富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンター
富士スピードウェイの西ゲート付近にある富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンター。こちらは2023年5月26日にオープンしたトヨタのモータースポーツ車両の展示施設です。隣にルーキーレーシングのガレージも併設されており、開館日には誰でも自由に見学できます。
11月9日に富士モータースポーツミュージアムに行ったついでに寄ってきました。
概要
ウェルカムセンターは富士スピードウェイに入場せずに直接入れます。入場料もかかりません。
ウェルカムセンターは年末年始など一部の期間を除いて基本は毎日開いており、ルーキーレーシングのファクトリーも月の2/3ぐらいは開いている印象です。両施設共に富士モータースポーツフォレストの公式サイトより開館日時が確認でき、日によってはルーキーレーシングのファクトリーのみ閉まっている場合もあるので事前に営業カレンダーを確認して行くことをおすすめします。
1F
今回は2024年11月9日時点での展示車を紹介します。
1階はこんな感じ。
2007年のニュルブルクリンク24時間耐久レース SP3クラスに参戦したトヨタ アルテッツァ RS200。今ではトヨタのレーシングブランドでお馴染みのガズーレーシングもこのニュル耐参戦を機に始まりました。当時は社内で編成したチーム故に活動予算も豊富ではなく、このマシンも当時アルテッツァが既に生産が終了していたため中古車をベースに製作されています。
リアw
ニュル耐マシンはメガウェブに数台展示してありましたね。ウェルカムセンターには109号車が置いてありましたが、もう1台の110号車も現存しています。
2019年のIDEMITSU 600 SUPER ENDURANCE D2クラスに参戦したTOYOTA 86。元々スーパー耐久で使っていた箱をそのまま投入する予定だったものの、直前のレースで大破してしまったので急遽小倉クラッチが前年のスーパー耐久に参戦していた箱を借りて参戦した車両です。
1995年の世界ラリー選手権 (WRC) 第4戦 ツール・ド・コルス-ラリー・ド・フランス 優勝車仕様のトヨタ セリカ GT-FOUR。こちらも長らくメガウェブに保管されていた車両です。
メガウェブは閉館してしまいましたが入れ替わる形でモータースポーツミュージアムやこのウェルカムセンターができたので、今後もこの辺の競技車両は見られそうですね。
トヨタのレーシングカー系って今もTRDステーションとかに保管されているんですかね?何年か前まではたま~にイベントなどで公開されていましたが最近見学の話とかも聞かなくなりましたし…。
本来ルーキーレーシングが上のIDEMITSU 600 SUPER ENDURANCEに投入する予定だった箱です。
豊田章男会長、通称モリゾウが4WD開発の一環としてシバキ倒したGRBインプレッサ。今年のオートサロンのデモランでも振り回してた個体です。
いかにも開発車両って感じ。
2023年の全日本ラリー選手権 (JRC) JN1クラスに参戦した勝田範彦選手のGR YARIS JP4-Rally2。Rally2はスペースフレームのRally1と違い市販車ベースになっているため、より市販車に近い?仕様になっています。
奥にはミニ四駆のサーキットもありました。
2F
2階は特に展示物は無く、順路に沿って進むとそのままルーキーレーシングのファクトリーへ続きます。
ちなみにルーキーレーシングのファクトリー内は撮影禁止です (たまにイベントなどで撮影可能日もあるそうですが基本はNG)。ルーキーレーシングのスーパーGTやスーパーフォーミュラ、スーパー耐久の現役車両の整備風景が2階から覗けます。
ウェルカムセンター側の屋上のテラスも開館日には常時解放されており、自由に行き来できるようになっています。
まとめ
展示車両も不定期ですがたまに入れ替わっており基本はいつでも開いているので、富士スピードウェイや富士モータースポーツミュージアムに行った際にはぜひこっちにも合わせて寄ってみてはいかがでしょうか。
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