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戌(瑠璃)の正体とこれまでのまとめ

正式な名称は、戌(瑠璃)ですが(HEROIC WORKOUT!より判明)、長年「戌」の名称であった事から、当記事では戌(瑠璃)を「戌」表記で統一します。


戌のプロフィール

beatmaniaIIDX17 SIRIUSにて初登場

登場作品等
・SIRIUSパーティーモード(ストーリーモード)
・Resort Anthemストーリーモード
・楽曲『Round and Round』
・HEROIC VERSEイベント『HEROIC WORKOUT!』


戌の正体は茶倉

beatmaniaIIDX19 Lincleの楽曲『Round and Round』にて、解明された。
AAA評価を取ると、茶倉が戌へと変化する。


SIRIUSでの戌

正体不明謎の新キャラとして初登場した。
紗矢と同じく、神崎士朗達の敵となるようなキャラクター。

SIRIUSパーティーモードで神崎士朗と初手合わせ。そこでエリカを連れ去らうも、気遣うような素振りを見せていた。
神崎紗矢を「紗矢サマ」と呼び、部下であるようだが、「士朗の友人として彼の前に戻ってね」という紗矢との会話があり、当初からROOTS26の誰かであることを匂わせていた。


Resort Anthemでの戌

ストーリーモードにて再び登場。

何かの気配を感じて海の洞窟へ向かう彩葉と理々奈、その背後で紗矢と戌が何かを企んでいた。
梅桐家の彩葉を自分のコマにしようと、催眠で二人は眠らされた。
(この時、彩葉に特別な力を感じられなかったようだが、戌は「今ハ」(まだ)と発言)(彩葉は後に梅桐家当主となるので、力は持っている?)
しかし、右頭(ユーズ)と左頭(セム)が彩葉を取り戻しに現れ、左頭の刀を見て梅桐の手先と気が付く。
左頭は紗矢の部下と思われる戌の太刀から、神崎家ではないと発言。

同時間に、喧嘩をして帰ってこない達磨と津軽を探す士朗とエリカ。
崖から落ちていた達磨と津軽を発見できたのは、ユーズが見つけられるよう手掛かりを残していたからなのだが(ユーズは、彩葉を取り戻しに行かなければならず、救出が出来なかった為)、達磨と津軽にさほど怪我が無かったのは、戌(茶倉)が二人を助けていたからだった。
ユーズの憶測で「■■■が『△△った』」(茶倉が戌だった、茶倉が寝返った?)という会話がある。

この事件は紗矢と戌が逃亡して幕を閉じたが、紗矢は戌に「彩葉が居なくなると困るものね」と話す。
これは、茶倉は死後霊となって、彩葉に憑依していた時期があったので、友人を失う事への嫌味なのか、まだ霊だった時の名残が彩葉とあるのかは不明。

また、戌が裏切れば戌である茶倉自身と家族も消すと言う。茶倉の本家「大伴家」を消すとも取れるが、当時は「二十六家」や「大伴家」と言った設定は登場していなかったので、住み込みで働いている「鉄寿司」の事を言っているのか?


紗矢による洗脳

茶倉は紗矢に洗脳され、戌になっていたことが画集②にて判明。
元々、茶倉と紗矢は中学の同級生であった。(SINOBUZの、紗矢と茶倉の姿は中学生)
大伴家と神崎家の(*裏仕事での)繋がりもあり、中学生の紗矢は自分の実力を試したい年頃だった。
紗矢は次第に『勾玉*』の影響で、性格が歪んだ方向に行ってしまい、茶倉を傀儡子術式で一部を洗脳してしまった。その為、本来の茶倉として日常生活を過ごしつつも、戌として紗矢の手先になっていた。

*裏仕事→神崎家の裏仕事とは、政府など権力者に依頼された者を暗殺する事。しかし、人間では無く二十六家を祖先に持つ者が卑弥呼の血によって変化した妖魔を相手としている。人間に危害を加えない半妖の者もいるが、神崎家はその存在も許さないので、暗殺・処刑対象だった。

IIDX29 CastHour『RAGE feat.H14 of LEONAIR』楽曲コメントより

*勾玉→卑弥呼の分け御霊の一つ。卑弥呼の一部を記録したレプリカ。神崎家は卑弥呼を祀っており、この勾玉から卑弥呼の力を具現化しようとしている。


戌とは何か

戊戌衆(ぼじゅつしゅう)という神崎家に従う裏の集団で、茶倉(戌-瑠璃)はその中でも頂点の存在だった。茶倉と同じ地位の戌が他に3人おり、神崎家の裏仕事を実行していた。

戌のトップ4人
瑠璃=茶倉
翡翠(織部)=デュエル
黄朽葉=兎々呂鬼 *『Mare Nectaris』に出てくるテニスの少女
紅鶸=ケーキポップ *『RAGE feat.H14 of LEONAIR』に登場する少女

翡翠=デュエル(レオナルド・バクスター)だが、「翡翠」という名が戊戌衆内で使用している名前なのかは不明

実力重視の集団で、神崎家に属さない家柄の者でもトップになることが可能。その為、左頭(セム)は戌を神崎家の者では無いと見破った。

戌の名称は神崎家の強化外鎧『I.N.U』の名称でもある。
彼らが身にまとっている戌の仮面・装備は全て特別性の鎧で、卑弥呼の血を継ぐ者の力を何倍にも増す効果がある。(HEROIC WORKOUT!より)

元の設計図は、サイレンがHEROIC VERSEで身にまとっていた『EAGLE』(菱宮重工が製造)というパワードスーツを、神崎家が独自開発した物。
この設計図の流出には、菱宮財閥と神崎家の裏取引が絡んでいる。
(『RAGE feat.H14 of LEONAIR』楽曲コメントより)


HEROIC WORKOUT!での戌

HERIOIC VERSE内イベント『HEROIC WORKOUT!』にて数年振りに再登場をする。このイベントで伏字無しで、茶倉が戌であることが明確に書かれることになる。

茶倉以外にも紗矢のコマであるが登場。(IIDX22 PENDUAL『伝説錬金』イベントで登場はしていたが、特に設定などは書かれなかった)

ここで戌(翡翠)※以下翡翠 が、茶倉を取り戻す為に紗矢に従っている事が判明する。翡翠の正体はデュエルであった。
元々、デュエルは茶倉が住み込みで働いている「鉄寿司」の客で親交があった。(ROOTS26や、ゲーセン内でも恐らく交友はあったと思われる)
翡翠は紗矢に洗脳されている様子は無い。

当イベントでは、茶倉と関わりのあるデュエル・鉄火が登場。
鉄火との会話から、茶倉が最近鐵(くろがね)家(鉄火の家、二十六家)にやってきた女中で、鉄火の祖父と繋がりがあるようだった。そして、サイレン達はこの情報を知らなかった。
鉄火は茶倉の正体・事情を知らないようで、「大伴茶倉」ではなく、「早乙女茶倉」だと思っている。茶倉は「大伴」の苗字を隠しているようで、「早乙女」と言い直す会話があった。

事情を察した鐵家(鉄火の祖父)が、二十六家にはない「早乙女」の名を使わせることでかくまっていたのかは不明。

茶倉と鐵寿司住み込み女中の設定は、アルカディア掲載時と、現在とでニュアンスが異なる部分がある為、こちらを参照。


鉄火との修行後、茶倉との修行イベントに入るが、戌と茶倉を行き来しているせいか、記憶が曖昧になっている描写がある。
その後、紗矢からの連絡で再び戌に戻り最終決戦となった。

紗矢が今回標的にしたのは、姫留であった。
しかし、姫留は先の修行で戌の正体を茶倉と見破り、公式に茶倉=戌である事が判明した。(それまで、AAA評価を取ったオマケ・伏字等で正体は隠している風であった為)

勾玉の力に操られている茶倉の救出を試みるが、手強い茶倉。
そこに、サイレンの元に正体不明の通信が入る。この通信を入れたのは翡翠(デュエル)であった。翡翠のアドバイスで、茶倉は紗矢の洗脳から覚めることができた。

茶倉の洗脳は、『天乃異倭都』(卑弥呼)に刺さる『影柱』(卑弥呼に刺さっている柱の事)と繋がっていた為、本来人の手では心が崩れてしまうほど、困難な解除方法であったが、姫留は『十与*』の血筋であった為、卑弥呼と繋がった茶倉の心を開き、本来の茶倉自身に繋げることができた。

*『十与』卑弥呼に「扉の力」(開く・繋ぐ)を与えられた二十六家の者。いかなる理(ことわり)も開く事ができる。

その後、茶倉は卑弥呼の影響を受けることなく、目を覚ましたところで戌(茶倉)の物語は完結した。


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