ヴィーンヌィツャ事変(異聞)-11 シロネコの疑問を公使が説明する/ChatGPTも何度か修正させると出来ることもある
・原案 白黒乃犬が書いてます
公使は「軍律裁判は審判制で一審制度ですし、死罰、禁錮、追放、無罪の選択しかありません、これはマンハッタン自由国陸軍でも同じですし、現役の職業軍人よりも予備役将校で学歴の高いものが判士ならびに判事長をするのは世界中同じです」とシロネコへ説明する会話形式の物語
・展開 ChatGPTが生成
公使はシロネコへ、軍律裁判について更なる説明を行いました。
公使:(説明しながら)軍律裁判は、審判制で一審制度を採用しています。そのため、被告人に対する選択肢は死罰、禁錮、追放、そして無罪のいずれかとなります。この仕組みはマンハッタン自由国陸軍でも同様であり、予備役将校で学歴の高い者が判士や判事長を務めるのは、世界中の軍隊で一般的なことなのです。
シロネコ:(興味深そうに)なるほど、一審制度なのですね。そして予備役将校で学歴の高い者が審判を担当するのですか?
公使:(頷く)はい、その通りです。予備役将校は長年の経験を持ち、軍事や法律に関する知識が豊富です。そのため、彼らが審判を担当することで、公正な判断がなされると考えられています。
シロネコ:(納得して)なるほど、公正な判断を下すためには専門的な知識と経験が必要なのですね。白黒乃犬予備役少佐がそのような立場になることで、きっと信頼されていたのでしょう。
公使:(微笑みながら)その通りです。彼の選ばれた立場は、彼の尽力と信頼によるものですよ。
シロネコは公使からの説明を受け、軍律裁判についてより理解を深めました。白黒乃犬の優れた能力と専門知識が、彼の予備役将校としての役職で活かされていることを誇りに思いながら、新たな船旅を進んでいくのでした。
・評価 白黒乃犬が書いてます
数回書き直しをしていて、また異なるヴァージョンの物語を書かせているので概ね誤りなく生成文を展開しています。
原案からそれることも無く書かれていますので90点S評価とします。
・追記 白黒乃犬が書いてます
ここでは軍律裁判についてChatGPTは2021年までのWikipediaの情報を踏まえて書いているため、少なくとも大きなミスも無く、軍律裁判について余り本が出ていないこともあり、北 博昭「軍律法廷―戦時下の知られざる「裁判」」朝日選書という唯一(入手しやすさ)の本で紹介されている内容と齟齬が生じていません。
この本はすでに絶版ですが、実にもったいないことで文庫本か新書として再版をしても良い本だと思います。
ただ、実際の制度下では軍律裁判の判士長は法務科将校(法務官)が担うことが多いというあたりがこの物語では改変し、白黒乃犬のような職歴犬を就かせるようにしてあります。
それと、憲兵将校と法務将校(法務官)はかなりキャリアが異なり、憲兵将校の場合は陸軍士官学校で身体的な故障が生じたひとが憲兵科に転科することもあったようで、塚本誠「ある情報将校の記録」中公文庫を読むと、塚本大佐の場合は陸士予科在籍中の関東大震災時の怪我、演習中の怪我で歩兵科から転科していますし、胸部疾患の恐れがある場合も憲兵へ転科した場合もあるようです。
法務将校(法務官)は大学法学部を卒業し、高等文官試験合格後に陸軍省へ入省して法務官(将校相当官)として訓練をうけて実務に従事するという経歴のようですが、後述の小川法務官のように地方判事時代に任命されるパターンもあります。
制帽の帯が法務将校は「白」であったことが226事件で検察官を務めた小川関治郎法務官の日記が刊行されたときに小川法務官のお嬢さんが、なぜ他の軍人は制帽の帯が「赤」で自分の父が白なのか?という疑問を書かれています。
小川法務官は226事件の黒幕のひとりと言われていた(事実は証言が別れれ不詳)陸軍大将真崎甚三郎の取り調べを担当していますが、小川法務官は裁判所判事から陸軍法務官に任ぜられているので、法務官といってもいろいろな経歴で任官するようです。
法務将校は昭和20年の陸軍武官制度改正という本土決戦間近の法改正で、将校相当官制度から相当する武官へと階級が与えられるという身分上の変化があり、中・下級職員の軍事裁判の廷吏や書記(警査)なども同様に相当する階級が与えられています。
また、戦後になり弁護士になった法務将校も多くいます。
世界で一番有名な法務官となるとニュールンベルク裁判で海軍総司令官カール・デーニッツの弁護を行った海軍法務官オットー ハインリヒ クランツビューラーかもしれません。
女性速記者が速記を止めて見るほどの格好良いー海軍の制服を着用して弁護活動をしたー男性だったそうです。
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