分岐点はワンタップ

だいぶ久しぶりの投稿になりました!
もう少し頻度をあげられるよう精進します…

先日、僕(20歳)、高校生2年生男子(17歳)、大学一年生女子(19歳)でいつものようにスーパーでバイトをしていた。僕が冷蔵庫で何を品出ししようか悩んでいると、僕がいないと思ったのか、その高校生男子と大学生女子の会話が聞こえる。

「今日の夜通話できる?」
「んーー、明日早いけど… まぁいいよ!」
「OK!」

えっ?まさか… つ、付き合ってる?

大学生女子はいつも1時間早めに帰宅する。
僕と高校生男子は同じ時間にあがる。
大学生女子が帰宅した後、僕は会話を聞いてしまったと高校生男子に告白し、ストレートにき合ってるか聞いてみた。すると、

「実は付き合ってるんだ」

と言い、鼻をかいた。驚いたまま僕はいつからか聞いてみると、“2年前”と答えた。その回答を聞いた瞬間心の中の僕が喋る。

「ん?2年前?… えっ?じゃあ、このバイトを始めたのが2年ちょい前ってことは… そんな前から!!めちゃ鈍感じゃん俺ぇ…」

僕はいつも鈍感だ。20年間生きてきて、誰と誰が付き合ってるという話はほぼ全く耳に入って来ない。(ってか、正直僕もそこまで興味もないけど。)
その後、僕はすぐにどうやって付き合うことになったかその過程が気になり聞いてみた。すると、彼が言った言葉が引っかかった。

「あの子(大学生女子)が入ってきた時からずっと気になってて、インスタで名前を検索にかけたら出てきたから、“フォロリク”送って、それd…」

思わず僕は興奮気味に話を遮ってしまった。

「フォロリク送ったの!!!」

キョトンとする高校生男子。「いや、普通でしょ」と答えてきたので、

「無理無理無理無理。だって、あっち(大学生女子)からしたらフォロリクしてきたってことは、自分の名前で検索をかけて見つけ出してきたって思うでしょ。その時点で引いちゃう気がするんだよね。あと、仮に告白失敗したらバイト気まずくなるって想像しなかった?」

と、いつもより早口で言った。
すると、高校生男子は、

「そこまで考える?別にフォロリク送るのぐらい普通だし、告白失敗しても所詮バイトの時だけしか会わないし」

と答えた。
僕には全く意味が分からなかった。
なぜそんなに安直な考えが出来るのか、なぜそのフォローリクエストというボタンをワンタップできるのか、なぜ告白に失敗したらバイトの時にいづらいとか思わないのか…
不思議でしょうがない。

一軍と呼ばれるイケイケな男というものは、フォローリクエストを躊躇なく押せる生き物なのだ。鉄のように硬いその壁をいつか壊してみたいし、壊せる日が僕にも来るのかな…

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