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徒然

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気に入った俳句、短歌、一言を集めてぼちぼち呟きます。
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#何気ない日常

【もののけの出るてふ家に人住みて笑ふ声する春の夜の雨 子規】明治30年、30歳の作なので、既に病状は重くなっているはず。それでも、自分の住居をお化け屋敷にたとえて笑う無邪気さ、もしくは皮肉っぽさが見える気がする。実際に訪れて子規が自分の家をどれほど気に入って住んでいたのか分かる。

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【うつくしき春の夕や人ちらほら 子規】春が訪れて気候が穏やかになってくると、人々の気持ちにものびやかさが生まれて活気に満ちてくる。本来の明るくゆるい兄ちゃんの資質が出ていて好きな句である。夜がきて暗くなる前の下町に、人通りが増えて夕景の寂しさが薄れる感じが良いなと思う。

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