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生き別れファミリー解説

北見エリカ、水城セリカ、菱宮春一(冬夜)、苑園冬花の4人家族について解説。



エリカとセリカの出生について

双子の実の父である菱宮春一は、二十六家の「菱宮家」を継ぐ長男であったが、音楽の道へ進む為に家督を次男の弟(津軽の父)に譲り、その後同じ二十六家の苑園冬花と出会った。

二十六家同士が子供を持つと、双子が生まれやすい為梅桐家を筆頭に注意を促していたが、お互いに二十六家の素性を知らずに出会ってしまった為、苑園家と菱宮家は二人を別れさせようとあらゆる手段を行った。
(二十六家同士の子供、しかも双子は卑弥呼の『器』、『依り代』となり復活しかねない為処分対象であった。)

(余談:「双子」が生まれる事は、古い(古事記とか)考え方では悪とされていたからだと思われる。卑弥呼も出てくる話なので)

両家が反対する中、菱宮春一は冬花と二人で暮らす事を考えていたが、春一のピアニストへの道を閉ざす事にためらいがあり、冬花の方から身を引いてしまった。

その頃、冬花はエリカとセリカを身籠っている事が分かった。
神崎弦士(士朗・エレキ・紗矢の父)もそれを知り双子を利用すべく、冬花の行方を追う。
冬花は双子を密かに出産し、北海道の教会に双子の名前を記し、そのまま亡くなってしまった。(産後間もない状態で双子を抱えて北海道に渡り、命が尽きてしまったと思われる)

IIDX14 GOLDの楽曲「CROSSROAD~Left Story~」では出産から亡くなるところが描かれている。

菱宮春一は冬花を探していたが、エリカとセリカを生んだ事、(自分に子供がいる事)冬花が亡くなっている事を知らない。
(GOLI画集②より)



双子は離れ離れになる

養護施設に預けられた二人は、梅桐家が神崎家よりも先に双子を見つけ出し、セリカは二十六家である「水城家」が福岡で養女として迎え、神崎家から存在を隠し生活をしていた。
この頃、右頭が水城家の養女となったセリカを陰から守護していたが、東京で再会した時、セリカは右頭の事を覚えていないようだった。
セリカは一人娘として育てられた為、自分に双子の姉がいることを知らない。


エリカは北海道で同じく養女として迎えられたが、(【考察】「北見」も二十六家か?)18歳の時、養父から孤児であり、妹がいた事を知らされている。
エリカは妹探しをするが、二人が預けられた養護施設は16歳頃に火事で無くなっており、自分の記録や妹の養い先住所録も燃えてしまっていた。
その後エリカは妹探しを始める。


エリカはセリカが妹だと知る

かなり熱心に妹探しをしていたエリカ。
周りのROOTS26メンバーも「妹探し」の事は知っており、セリカもその事を知っていた。

エリカはケイナにインターネット上での妹探しを依頼しており、ケイナは見事突き止めていた。
セリカがエリカの妹である事実に、ケイナ自身も衝撃を受け、エリカにどう説明するか悩んでいたのだが、パソコンを起動したまま席を空けてしまい、エリカにはバレてしまった。
その後、士朗とエリカでケイナが見つけたデータを確認したが、「菱宮」と「神崎」の名が出てきた為、士朗が調査を中断させた。
エリカはセリカに真実を伝えるべきか悩んでしまう。


何も知らない冬夜

上記の出来事を何知らず、ピアニストとして有名になり平和な日常生活を送る冬夜こと、菱宮春一。

※長年「冬夜」という名前が定着していた為、以降菱宮春一の事は「冬夜」と記述します。

エリカとセリカが東京で再会をしていた頃、彼はナイアの妹であるシア(本名アルア)と共に生活をしていた。

ナイアとアルアは海難事故で長年離ればなれになっており、この事故は新人だった右頭と左頭も参加していた妖魔討伐戦による事故だった。
左頭はこの事故で両親も亡くしている。

アルアは事故で漂流し、南の島国に辿り着いた。この時冬夜に救われ共に生活をすることになった。
「シア」という名前は冬夜が付けた名前で、身寄りのいないシアにとって、冬夜が実の父親のような存在になっていく。

後にナイアとアルアは再会をし、再び家族となる。(ドラマCD④にて物語がある)


エリカと冬夜

冬夜は冬花が死んだ事、エリカとセリカの存在について知らない状態である。この家族の中で唯一真実を知る者はエリカのみとなる。

アルカディアのシア回で、偶然冬夜とエリカとセリカが会う事になるのだが、エリカだけが冬夜が何者なのかを知っている様子だった。
(【考察】ケイナが手に入れたデータに、両親の事も書かれていた?)

エリカの中では母と自分達を捨てた父親という認識になっているのか、冬夜だと分かった途端にセリカとその場から離れるほど毛嫌いしている。
アルカディアでは『セリカ回に続く』とあったが、連載が終了された為、これ以降の進展は無い。



水城セリカについてはこちら


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