ヤフーショッピングで偽物の布団を買ったが消費者センターも警察もYahooも対応してくれなかった話
寒くなってきたので
3Mシンサレートの毛布を買った。
(リンクは貼るけど偽物が届くので買わないように)
特段安いわけでもなく
ただ検索したら上位に出たのと
「優良配送」となっていて
すぐ届くと思ったからだ。
届かない毛布
購入して待っていても優良配送どころか発送連絡すら無い。
1週間ほど待っても発送した様子すら無いので
問い合わせると「佐川急便のシステムが悪い」と返事は来る。
仮にそれが本当だとしても出荷してるなら追跡番号があるはずなので
追跡番号を教えて欲しいと何度も伝えると
やっと教えてもらえたが
佐川急便にまだ登録されていない番号だった。
出荷してないじゃないかとさらに連絡すると
出荷はしたが佐川急便が悪いを繰り返すばかりで発送する様子もないので
これは詐欺かもしれないと
消費者センターに相談した。
とりあえず消費者センターに連絡したという事実ができたので
このショップにそのことを伝えて
次は警察に連絡すると伝えたら
「返金します」「発送はしたので商品はそのまま受け取って」と返事が来て
なんとかキャンセルができて解決はしました。
ちなみにここまでのやり取りはかなり噛み合わないことが多かった。
なぜなら相手の文章が明らかにおかしくて
Google翻訳を使ってるっぽいので
向こうの文章も何を言ってるのかわからないことが多かったし
こっちの意図もおそらく伝わってない部分は多かったと思うからだ。
キャンセル後に毛布が届くも偽物
そして注文から約2週間後(返金されて数日後)
まさかの中国から布団が届く。
なにが優良配送だ!
しかも商品説明のページには3Mシンサレートとあるのに
3Mのタグが無い。
偽モンじゃないか!
返金されたお金でもっと安い
アイリスオーヤマのショップで
同じような3Mシンサレート毛羽を注文した。
すぐ届いた。
(このアイリスオーヤマが販売してる毛布は本物なので注文しても大丈夫)
どっちのショップでもブラウンを頼んだのに
左の偽モンの方は色も全然違うし毛並みも違うし縫製も酷い。
偽物の方はまず中国語のタグだし
商品タイトルでは洗えると書いてるのに不可水洗となってるし
3Mのタグなど付いてもいない。
アイリスオーヤマで注文した本物の毛布は
洗濯機で洗えるし
当たり前だけど3Mのタグが付いてる。
Yahooショッピングの対応
偽物を送りつけてきたショップの商品をこのままにしておくと
次に知らずに買ってしまう人も出てきたらマズイので
Yahooにも直接連絡入れたし
商品ページから違反申請したけど
会社が消されるわけでも商品が消されるわけでも無い。
Yahooショッピングは連絡や申告に対して放置という手段を取った模様。
警察に相談をするも
3Mの商品を騙ってるので詐欺もしくは商標権侵害じゃないかと
警察の担当部署にも電話して聞いてみたが
「商品説明と異なるだけで、受け取った商品自体が偽物ってわけじゃない」
「偽物とは手元にある現物が3M製品ではないのにロゴを不当に使用しているとか似せたロゴを使用してるとかで」
「説明と違う毛布が届くのは悪質商法ですが偽物というには難しいです」
「消費者センターの管轄になると思います」
例えば
iPhoneの画像を使って激安スマホを売りつけても
金額差の面で詐欺にあたるかもしれないが
スマホであることは間違いないので
それ自体は警察としては偽物として扱えないらしい。
Appleマークや似せたマークが入ったiPhone以外のスマホだったら偽物。
消費者センターに連絡するも
警察に消費者センターの管轄と言われたので
消費者センターに予約して直接行ってきた。
偽物毛布と
経緯やどいうところが偽物なのかというプレゼン資料を持って
一生懸命に説明をしたら
そこの一番偉いと思われるが出てきて
うんうんと聞いてくれた。
そして熱意が通じたのか正直な話をしてくれた。
「消費者センターって被害にあった人の話をそのまま悪質店に伝えるけど」
「だからそんな悪質な商売は辞めなさいとは言えない」
「例えば、怪しい金銭要求が来たけど払った方がいいのか聞かれたら」
「私は払わないほうが良いと思う。でもあなたが払いたいなら払っても構わないと言うし」
「基本的にはただ情報を聞いて個人的な感想を言って」
「聞いた情報をデータベース化するだけで何の権限もないんですよ」
「警察が偽物じゃないといえば偽物じゃないし」
「警察みたいなことは何もできない」
「消費者センターに同じ被害がたくさん入っておかしいとなれば」
「そのデータを元に別の団体が動くかもしれないけど」
「消費者センターが指導するとかそういうことはない」
テレビのニュースでなにか商品や怪しげななにかがあった時
よく「消費者センターに~」って言うけど
なんにも役に立たない組織じゃね~か。
最後に
今回は
Yahooにも警察にも消費者センターにも裏切られた気持ち。
相手のショップが「警察に連絡する」と言ったら
びびって返金してくれたから良かったものの
居直られたら危ういところだった。