ドラゴンクエストユアストーリーはどんな作品?
ネタバレは後半に書きます。前半部はどう見たらいいかのポイントをば。
絶賛酷評の嵐であるドラゴンクエストユアストーリー。
そもそもユアストーリーなのでドラクエ5ではないってとこから説明しないとだめだし挨拶も見た後に見て、挨拶見てからだとミスリードになってしまうので個人的にこう見たらええんちゃうか?ってのを教えたいです。
個人的なこの映画の評価を最初に示すと言うほど糞じゃないしきちんと伏線要素見ていればダメージは少ないのでドラクエ5として見てはいけない映画。賛否両論なのは仕方ないけど否の人だけの意見を見るのはもったいない、そんな映画です。
というわけでここから説明。
・主人公の棒読みはなぜ?性格は?
まーリュカ役の佐藤健の棒読み加減、ヘタレな性格なんですがこれはっきりと意味があるんすよね。ここきれいな伏線なんで見てください。あと発言もきちんと覚えておきましょう。特にブオーン戦前後、占いオババの件は後半に繋がります。
・フローラまじでいい女
富豪の娘で優しい性格の彼女、一歩引いた性格を波瑠かなりうまく演じていてフローラ派増えるんちゃうかなーと。
ドラクエ5またやるときはフローラ選びたいわー。そのくらい素敵。
・ビアンカ
これもこれで良かった。リュカをまくし立てるシーンとかすごくビアンカ。どっちを選んだかはまー察してください。
・ゲマ
敵役として絶大なる存在感が吉田鋼太郎の熱演で敵役として魅力ありまくり。
SFCだとあっけなく死ぬけどPS2以降だと存在感増して敵役としてさらなる魅力出たけどそれ以上の魅力出てました。
・ピピン
ヤスケンで吹き出したwwwあとメタ発言やたらとするから違和感あったけどここもポイントです。
ピピンはまじ面白いおっさん。
・背景
青年時代前半あたりからスラりん仲間になるところまでの背景は注目してください。これは後半に生きてくる。
CV山寺宏一の意味も深い意味あるし山ちゃん無駄遣いじゃないんでこれも後半に繋がります。
さてさて、ここからネタバレ。
酷評の意味は分かるけどまああれだよなあ。
ここからは覚悟ある人、見た人だけ見てくれってやーつ。
・ラスト15分の展開
所謂SO3でもあったVRオチなんですけどこれはきちんと伏線はってあったので別に違和感を感じず、むしろやられた感が強かった。
酷評してる人はリュカやピピンの発言とか背景とか占いオババの件とか冒頭のシーンなど細かいとこまできちんと追っていたのかなと。まー分かりにくいとこはあったけど
ドラクエ5に思い入れがある人ほど糞って批判もなんか違う。そもそも別物でストーリーも改変してるから比べることも間違ってる。
ストーリー再現するなら90分では足りないしヘンリーとマリアのやつも必要だしキラーパンサーのところももっと深く掘り下げないとだめだし。それこそ三部作くらいやらないと足りないよね。
・ゲームいつまでやってるの?
ミルドラースの台詞であったやつには明確にリュカがゲームでの体験は嘘じゃないってのはすごく心に響く。だからこそのユアストーリーってサブタイトルも意味があるんだよね。これ実は映画館でドラクエを実体験している感覚にさせてくれた。まごう事なきドラクエなんだよなと。
・監督はゲーム嫌いなのか?
監督が作品やってないから愛が無いとかそんなの批判したい言い訳でしかないよなーと。
少なくともゲームをやらない世間一般の考えがミルドラースの台詞で、リュカがゲームをやってきた人への代弁者なわけなので監督=ゲームが嫌いってことにはならないわな。
・結局この映画の評価は?
全員には勧められない。ドラクエ5と別物で見ることが出来て伏線に気がつくことが出来る人向けの映画。
この手の映画は評価難しいのよな。俺は全然ありなんだけども。
でも批判組だけを見てこの映画を見ないのはもったいない。見ようかなあの人は見ましょうぜ。損はしない。
まー批判したいのはわかるけど批判の方向性がドラクエ5じゃないってのは違うよってのだけは言いたいところ。VRの件で萎えるのは分かる。これVRの件無くしたらただのドラクエ5体験映像でそれこそ映画でやる意味なくないか?って思う人なのでこれはこれでと。あくまでもユアストーリー。
個人的には三部作くらいでドラクエ5としてやってほしかったけどな!
そんな映画です。
・最後に
リュカ無断使用はきちんと解決してくれよな!
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