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【合格者インタビュー】鈴木秀明さま(All About「資格」ガイド | 資格取得家)

人事労務マイスター検定に合格された方に、受験のきっかけ、学習方法、学習したことをどのように生かしていきたいかなど、教えていただきます!

今回ご登場いただくのは、All About「資格」ガイドであり、資格取得家/資格・勉強法ライターの鈴木秀明さま(@suzuki_hideaki)です。

鈴木秀明さま

鈴木さまの資格取得家としての活動内容を教えてください

もともとはいわゆる「資格マニア」として趣味で資格を取っていたのですが、数百種類の資格を取得してきた経験を生かして、それを「仕事」にまでできるようになりました。具体的には資格サイトの運営、資格や勉強法にまつわる本の執筆、講演などを行っています。ビジネス誌などの資格特集の記事の監修や、テレビ・ラジオに資格の専門家として登場するなど、メディア出演実績はこれまで500件以上あります。また、資格主催団体へのコンサルティングやPR支援、作問協力など、「資格・検定試験を主催する側」とのお仕事もしています。

人事労務マイスター検定を知っていただいたきかっけは?

こういった活動をしているので、Xで「検定」でキーワード検索してネタ収集を行うことがよくあるのですが、その中で最近たまたま人事労務マイスター検定のXアカウントを見つけて、それで知りました。

学習スタイルや試験対策を教えてください

もともと社会保険労務士の勉強はかなり以前から行っていました。社労士試験は「1科目でも足切りラインを下回ると、総得点がいくら高くても不合格」という厳しい試験なこともあり、恥ずかしながらまだ合格できていないのですが、「あと1点取れていれば合格」だった年はあります。そのため労務や社会保険に関して基本的な知識は備わっているというのが前提としてあります。

人事労務マイスター検定は調べながらの解答がOKなので、公式サイト上の「教科書」は事前に熟読するというよりは、どこにどんな内容が書かれているかをざっくり把握することに努めました。過去問やサンプル問題を解いてみて、わからない問題は教科書のどこに載っているどんな情報を使えば解答を出せそうかというシミュレーションを行いました。限られた時間内に必要な情報を的確に収集してアウトプットを出す力には自信があって、教科書はコンテンツとして十分過ぎるくらい良く作られているので、最悪試験中に調べながらでも解答はできそうだなと思いました。

Xで「社労士の勉強だけでは解けない問題があった」と発信いただきましたが、どんな問題でそれを感じましたでしょうか?

社労士試験で問われるのはどちらかというと「法律的」な知識という感じで、届出書の記載方法などの「実務的・手続的」な領域や、具体的な金額を計算させるような問題はあまり出ないように思います。例えば、エキスパートで出題されていた随時改定の現物支給(社宅価額)の問題でしょうか。あそこまで具体的な計算は社労士の問題にはないですね。
また、高年齢雇用継続給付金は社労士試験の範囲内ではありますが、総論的な話が中心で、実際の給付金の支給額の計算はここまで具体的には出ませんね。なので、「あぁ、こういう計算が実際には行われているんだ」という実務レベルの感触は人事労務マイスターの方があるなと思いました。

鈴木さまにとって、資格取得の意義はどんなところでしょうか?

世の中には本当に多彩なジャンルの資格・検定があるので、今までふれたことのない世界に出会えたり、知識が広がっていくのが楽しいですね。なので自分の得意な分野ばかりでなく、むしろ今までの人生の中で接点がなかったジャンルの資格にこそ積極的にチャレンジするようにしています。そうすることで、今まで考えもしなかったような概念や価値観に出会えたり、意外なジャンルの知識が意外な領域と実はリンクしていたりというおもしろさがあって、世界の見え方がどんどん変わっていくんです。

人事労務マイスター検定はどんな人にオススメな検定でしょうか?

労働関連の法律や、給与、年金、健康保険の知識は誰にとっても有用な知識だと思います。人事部門で働く人はもちろん、それ以外の人もリテラシーとして持っておくべき知識だと思います。出産育児や介護、労災についても多くの人が人生のどこかで関わる可能性がある領域なはずで、細かい規定ひとつひとつを覚えておくまではいかなくても、全体的な概要は知っておいたほうがいいですね。

例えば、年金やワークルールについて「制度が変わります」といったニュースは頻繁にありますが、「もともとどうだったルールが今後どう変わり、自分にはどんな影響があるのか」を実はみんなあまりよくわかっていないまま受け取っているのではないでしょうか。知識がないと「もっとこうあるべきだ」といった議論もできないですし、全体像を知っていたら、自分はどういう選択・判断をすべきかといったことも考えられるようになると思います。


この記事は2024年6月時点の内容です。

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