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【平日・不定期連載】神予想・ダメ予想プレイバック.8(にゃむ師匠)

こんばんは! いよいよ秋のG1シリーズが今週末から開幕します。中央競馬のG1は6月の宝塚記念以来3か月ぶり。皆さんも気合が入っていることでしょう。

小生と北斗殿も先週から、秋G1の訪れに合わせるように、ギアを上げてきましたよ! 小生はオールカマーで◎ステイッフェリオロォォォォン! そして、北斗殿はド完璧予想連発!と、読者の皆様からの嬉しいロォォォォン!馬券も炸裂しております!

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なんと、3連単12点で19万馬券ゲットの方も!!

あとはロシ夫さんの復活のみ!といったところですが、先週のロシ夫さんは牡馬→セン馬になる手術を行いまだグロッキー中。無くなったタマタマの傷をベロベロしないように洗面器かぶされてガード中。時より暴れて、きっとカユいんだろうなぁ…あと少しのガマンですぞロシ夫さん。

と、いろいろタイヘンな中ですが、秋G1開幕のスプリンターズSについても、過去の予想日記をピックアップしてみます。


今回は、7年前・2012年のスプリンターズSを取り上げます。2番人気ロードカナロアと1番人気カレンチャンで決着した堅い馬連でしたが、小生が◎としたのは単勝29.4倍・9番人気の◎ドリームバレンチノでした。

この馬は競馬を初めて、小生が最も思い入れがある馬かもしれません。普通は冷静に全頭をフラットにみるために、好きな馬は作らないというのが信条なのでしたが、この◎ドリームバレンチノ&松山弘平のコンビは、小生はかなりヤラレてしまいました。そんなコンビが初G1チャレンジということで、小生も相当にドキドキワクワクして臨んだ思い出のG1でした。

今年の参考になるかどうかはちょっと解りませんが、これからG1モードに切り替えるためには格好の触媒にはなると思います。どうぞご覧ください。

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2012年・スプリンターズS予想日記
「さあG1! いざ、遥かなる夢舞台へ!」

う~ん…。なんて清々しく、真っすぐで、どことなく青臭ささえ感じさせるこのタイトル。

オラが予想日記を始めた6年前ならば…喜んでつけていたであろうこのタイトル、思えばこんなタイトル…ここ数年はつけていないような気がしている。

いかにオラがこの6年間ですっかり「荒んで」しまったという裏返しなのか? はたまた「ベタ」が嫌いな物書きの安いプライドからなのか? いずれにせよ、自分で客観視して失笑してしまうのだから、よほどいまのオラが「異常」であることは間違いない(爆)

だから今回は、思いっきり「ベタ」にしてみた。タイトルもBGMも…フフッ ベタが大好きなあのマイミクさんが喜んでニヤけているカオが浮かんでくるわ…。

いやいや、たまにはいいぢゃないか? こんな0:2:8のズブスブ馬券オヤジでも、こんな清々しい気分で、10:0:0の気分でG1に臨んだってさぁ…。そのくらい今、とても晴々とした気分で、このG1ウィークを過ごさせてもらっている。ずっと追いかけてきた彼らが、このG1という舞台に立てたと言うだけで、実はもう半分以上オラは満たされている。

もちろん、言わずもがな。◎ドリームバレンチノ

いや、厳密には◎ドリームバレンチノではなく
◎ドリームバレンチノ&松山弘平
この表記が正確でありオラの真意。


2011年・明け4歳の地味な準オープンの頃からずっと追いかけてきた、ずっと見つめ続けてきたこのコンビが、いよいよ念願のG1の舞台に立つ。ファンとして、自称オーナーとして、こんなに嬉しい事はない。当日は、自宅でスーツで観戦する予定だ(爆)

ドリームバレンチノ&松山弘平。G1出走、ほんとうにおめでとう!

「想い入れ」の強い馬。それは誰にでもあるだろう。

MOさんがオルフェーヴルを想うように…
MIちゃんがルーラーシップを想うように…
OP君がアーネストリーを想うように…
Tさんがゴールドシップを想うように…
Sにゃんがびらとりっ仔を想うように…
Yさんがメイショウタメトモを想うように…

オラは、ドリームバレンチノを想っている。想っているんだよ。

オラがいま「想っている」現役馬ではこの馬。このコンビしかない。
注目してから1年9カ月。やっと、やっと叶ったG1の舞台。デビューしたての2歳馬とかではない。1つ2つ勝ってさてG1というのではない。年明け4歳でまだ準オープンの、誰も光差さない頃から一歩一歩階段を駆け上がってのG1出走。声援を送っていた「推しメン」が、いま総選挙でBEST16の選抜入りしたあの気分に近いものが、いま、ひしひしとこみ上げている。

ここからは、オラとドリームバレンチノによる
「栄光と挫折」フラッシュバック。
どーでもいい方がほとんどであろうが、まあ、ご覧ください。

初めて、ドリームバレンチノという馬に目がイッたのは、このレースからだった。

13走前・2011/01/08
伏見S・4着
★3着・カレンチャンと同タイムで走破
勝った◎オリオンスターズに狂喜乱舞だったが、その時○を打ったのがドリームバレンチノ。初の馬券。負けはしたが、この馬の立ち回りのうまさに、ついつい目が行ってしまった。
3着にはカレンチャン。この時はカレンチャンとドリームバレンチノを「これからはこの2頭がイクかもしれない」と、同レベルで注目し始めた。これがキッカケ。


12走前・2011/2/19
山城S・2着
★1着・カレンチャンに0.4差
となると、目を付けた2頭が次走で一緒に走るとなると、当然馬券は1点。この馬連1点6.6倍を3萬ペリカで的中!ドリームバレンチノで初めて「馬券になった瞬間だった」


11走前・2011/3/20
薩摩S・1着
震災直後で多忙を極め、馬券は買っていなかったが、もう勝つのは時間の問題と解っていた。1番人気に応える堂々の快勝。カレンチャンに先を越されたが、晴れてオープン入りとなった。


~Turning Point~
10走前・2011/5/14
京王杯SC・7着
単勝186.8倍! 準オープン勝ったばかりで余勢駆る4歳馬にしては家賃が高いのかやたらは人気薄。松山弘平というジョッキーもマイナーすぎて嫌われていたのかもしれない。ただオラは堂々と◎! 結果は7着も、G1馬エーシンフォワードに先着と、見せ場は十分だった。この7着好走が、オラを完全に虜にさせてしまったんだなぁ…


9走前・2011/10/23
桂川S・4着
オルフェーヴル3冠のひとつ前のレース。降級して再び準オープンも、休み明けのフルゲート18頭でナイアードが逃げ粘る高速馬場。中団でゴチャついて4着。オラは馬券はパス。


8走前・2011/11/13
みちのくS・1着
叩き2走目。ここはゼッタイ勝たなければいけない舞台。オラの馬券は単勝3萬一点買い! 見事に快勝し、再びオープン入り。

~Turning Point~
7走前・2011/12/10
ラピスラズリS・4着
ついに鳴り物入りでのオープンレース。人気も僅差の4番人気。松山弘平にとっては慣れない中山1200。でもこれがスプリンターズSの舞台。いざ、オープンでも勝って連勝街道!と意気込んでいたら…

1枠1番…好スタートを頼むっ!!
あ゛あ゛あ゛~~~っ!!
これで、もう勝負あった。最後のゴール前僅差を見ていただければおわかりだろう。出遅れなければ楽勝だったのである。
そもそも戦前、このレースに出走してきたのがオラは納得がいかなかった。11月のみちのくSを快勝・晴れてオープン入りした2週間後、オラは府中のJC・現地観戦では、ち~むのメンバーに
「オラは12月、有馬記念よりも小倉のアンコールSで、ドリームバレンチノにしこたまぶち込む!」と宣言していた。なのになのに、そのアンコールSの2週間前のオープンで、まさかまさか中山で走っていようとは!! おいおいセンセー…もちっとタメて年末小倉でモチ代稼げはいいんでないの? なんで中山出るかなぁ~? これでリズムや歯車が狂わないいけれど…
しかし、完全に…狂った。
この大出遅れで、松山弘平はドリームバレンチノから降ろされることに…。そして、ドリームバレンチノは負けて意地になったのか?小倉のアンコールへ出走する事に…。…何かリズムがおかしいよ。最初っから中山パスして、年末・小倉一本でイケれば気持ちよく来年に迎えると言うのに…中山走って中一週で小倉!?


6走前・2011/12/25
アンコールS・2着
鞍上は松山弘平ではなく勝浦。
オラは有馬記念が終わって雪が舞う中山競馬場でひとり悶絶していた。
「う~ん。勝浦で1番人気…。オラが見たいドリームバレンチノは、オラが宣言していた年末は、これではないんだ!!」
嫌な予感は十分周知の上、オラが買ったのはドリームバレンチノの単勝5萬。そして走って結果は2着。
…やはり勝浦ではダメなんだ。ドリームバレンチノは松山弘平でなきゃいけないんだ![m:40] 涙にくれたオラは、とぼとぼと中山競馬場を後にしたのだった。まさか、これがオラの最後の現地観戦になろうとは…


5走前・2012/01/09
淀短距離S・3着
松山弘平へのペナルティーは継続。安藤勝騎乗・1番人気で臨むも3着。


~Turning Point~
4走前・2012/4/29
福島民友C・1着
★パドトロワに0.5先着
季節は過ぎて、5歳春。加用センセイは、もう一度松山弘平にチャンスを与えた。そのへんがアメとムチ。若いジョッキーを育てるには順風満帆ではいけない。「ニュー松山弘平」は、まるで人が変わったかのような的確な位置取り・的確な手綱さばきでしっかりとドリームバレンチノを1着へと導く。復活のゴールイン! オラの馬券は単勝5萬! 次の天皇賞(春)で撃沈しても、痛くもかゆくもなかった。


3走前・2012/5/27
安土城S・1着


2走前・2012/6/17
函館SS・1着
★パドトロワに0.6先着
★ロードカナロアに0.1先着
ノリに乗ってるこのコンビ。3連勝! 暫定大関・ロードカナロアを撃破して重賞まで制覇する「破竹の勢い」。これで秋のG1は出走確定・一気にG1獲りへ!とスターダムへのし上がろうとしていた。


しかし…キーンランドC1週前 
松山弘平…騎乗停止!
う~ん。このへんがドラマなんだよ。一筋縄ではいかないお昼のドロドラマ。そうカンタンにやれ重賞だG1だとやんなりイカないところがなんとも「魅せて」くれるよ…。
これでキーンランドは「見るだけ」だな…。


前走・2012/8/27
キーンランドC・7着
はい。予定通り、読み通りの敗戦です。これで本番では人気もマークも集まらないッス! OKOK! すべてが「予定調和」!

そして1カ月後…鞍上・松山弘平を迎えて、現在に至る!
このコンビ、オラは最後まで追いかけようと思っている。

初G1。失敗するリスクもある。緊張してG1の雰囲気に呑まれて何もできないという可能性ももちろんある。でも、ここで大敗して苦汁を舐めて、また春の中京に向けてまた意気揚々と立ち上がるのであれば、この人馬にとってはドラマであり経験となることであろう。
そういう意味では、このG1は、人馬にとってはゴールではなく、ひとつの「通過点」なのかもしれないとも感じている、ネバーエンディングストーリー。

ただ、このコンビを最後まで追い続ける「責任」として、このコンビで臨まんとする時は、オラはいつ、何時でも◎を打つことであろう。思いっきりぶつかって失敗して来い!と、いまオラは結果を恐れずに送り出す覚悟さえある。


馬と騎手。ともに2009年同期デビューの竹馬の友」であり「同期の桜」

おれがおまえで、おまえがおれで…。
ドリームバレンチノは、松山弘平から競馬を教わり、
一方で松山弘平は、ドリームバレンチノから競馬を教わっている。

これまさに「切磋琢磨」。
人間同士ではない、人馬での切磋琢磨。競馬の世界だからこそあり得る、特別な「切磋琢磨」のカタチ。そして、その相乗効果は計り知れないものがある。

前の日記でも書いたかもしれないが、武豊にとってのスーパークリークのような、和田竜二にとってのテイエムオペラオーのような、三浦皇成にとってのスマイルジャックのような、若き自分を大きく成長されてくれた「格別の馬」。これが松山弘平にとってはドリームバレンチノである事は間違いない。

一人のジョッキーが、大きく飛躍する「キッカケ」となる馬と出会い、そのウィナーズロードを、紆余曲折しながらも、ともに輝きながら歩んでいる、いわゆる「風のシルフィード状態」。これは、長く競馬していてもなかなか見る事が出来ない劇場絵巻。どんなジョッキーでも、それは一生に一度の体験なのだから…

デビュー戦から一緒に歩んできて、
京都・阪神・小倉・東京・新潟・中山・福島・函館・札幌…走りに走ったJRA9場。
・グレードレースの高い壁
・出遅れ失敗騎乗から騎乗機会を剥奪された挫折
・騎乗停止による乗れないトラブル
これらの障害をいま乗り越え、やっと念願叶ったりの胸高鳴るG1出走。

そんなドリームバレンチノ&松山弘平は、間違いなくいま「風のシルフィード状態」であることは断言できるし、それを見つけられた事、それに投影できることが、一競馬ファンとして誇らしく思う。これこそが、競馬ファンとしての最大の醍醐味であるし、それに浸っている時は、もはやオラの中からは「馬券オヤジ」という概念はとうに消え去っている。

これが、◎ドリームバレンチノ&松山弘平の右半分の理由。


…と、感情論はここまで。
感情だけでは馬券は買わないし、予想日記は書かない。なりなりにドリームバレンチノ&松山弘平がきちんと「買える」根拠を示さないといけない。
ここからは、「ドリームバレンチノ&松山弘平 ◎の根拠・メリット」をロジカルに迫る。

§1.松山弘平が乗る「強み」①
このG1では、主戦である松山弘平に手綱が戻るワケだが、これが、いかにこの馬にとって「鞍上強化」となるかを示すのがこの数字。

ドリームバレンチノの全24走における
松山弘平騎乗【8.2.1.6】
他の騎手騎乗【0.1.1.5】
と、全8勝はすべて松山弘平騎乗での勝利。他のジョッキーでは未勝利というコントラストが面白い。ここまで主戦と非主戦の成績がハッキリしている馬と言うのも珍しい。やはり、デビューから乗っているというのは強いし、それだけ松山弘平がこの馬を熟知している何よりの証拠。

そしてこの松山弘平は
ドリームバレンチノのウイニングポジションを解っている。
具体的に言うと、どこに位置し、どこで仕掛ければドリームバレンチノの能力を最大限に活かせるかを、彼は完全に熟知している。そんなジョッキーに乗り替わる今回、これは大きい。

全8勝のうち、ここ1年以内に挙げた4勝については、「ドリームバレンチノ&松山弘平コンビの「完成期」と形容して良い4勝であると思っている。そんな4勝である、

・みちのくS(新潟・準オープン)
・福島民友C(福島・オープン)
・安土城S(京都・オープン)
・函館SS(函館・G3)
のレース内容の、とある部分がピッタリ共通している。

それは位置取りである。
この4勝に共通している「位置取り」とは、いずれも「馬群の真ん中と言われる位置より、1・2頭前の位置に必ずいる」

・みちのくS(17頭・道中の位置取り⑨⑧)
・福島民友C(15頭・道中⑥⑦)
・安土城S(11頭・道中⑤⑤)
・函館SS(11頭・道中⑥④)

これが松山弘平、どんな競馬場であろうが、どんな距離であろうが、どんなペースだろうが、徹底しているのだ。これこそ、何度もドリームバレンチノに乗って失敗して試行錯誤を重ねた結果であり、いまこれを徹底している事こそ最大の「答え」。前過ぎてもいけない、後ろ過ぎてもいけない。これが松山弘平ただ一人が見つけた「Excellet」の位置取り。

逆に、他のジョッキーではサッパリ勝てていないのは、この「Excellent」の位置取りが解っていなかったから。

ここ1年での、他のジョッキー騎乗による位置取り。
・アンコールS(14頭・勝浦騎乗・⑩⑧)
・淀短距離S(14頭・安藤勝騎乗・⑦⑥)
・キーンランドC(14頭・三浦騎乗・⑧⑦)
と、内枠天国だった京都の正月競馬で外を引いた淀短以外は、真ん中より後方の位置取りで、届かず敗退。後ろからキレキレの脚を使うタイプではないのに、解っていなかった彼らは後方寄りの位置取りをしてしまい、結果敗退となった。

だから明日、松山弘平は、また「徹底」する。
16頭立てゆえ、確実に道中6~7番手に位置するだろう。この位置取りがスムーズにできた時は、もう「松山弘平モード」の完成だ。いままで徹底してやってきた事が、本番、できるか否か。G1独特の速い流れに、おいてけぼりになる事だけは勘弁願いたい。


§2.松山弘平が乗る「強み」②
松山弘平が、ドリームバレンチノに初重賞制覇をもたらしたのが「函館SS」。この騎乗こそ、松山弘平の集大成の騎乗であったと言える。

・函館SS(11頭・道中⑥④)
内でコーナーをロスなく回っている1番人気・ロードカナロアに対して、中団前よりから外を回って進出するドリームバレンチノ。何がナンでもロードカナロアを負かしてやろうという「攻める騎乗」。これが出来るようになった松山弘平。この攻めの騎乗に耐え得るだけのスタミナをつけたドリームバレンチノ。この「二人舞」が魅せた勝利であったと思っている。

前述、この「攻める騎乗」について論破した事がある。
他のジョッキーよりも、少しだけタイミングを早く、自分から仕掛ける事=「攻めの騎乗」。最近はこの騎乗がG1では「旬」となっている。

去年の秋天でトーセンジョーダンに騎乗したピンナ。
今年の春天でビートブラックに騎乗した石橋シュウ。
そして、今年のダービーをディープブリランテで勝った岩田康誠。

いづれも、馬の力を信じて、最後バタバタになるリスクなど考えずに、一早いタイミングでスパートして、そのまま押し切ったいわゆる「攻めた」騎乗が光ったレース。いや、そういう「攻めの気持ち」があるからG1であり、「G1は馬5人5」とオラが口スッパで語る所以。人間の気持ちが、G1に賭ける気持ちが、この「攻め」の姿勢となって騎乗に表れているのだ。函館SSでも、そんな「攻め」の作戦がハマり、ロードカナロアには3/4馬身、パドトロワには0.6差をつけてゴールした「既成事実」がある。

この騎乗こそ、松山弘平の「攻める」騎乗こそ、若手ジョッキーがG1をもぎ取る唯一無二の手段であり、ドリームバレンチノにとってもこの若干マクるような、強い馬に襲いかかり「負かしに行く」競馬が実はベスト。その根拠は、ドリームバレンチノの母父は、1998年スプリンターズで横綱・タイキシャトルを負かしに行ったあの「マイネルラヴ」なのだから…。

あの映像で鳥肌が立った中堅競馬ファンなら…わかりますよね?
この時のマイネルラヴの道中の位置取りはなんと
⑦②!
ドリームバレンチノ&松山弘平が思い描く「勝ち方」を、14年前に祖父は演じていたのである。

明日のG1。参戦ジョッキーはみんな名だたる「超一流」ばかり。そんな中で若手は松山弘平ただ一人。そんな松山弘平の今の心境は、初めて「結びの一番」で相撲を取る平幕力士の気分と言ったところだろう。
千代の富士とぶつかる益荒雄。上等ぢゃないか? 負けて当たり前。失うものはない。ゆえに、何も恐れずに攻めろ! 奇しくも中山1200は、去年の暮れのラピスラズリでスタート大出遅れをやらかして、結果数戦「乗り替わりの刑!」を喰らう事となった「因縁の舞台」。

もう、イクシカナイダロウ?


§3.キーンランドで「見限られ」ている
前走のキーンランドCでは7着敗退。勝ったパドトロワには函館SSのお返しとばかりにおんなじ0.6秒差をつられた。
北の直接対決は1勝1敗。タイムはともに0.6差で実績面ではイーブン。

なのに、後で負けてしまった故、競馬ファンのイメージとして
「これでドリームバレンチノは、一線級とは実力差がある。」と見限られてしまっている事。これにより、大きく人気を落としている現状であり、ますます「バケンの品格」はウナギ登り!

キーンランドCは、ドリームバレンチノの特性を全く把握していなかった鞍上・三浦コーセー騎乗による、完全なるノーカウント競馬。「代打騎乗」ではなく、単なる「つなぎ騎乗」であり、「ヤラズ」ならぬ「ヤレズ」の部類。
スタートしてスッと位置取りを下げ、真ん中より後ろの8番手追走で3コーナー。この8番手というのが既に解っていない。そして外枠も祟り、終始外外を回るも、早く仕掛けるというワケでもなく、一緒に外を回って惰性で遅れる、何の「攻め」の姿勢も感じられない安全日競馬で敗退。推測だが、おそらく加用センセイからも「目標はまだ先だし、ここは壊さない程度に頼むぞ」といわれていたのかもしれないし、1つ下の後輩・松山弘平からも「無理させないでください、先輩」と頭を下げられていたのかもしれない。

そんな「ヤレズ」を知らずに、「もう一流どころとは勝負付けが済んだ」と大方に思われているのだから、ドリームバレンチノを消しにするファンが多ければ多いほど、オラにとっては嬉しい限りなのである。


これが、◎ドリームバレンチノ&松山弘平の左半分の理由。

…以上、ここまで、久しぶりの「オラの予想日記」でした!

感情論だけもない、論理立てだけでもない。
馬の能力だけでもない、ヒューマニズムだけでもない。
左脳だけでもなく、右脳だけでもない。
これが、いつものオラの予想日記!!
久しぶりに、お楽しみいただけましたでしょうか??

普段は、あれやこれやとウルサイ的中オサーンでしょうが、「ヒューマニズム」が絡むとなると話は別! 人格が180度変化します。そんな「バランス重視」がしゃぢょのパーソナリティ。

最近、皆さんとてもとてもアクティヴで羨ましい限りですが、
「今、やれる事を、精一杯やる。」オラは当分、これに徹します。地戸を出ないで、楽しくやってます。予想日記は、そんな「今、オラがやれる事」の1ピースでありたいと考えております。

たとえ今回、ドリームバレンチノを消しにしたとしても、皆さん、ドリームバレンチノ&松山弘平のパフォーマンス、そしてこれからどうこのコンビが羽ばたいていくかにひとつ注目をしながら、これからの競馬を楽しんでいただければ幸いであります。

いま、全力で
◎ドリームバレンチノ&松山弘平

では、行こうか!!

以上! 渾身のピッタリ10000文字!!


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ダウンロード

という日記を前日に書き、◎ドリームバレンチノは3着。よく頑張った。

単なる感情論だけではなく、おいしい穴馬券としてのエビデンス「バケンの品格」を用いての的中。そういう意味では価値ある予想であった。

馬券は単勝7000円、複勝23000円で勝負した記憶があり、複勝520円で10万円アップの配当を得たのだが、どこを探しても的中馬券を見つけられなかったのが悔い。ただ、知っている方は小生の歓喜を知っているし、恩恵を受けた方もいらっしゃるので、これは紛れもない事実です。

さあ、あれから7年。
これが日曜日のスプリンターズSに関連するかは疑問だけれど、このようなタッチで予想を書いたことを経験則に、また土曜日の夕刻に、今年の予想をアップできればと思っています。ぜひご期待ください!

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