馬券になっていないこの馬ですが、ある2つの条件でこの戦績を仕分けると、この馬の好走条件が視えてきます

それが

『斤量』 と 『直線距離』

 
です!

このアフリカンゴールドという馬は、ステイゴールド産駒には珍しく斤量泣きする馬で、58㌔以上の斤量では(0-0-0-8)と全く走っていません

更に速い上がりを使えるタイプの逃げ馬では無いので、直線が長く3ハロンの末脚比べになりやすい東京と阪神外回りに関しても苦手にしています

という事で、この2つの条件で戦績を仕分けた物がコチラです!


まずは『斤量58㌔以上』か『東京・阪神(外)』

最高着順が8着で、1秒以上負けているレースも多々あります
  

逆に『斤量57㌔以下』で『東京・阪神(外)以外』のレースでは

6レース中5レースで掲示板を確保


唯一掲示板外となったG1の大阪杯でも逃げたジャックドールに絡みに行き、1000m通過58.8の厳しい展開を0.6秒差の7着(ジャックドールとは0.1秒差)と考えればかなり優秀な競馬だったと言えると思います!


そして前走のアルゼンチン共和国杯は、

『斤量58㌔+東京』


と、この馬の好走条件に当てはまらないレースだったのに加えて、

上の画像にあるように、上位10頭中『アフリカンゴールド』『セファーラジエル』を除く8頭が初角9番手以下の馬で決まる差し展開を逃げて0.4秒差の8着は着順以上に評価出来る内容だったと言えます!

そして今回のステイヤーズステークスは

『斤量57㌔』+『直線310メートルの中山内回り』

に条件が好転する事からも、アフリカンゴールドの好走する可能性が格段に上がる事が説明出来ると思います!


最後にステイヤーズステークスのコース形態とペースについてですが


中山の3600mは『内回り2周コース』で

2回目の坂の頂上まではゆっくり
ここまでの平均ラップは12.9

この様にレース中、急坂を3回も登るコースは他のどのレースでも無い上に

1年に一度、このステイヤーズステークスでしか使われない『中山芝3600m』という距離である為、ジョッキー心理としても、馬のスタミナが持つかどうか分からない為

『2回目の坂の頂上まではゆっくり走って、下り坂を利用しながらラスト1200mのロンスパ戦』

になりやすいコース形態なのです

ここからペースが一気に上がる
ラスト6ハロンの平均ラップは12.0

※リピーターが非常に多いというのも年に一度の特殊コースである為に経験の有無が大きく影響しているのだと思います

ラップタイムで見ても

2022
2021
2020

2回目の坂の頂上から加速ラップになり、残り6ハロンは12秒前後のロンスパ戦になるのが見て取れます


これは、逃げたコスモラピュタがぶっ飛ばしてハイペースになった2013年を除く9年で同じ様なラップになっています

今年は逃げたい馬がアフリカンゴールドしかいないメンバー構成かつ、今までのレースからもアフリカンゴールドより前に出れば絡まれて潰れる事がジョッキー達も分かっている筈なので、2013の様なハイペースにはならないと決め打ちして考察を進めています

そして、ステイヤーズステークスの過去10年の平均ペース

1:03.8 (最初の1000m)

2:08.1 (2000m通過) ※1000m 1:04.1

59.8 (最後の1000m)

35.7 (上がり600m)


と最初の2000mはゆっくり走って、最後の1000mのロンスパ戦になる事が分かると思います


これと同じ様なペースでアフリカンゴールドが走ったレースが過去に2つあります


それが・・・

2023 阪神大賞典(4着)

2022 京都記念(1着)


この2レースです!


まずは4着になった今年の阪神大賞典

ペースは

1:04.9 (最初の1000m)

2:08.2 (2000m通過)

とドスローで流れて

57.9 (ラスト1000m)

のロンスパ戦になっています

アフリカンゴールドは勝ち馬から0.4秒差なので、この馬自身、3000mのレースを逃げて最後の1000mを

58.3秒

で走り抜けている計算になります!

ラップタイムからも分かる様に、このレースが例年のステイヤーズステークスのレース展開と非常にマッチしていて、

更にその時のメンバーを見ても

1着 ジャスティンパレス→天皇賞(春)1着
2着 ボルドグフーシュ→有馬記念2着
3着 ブレークアップ→天皇賞(春)4着
4着 アフリカンゴールド
5着 ディープボンド→天皇賞(春)2着

と、錚々たるメンバーを相手に0.4秒差の4着なのです!!


次に初の重賞制覇となった2022京都記念ですが

まずはレースラップがコチラ

同じ様にスローペースから残り5ハロンのロンスパ戦になっています

そしてその時のメンバーが

2着 タガノディアマンテ→ステイヤーズS2着
3着サンレイポケット→前年秋天・JC4着
4着ジェラルディーナ→その後エリ女1着
5着ユーバーレーベン→前年オークス1着
6着レッドガラン→その後新潟大賞典1着
7着エヒト→その後重賞2勝
8着マリアエレーナ→その後小倉記念1着

という様にこれも中々の好メンバー相手に逃げ切っています

更に特筆すべきが

この時のアフリカンゴールド

ラスト1000mを


『57.5』


で駆け抜けているのです!

これは

ジャックドールも!



パンサラッサも!



タイトルホルダーも!

 

キタサンブラックも!



ダイワスカーレットでさえも!


出した事が無いくらい

とんでもないタイムなのです!

(勿論、逃げ馬としての質が上記の馬たちとは全く違うので、この馬達より強いなんて事は口が避けても言えませんが…)


つまりアフリカンゴールドは

今まで同じ時代・レースにパンサラッサやタイトルホルダー、ジャックドールがいたせいで展開が向かなかっただけで

楽に逃げれて、ドスローペースからの残り5〜6ハロンのロンスパ戦ならば

『G1でも勝ち負け出来る位強い馬』

である!

と声を大にして皆様にお伝えしたい!

まぁ、そうはならないから現状2年近く勝ち星から遠ざかっている訳ですが…


しかし

①逃げ馬不在でほぼ間違いなくドスローからのロンスパ戦

②斤量57キロ+小回り急坂コース

と、条件の揃った今回は

高い確率で勝ち負けになる!

結論づけて

私は

アフリカンゴールドを頭固定で!


勝負したいと思います!



最後にその他に買いたい馬として

ヒュミドール


この馬を上げたいと思います


・前走は骨折明けな上に休み明け(0-0-0-6)と休み明けは走らない馬なので度外視出来る

・オルフェーヴル産駒+2020年⑤着のリピーター

・天皇賞(春)は最終コーナーで不利がありながら3着と0.9秒差の10着

・ダイヤモンドステークスはレコード決着で外伸び馬場を内から差し込んで0.1秒差の2着
負かしたシルブロンは今回想定5番人気に対してこの馬は想定13番人気。斤量もその時から1㌔有利

・中山ではステイヤーズステークス⑤着、日経賞④着の実績

・福島記念②着、小倉記念②着と小回り適正もたかい


以上の事から

今回私は

アフリカンゴールド→ヒュミドール→その他

アフリカンゴールド→その他→ヒュミドール


の2つの三連単フォーメーションで馬券を組み立てていこうと思います!



最後の最後に…


途中の説明で一つ嘘をつきました…

ジャックドールはラスト1000mを『57.2』で走った事がありました!(笑)

一応その時の馬場とペースを比較すると

ジャックドールは『良馬場の2000m』『1000m通過1:04.3』からの上がり57.2

に対し

アフリカンゴールドは『稍重の2200m』『1000m通過1.01.9』からの57.5

なので内容的にはジャックドールよりも上、悪くても同じ位ではないか

という言い訳を以て
締め
とさせて頂きたいと思います!




それでは!


※画像は
『スポーツ報知様』
『netkeiba様』
『東スポ競馬様』
『スポニチ様』
からお借りしました


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