【ベルゼブモン】について


はじめに


みなさんこんにちは。ろーしです。さて今回は先日行われましたOneVisionCSで数多の幸運に恵まれ、好成績を残せました。そこで新制限になっても尚使っている【ベルゼブモン】のデッキについて考えていることを書いていきたいと思います。

もちろんこの記事を読んでくださっているみなさんの考えと異なる部分が多々あると思いますが、ろーしって人はそう考えているんだね、くらいで見ていただれば幸いです。

こういった記事を書くのは初めてなのですが、このデッキのことを触ってきた方もそうでない方も理解する一助になればと思います。

デッキレシピ

コメントはLiella!の歌の歌詞から。
デジカレシピクリエイター様いつもお世話になっております

新制限にともなう影響


6/16から制限カードにEX2インプモンが新たに追加されました。これについて考えてみます。

・進化時やアタック時のデッキ破棄速度の低下
・バアルモンのアタック時にEX2ベルゼブモンと合わせてデッキから破棄された場合のパワームーブが発生しにくくなった

EX2インプモンの制限によって僕の旧来の構築では3枚デッキのスロットが浮いた形になり、今まで枠を取りたかったけど取れなかったカードを採用できる余地ができました。また、EX2インプモンでEX2インプモンが破棄されたときは効果が誘発しないので破棄枚数の最大値が増えない事態が起こっていたのですが、それもなくなりました。

マリガンについて


先後問わず「なんらかのレベル3が1枚と2手にわたりターンをきちんと返せるカード」を基準としています。これに満たない手札はすべてマリガンです。ここで言う2手にわたりターンを返せるカードとは「レベル4とレベル5」「レベル4とメモリーブーストまたはトレーニングまたはSTアイ&マコト」「メモリーブーストまたはトレーニングまたはSTアイ&マコト2枚」などです。ざっくり言うとレベル3と「進化ラインがある」か「サーチ札を2枚」持っているです。

基本的なプレイについて


1体目をバアルモンまで伸ばしてアタック、アタックした後にST14ベルゼブモンへ進化してターンを返し、このベルゼブモンが処理されなければ再度アタック、ベルゼブモンX抗体へ進化してセキュリティを破棄、ST14ブラストモードへ進化、アクティブ後ダイレクトアタックが基本的なキルパターンです。つまりはバアルモンのセキュリティアタックによる生存を基本的なゲーム展開として考えているということですね。

このパターンを取るためにトラッシュ20枚を達成する必要があるのですが、EX2インプモンの制限によりベルゼブモンのアタックの後に20枚を達成することが以前に比べて要求値が高くなってしまいました。

バアルモンの進化元にインプモンX抗体とウィザーモンX抗体を持っていることが非常に重要だと考えています。他の要素を考慮しなければ、この2種が欠けたバアルモンの進化時とアタック時では進化元のヤーモンと合わせても5枚しか破棄されず、セキュリティアタックでバアルモンが消滅した際合計で9枚にしかならず、消滅時効果も使えません。

序盤の立ち上がりとして1体目のバアルモンをきっちり育てた状態でアタックにいくためにメモリーブーストやトレーニング、ST14アイマコを使って今手札に足りないカードを集めていきます。

どちらのバアルモンでも構いませんが、ST14 バアルモンは進化しても退化しても消滅時にベルゼブモンを出す効果を付与しており、ベルゼブモンへ進化した際の処理されにくさを考慮して、バトルエリアでST14バアルモンに進化、そのままターンをキープしたままアタックすることが圧倒的に多いです。

僕がベルゼブモンをプレイする上で意識していることをもう一つここでお話します。それは「いかに手札をデッキを経由してトラッシュへ吐き出すか」です。このデッキのカードのいくつかにはデッキから落ちたときの効果が備わっています。もちろん手札にあるときには別の効果、別の役割があります。その2つを状況に応じて選択していくために進化元のウィザーモンとアイマコを駆使していきます。

また、手札を大量に抱え込んでしまえばしまうほどトラッシュの最大枚数が少なくなるということですので、トラッシュの枚数を参照するカードの何枚かはそのスペックを十分に活かせなくなってしまうと考えています。

経験則にはなりますが手札が多くて強かったゲームはあまりありませんでした。ある程度はトラッシュのカードを自在に手札に加えることもできますので意識して吐き出して減らしてしまった手札の少なさもあまり気になりません。

デッキ破棄について


やはりデッキからの破棄は不確定要素が多分に絡むのでプレイしていく際に誘発札を期待してゲームを組み立てないようにしています。

展開上必要な誘発札は手札からデッキへ戻して確保する。この意識でプレイしています。

また、サーチしてデッキボトムに送ったカードとその順番を覚えておくとよいのは間違いないのですが、ふんわり「さっきのサーチでデススリンガー2枚を下に送った」程度の認識でも問題ないと考えています。少なくとも僕はふんわり覚えるくらいしかしていません。だって覚えられないんだもの。ただ覚えられるのなら覚えるにこしたことはありません。

各種採用カード


ここでは各種カードの僕が考えている役割などお話していきます。

ST14ヤーモン

このデッキではレベル4以上であればそのアタック時効果が発揮されます。インプモンでのアタックで何もないのだけがネックです。自ターンのアタックの度に2枚ずつトラッシュを増やしていけるのは破棄速度が低下している今頼りにしている部分が大きいです。

レベル3

マリガンもありますのでもう少し枚数を抑えられそうではありますが、比較的高めにマリガン基準を置いているつもりなのでレベル3はあまり減らせていません。

BT2インプモン

EX2の枚数が減ったので採用しています。STベルゼブモンの隣に添えておくと消滅時とベルゼブモンのデッキが破棄された場合のメモリー+で相手ターンの行動量にいくらか干渉できるのはこのカードの強みでしょうか。EX2ベルゼブモンが破棄されたときの蘇生先として選択することもしばしば。消滅時効果で3枚破棄されてしまいますのでそこは残りデッキ枚数と相談になります。

BT6インプモン

このデッキでは手札1枚をトラッシュのベルゼブモン名称と交換できます。EX2ベルゼブモンがデッキから破棄されたときに、トラッシュに必要なベルゼブモン名称が存在している場合、蘇生先としての優先度は高いです。ただトラッシュの七大魔王を拾う以外の役割はありませんので1枚に留めています。このカードの採用の有無で凶弾のディレイの自由度を少し広げられている、そう捉えているカードです。

ST14インプモン

先述のバアルモンでのアタックでトラッシュを用意できているのであれば、育成の2体目に構えたいレベル3筆頭です。進化元でメタ効果を内蔵しているレベル3デジモンを消滅させられます。先に述べた1体目によるトラッシュ20枚の達成はこのカードのアタック時効果を使えるためでもあります。もちろんEX2ベルゼブモンで蘇生することもありますが、経験則で言うならほぼ間違いなく生き残ってターンが渡ってきません。

EX2インプモン

制限カード。デッキから破棄された時追加で破棄できるので「ブーストインプ」と呼んでます。登場時効果はトラッシュから蘇生して使うことが圧倒的に多いです。進化元効果によるベルゼブモンのDP上昇値が大きく、進化元にほしい場面も存在しますが1枚しかない都合上、圧倒的にデッキから落ちて欲しい場面の方が多いです。個人的にはこのインプモンに進化している=インプモンX抗体以外の他のレベル3を持ち合わせていないと考えてもよいのではないかなと思っています。

ここで先の新制限に伴う影響の部分での「バアルモンのアタックでのパワームーブが発生しにくい」について補足しておきます。

バアルモンのアタックでEX2ベルゼブモンとともに破棄された場合でかつ手札にベルゼブモンがない場合、先の基本的なキルパターンへ向かうのにベルゼブモンへ進化できない状況が起こります。そこでEX2ベルゼブモンの破棄時効果でEX2インプモン登場、そのサーチでベルゼブモンを加え進化させられるムーブが取れます。もちろん不確定サーチですので手札に加わるとは限りませんので過信はできません。ベルゼブモンはあるけどX抗体やブラストモードが足りない状況も探しにいけるので非常に多用した動きでした。対面によってはこのムーブを起点に詰められてしまうので蘇生しません。詳しくは後ほど。

上記の例でBT6インプモンがトラッシュにあり、アタック時を解決したときにトラッシュにベルゼブモンが2枚以上あるのであれば、EX2ベルゼブモンの破棄されたときの効果でこちらを蘇生することで同じ展開を取ることができます。バアルモンがセキュリティアタックで消滅する可能性を踏まえるとトラッシュにベルゼブモンが1枚しかない状況では蘇生先をEX2インプモンにしておきます。

インプモンX抗体

このデッキでは進化時と登場時で手札のオプションをトラッシュの任意のデジモンへ変換できます。言い換えるとゲームのテンポ上使用するタイミングをなくしていると思われるオプションカードを有効なカードへ変換している、でしょうか。

この効果によりトラッシュをある程度自由に手札のように扱えています。EX2ベルゼブモンの蘇生効果で出したEX2、BT6インプモンと組み合わせることでその自由度を少しばかり拡張できているように思います。先程述べたように進化元効果の重要性が以前より上がっているように感じています。

レベル4

ここからは有料部分とさせていただきます。ここまでの無料部分を読んでくださって続きが気になる方は購入していただければ幸いです。

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