癌じゃなかった!!ら???

父が入院して抗がん剤をするまでの間に東京に住んでいる私はわざわざ飛行機に乗って札幌から東京のRクリニックに相談に行きました。
全国の色々なクリニックに電話をしましたが、院長が同じ札幌出身という事で、じっくりと相談にのってくれるとのことでした。

三越前にある院内は豪華で美術館のよう。

儲かってんな

優し~い感じの年配の先生は、美女に囲まれてPETの画像を見ながらおっしゃいました。

「リンパにある癌は1センチくらいで小さいですね。というか、お父さんは本当に癌と言われましたか?」

へ?

「扁平上皮癌はね、基本は腺癌と違って固形なんですよ。お父さんは、モヤモヤ~とした形でね、私は呼吸器内科で肺癌専門だけどね、こんな形の扁平上皮癌見た事がないですよ。」

へ?

「扁平上皮化成というのもあってね、癌との区別が難しいんですよ。もう一度確かめた方がいいと思いますよ。」

そそ、そんなことってあるのかな!?

でも…    でも…    もし癌じゃなかったら…

扁平上皮化成とやらだったら…

今までの事がどんなに笑い話になるだろう🥹

病院からの帰り道、想像しただけで涙があふれました。癌じゃなかったら、もし違ったらどんなに素晴らしい毎日になるだろう。いや、でもまだ決めつけるには早い。ぬか喜びしてはいけない。でも、でも。


次の日は千葉にある重粒子センターにセカンドオピニオンに行きました。
重粒子線はやはり出来ないようでしたが、扁平上皮化成のことを先生に尋ねるとあっさりと

「あ、この形は間質性肺炎合併の癌ではよくある形ですよ」

と言われました。そして画像をよく見ていただいたのですがリンパの転移も1センチではなく2.5センチくらいありました。Rクリニックの先生よ…札幌の病院の呼吸器内科で非常勤で診察されているとの事でしたが…
そこの患者さん大丈夫でしょうか?怖すぎます…  綺麗なお姉さん方を雇ってハーレム作っている場合ではないですよ  ←余計なお世話ですよね🤐



この出来事で学んだ事がありました。

☆お医者様と言えども、世の中の医者には知識に雲泥の差がある(←大変失礼です!!🤣)

☆無知な事は恐ろしい事。
☆自由診療は情報の嵐。その中から治療を選択するには、自分がしっかりと知識をつけておかなければならない。


でした。

おしまい♥

いや、笑い事じゃない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?