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【アイスランド&ロンドンちょろり旅4~41歳、中年クライシスというパワーワードがぶっ刺さる~】


2024年8月13日(水)

今日は一日気ままなレイキャビク散策をするつもりなので遅寝しても大丈夫!と思ったのにまた3時間しか寝れず午前3時くらいから起きてしまう。アイスランドの午前3時は日本の昼12時である。日本にもアイスランドにも不適合な変な体内時計になってしまっている。とりあえずタスクをこなしておこう、ホテルから徒歩2分のところにコインランドリーがあるので、溜まっている洗濯物を持って7時オープン目掛けて行く。

Laundromat Wash
きれいな店内

説明が英語なのと、感覚的に分かりやすいので操作は難しくない。

① 空いている洗濯機に洗濯物を入れて扉を閉めてロック。

② 入り口から見て左側にあるこの機械で洗濯か乾燥かを選ぶ。Washを選択。
③ 「先に服を入れてね!」の注意が出るのでProceedで進む。
④ 自分の使う洗濯機を選ぶ。
⑤ 私は1番の洗濯機なので1番をタップ。
⑥ 料金は890kr。
⑦ タッチ決済できるはずだけどうまく反応しない場合は挿し込みで支払い。
⑧Doneをタップ
⑨使用する洗濯機に行って、洗い方を選ぶ。とりあえず30℃を選択。
⑩ STARTをタップしてお洗濯スタート。洗剤は自動投入されるので持っていかなくてOK。

洗濯機と乾燥機が4台ずつ。料金はどちらも890kr。初日の14時頃行ったら満員だったので今日は朝イチを狙ったのである。さすがに一番乗りだった。

洗濯している30分の間に朝ご飯を食べる。昨日はいかにも海外の朝ごはんなラインナップに心躍ったものの、2日目にしてすでに飽きる。サラダと、スキール(ギリシャヨーグルトみたいなチーズ)にコーンフレークを入れママレード(ひそかにめちゃ美味しい)をトッピングしたものと、コーヒーと果物で朝ごはんを済ませる。

トマトやキュウリは温室で作れるみたい
デコポン…?(味もちょっと似ていた)

味噌汁と納豆とご飯は飽きないのに、外国のパサッとしたパンとかクロワッサンはすぐに飽きる・・・20代の頃は1週間以上の海外旅行でも一度もご飯と味噌汁が欲しいなんて思わなくて、中高年のツアー参加者が大量にサトウのごはんとフリーズドライの味噌汁を持ってきているのを見て不思議に思っていたものだけど、今すごく気持ちが分かる!持ってくればよかった!どの国に行っても和食が欲しくなるのは立派な中高年の証といえましょう。

コインランドリー近くてよかったー。コインランドリーって取りに行くのが面倒なのでこの近さ最高。徒歩2分と思っていたけどホテルの裏口からショートカットすると徒歩1分だった。

部屋が乾燥しているので丸一日部屋干ししておけば乾きそう。乾燥機代を節約である。ハンガーは部屋に8本あったのでなんとか足りた。

雨が多い割に空気が乾燥している気がする。島中に生えている苔が湿気を吸ってしまうのだろうか。

バスルームに干す

下着などの小物を干すピンチだけは持ってきた方が便利。

6泊8日の工程で4日分の服と下着、2日分のパジャマを持ってきた。洗濯は2回した。

洗濯物干して1時間位寝れたけどやっぱりすぐ起きてしまう。11:00。おなか減った~しょっぱいものが食べたい。。

宇宙一おいしいという触れ込み(自称?)のホットドッグ屋さんがホテルから徒歩8分のとこにあるので買い物がてら行ってみる。外気温は13℃、体感11月くらい。風があるのでアウターとネックウォーマーもあると良い。

寒々しい空
バイヤリンス・ベストゥ・ピルスル。「町いちばんのホットドッグ」という意味だとか。
750krだったかな?

生の玉ねぎがちょっと甘酸っぱい味でシャクシャクして美味しい。フライドオニオンと辛くないマスタードとレモジラソース(マヨネーズベースのソース)がかかっている。小腹が空いた時にちょうどいい。

ホテルから20分少々歩いたところにスーパー3軒がまとまった場所があるのでお土産探し。

BONUS、KRONAN、Nettoの3種類のスーパー
KRONAN
アイスランドラムが豊富

昨日のバスツアーで立ち寄ったVikにもあったスーパー、KRONAN。ガイドブックではボーナスというスーパーが格安スーパーの代表として紹介されているけど、個人的にはKRONANもそこまで値段が変わらなく思ったのと、店内が見やすくてきれいなので個人的にはKRONAN推しです。 

スキールの種類の豊富さ

アイスランドメイドのものを探すのが難しい、特にお菓子はほとんどが輸入品。

アイスランド土産として定番はこのあたりでしょうか。

●ビール

●アイスランドハーブのキャンディー(シュガーフリーのジンジャーハーブと、定番のハーブ)

●干しダラ

●シリウス社のチョコレート

●アイスランディックバター(美味しいと評判)

ビールは空港でしか買えませんが、他はボーナスやKRONANで買えます。

KRRONANにて。サーモン分厚くておいしそう~。1470kr。
ポキだよね?「Tokyo」と書いてあるけど・・・ポキは和食として認識されているのだろうか。2110kr。

ところでアイスランドのスーパーの店員ってあんまり愛想がないような?ホテルの人も空港職員も多少思った。やや事務的というかニコニコ愛想がいいというのとはちょっと違う。たまたま?あとスーパーの品出ししている店員の9割がイヤフォンつけている笑

家のデザインがかわいい

あと気づいたことと言えば街にホームレスが一人もいない。木造っぽい家が多い割にひどく傷んでいるような家は少ないし、街がきれいで治安の良さを感じる。落書きもほぼ見ない。

市庁舎。ここ「世界ネコ歩き」で見た!
よくガイドブックで見る像
街中にアートが。
シロクマvsパフィン。シロクマいないはずだけど。

一旦買ったものを部屋に置いて、アイスランディックウールの専門店へロパペイサを探しに行く。ここもホテルから徒歩5分くらい。

アイスランド手編み協会
The Handknitting Association of Iceland
Handprjónasambandið

ロパペイサというのはアイスランディックシープの羊毛を使った伝統的な手編みセーターのことで、この羊毛には撥水性があって汚れにくい・断熱性がある・中空構造で軽い等、特有の機能性があるとか。

セーター以外にも手袋や帽子なども売っています。アイスランドシープの手触りはふわふわというよりはちょっと硬めで、好みが分かれるかも。着ているうちに馴染んできそうですが。

1着購入。39400kr。

ちなみにアイスランドは免税あります。この店では12000kr以上購入だと免税手続きが可能。39400krのものを購入。5250kr戻ってくるらしいので、ちょっと高いけど何かアイスランドに来た記念が欲しいし買っておくか~と購入したものの、のちに免税の思わぬ落とし穴があることを知るのだった・・・

これで本日のタスク完了〜時刻は14:30。もう今日は部屋に籠ってごろごろしようっと。旅行中にホテルでごろごろは勿体なくもないけど、さすがに連日3~4時間睡眠では。。今日はもう店じまいです。明日もツアーに参加するからなんとかちゃんと寝たいし。用事がある場所が全部ホテルから近くて効率的に回れたおかげで休める時間ができた。ホテルの立地はけっこう大事である。

こうやって半端な時間に部屋でくつろげるのも、散らかっている部屋は起きてから片付ければいい自由さも一人旅ならでは。今日は部屋を出たり入ったりしているのでシーツ替えも断っているけど、ツインの部屋なのでベッド2台あるしタオルも大量にあるので1日くらい別に困らない。

おかまいなく

ごろごろしつつ、通知が入ってきたネットニュースなどを読む。

https://fujinkoron.jp/articles/-/13183?display=full

一人旅中の自分に向けたかのような記事が・・・

フジテレビの「久保みねヒャダこじらせナイト」の収録後の雑談らしい。3人の会話の内容が、自分が遠くない未来に思いそうなことだったのでじっくり読んでしまった。

要約すると旅行へのモチベーションが変化しつつあるという話。

久保さん能町さんはもうそんなに海外旅行に行きたい雰囲気ではない一方、ヒャダインさんはまだよく旅行行ってるよね、という振りに対して、ヒャダインさんが言う「(海外旅行に一人で行くことについて)もうインプットすることも、ヨーロッパに行くことも、一人で英語でコニュニケーションすることも全部しんどい。でもこのまま自分の中の面倒くささに負けてしまったら中年クライシス突入だなと思ったので、一念発起してニューヨークに一人で旅行に行くことにした」

これわかる・・・わかりすぎる。まさに私今回の旅行を計画する時に、飛行機の便を決めたりホテルを決めたり現地ツアー予約したりWi-fi契約したり保険に入ったり等々、この全てを数年後にやるモチベーションがあるか分からなくて、今このやる気があるうちに行かなきゃ!と思って計画したのだから。つまり薄々、数年後の自分にはその面倒な全てを上回る「旅行したい!」という欲求がないのではという予感があったことに他ならない。この3人は自分よりちょっと年上なので、数年後の自分がまさに思ってそうなことをドンピシャで言っているのがまあリアルで・・・

「DIE WITH ZERO」という本に書いてあったという「旅行には早く行っておいた方がそのあと旅行の思い出をたくさん話せてコスパがいい。お金を貯めて60代70代になってから海外旅行行っても、そのあと10年20年しかその旅行の話をしゃべれない。20代のうちに行ったらそのあと60年くらい旅行の話ができる」というのも「確かに~!」と頷いてしまう話だわ。20代の海外旅行の話を一緒に行った友だちと今もするもんね。

10年前に行ったウユニ塩湖、あの時は絶対に行きたいという情熱がすごかったから、その勢いのままに旅の仲間を探し、諸々の調べものも手配も全然苦じゃなかった。今の自分にしかこの旅行を計画できないという予感もあったかもしれない。もし今だったら行けるかな?行こうと思えば行ける気はするけど、10年前と同じ熱量ではないかも。実際一回行っているから比べにくいというのもあるけど。初回かそうではないかでハードルの高さが全然違うし。特に絶景スポットって初めて行った時の感動には敵わないからどうしても一度きりの訪問になりやすいところがある。初回が素晴らしかった時は特に。もし次に行って「あれ?」みたいな感想だったら初回の素晴らしい思い出が色あせてしまうかもと思って行けない心理もあるかな。

あとはウユニ塩湖の旅を計画している時に思ったのが、感性が瑞々しいうち絶景に強く感動したいということだった。50代くらいの人のブログだったかな、ウユニ塩湖に行ったけど「うーんそんなに感動しなかったかな?若い人なら好きかもしれないけど」みたいな冷めた感想が書いてあって愕然としたのを覚えている。あの圧倒的な景色を見てその感想なの・・・?!みたいな。だから行きたいところにはいつか行こう、ではなく、行きたいと思っている今行くのだ。


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