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海老名セイレンさんにインタビュー①

こんばんは!ROOTON(るーとん)です。
まず初めの、記事らしい記事ということで……第一回目です。

実は、先日ComicVket2に雑記本「M-Haus 2021」を発行しました。


今回は、その際特集インタビューとして掲載した海老名セイレンさんへのインタビュー第一弾(全3回予定)となります。

活動のきっかけとなったバーチャルユーチューバーの革新とは?また、カワイイを目指して突き進む海老名さんの原動力とは?についてお送りします。

 いまだ波に乗れ!-2018年VTuber元年?!

海老名さん記事①

ROOTON(以下R):これまでに活躍されている人等に話を伺い、2021年VR…VRchatの今を記録に残すべく、
本日は人魚系VTuberをはじめ各所で活躍される海老名セイレンさんにお話を伺います。よろしくお願いいたします。
早速ですが、海老名さんが活動、あるいはVRをされ始めたころはいつになるのでしょうか。
海老名セイレン(以下海):2018年の3月ですね。
バーチャルYouTuber四天王とか言われていた時代があったじゃないですか。
みんなが一斉にVtuberとしてやりだしたころじゃないかなぁって。
R:その、2018年というのは自分からすると凄い先輩だ。
今回はその活動開始から今に至る流れをお伺いできればなと思います。
また海老名セイレンさんのVTuberとしての体験談、苦労などもあればぜひお聞かせください。

:2018年とかね、四天王とか言っていた時代ですよ。
私がVTuberをはじめたのも ねこますさん、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん。
あの方がブレイクして男声でもフツーにやっていけるんだなってところがありますね。
R:確かにねこますさんも、当時はボイチェン使われていないですね。
:「この波に乗れるんでは?」と思いがあったわけですよ。
「今乗らないと出遅れるぞ!」みたいな。
それで当時はですね。
絵も描いたことなくって、モデルも作ったことないみたいな。全くの何もなしから始めましたね。

R:ゼロからスタートして、モデリングや技術も積み上げたんですね。
:実はイラストあんまりかいてないですよね。
描けないんですよ、絵が。絵が描けないんですよ。
R:しかし、今拝見する御姿ではキャラの設定や
デザインがとてもしっかりでそのようには見えませんね。
:私って昔は単純な姿なんですよ。
一番初めの姿が、ロングな髪といっても
ロングかどうかてのと、スク水と、人魚っていう
ただそれだけしかない存在。これではじめたんですよね。

海老名さんインタビュー②

R:この時から、既存アバターの流用でなくオリジナルデザインで作られていたのですか?
海:オリジナルです。実は……これ人魚の形じゃないですか。
人の形が作れないっていうのもあったんですよ。
キャラクターとしては他にも、人魚のセイレンみたいに、ちっちゃい妖精のエリスとかいろんなキャラクターがいるのですが、唯一作れるのがこれで。
頭を作って、腕もネットで調べて腕を作って、体を作って……ただ、足を作るのがどうしても難しい
筒を作った後にそこを2つに割るっていうのが難しくって。
でもまっすぐ伸ばすだけだったら、伸ばして人魚にするんだったら行けるのではみたいな思いが。
それに、幸いにも、私人魚が好きなのでやってみようかなって。
当時、VTuberやっていた時に人魚っていなかったんですよ。
人魚VTuberとして先駆者です
R:海老名さんの技術的に製作可能であり、さらにもともと人魚が好きだったことがここでつながるのですね。

:というか私の姿を見て「なんだこいつは?! もうちょっとなんとかなるやろ」って突っ込んでほしかったんですよ。
当時、バーチャルYouTuber四天王とかハイクオリティーな方が出てきた中で「これ」ですよ。「これは……」って。
で、それから「もっとかわいくなるぞ」っていうのを目的にVTuberをやっているんですよね。
R:もっと可愛くなるぞ!を目的としつつ。「自分でもVTuberできるんじゃないかな?」と思ってもらうと。

:それもあるんですよ。
自分も「これでいけるんなら自分でもいけるんじゃね?」みたいな。
あのとき、「男声行けるんなら自分もできるんじゃない?」って思ったように完全自作でというところもありますね。
R:波に乗れという思いで始めつつも、これから始める人への勇気づけになればと思われていたと。

すごいことしているように見えるけども、最初はこれだったんだよ。
というのを一個一個残していきたいと。
R:なるほど今回の冊子の目的にも通じますが、今のステップを残すという思いがあったのですね。

めざせ美少女-カワイイは自分の手で作れ!

海老名さん③


R:先ほどのお話に男声という話が出てきました。
海老名さんはボイスチェンジ使われていないですが、始められた当初より「声」に関しての技術が進化した今はそこのところどうなのでしょうか
:ちょっと、私もボイスチェンジャー使ってみたことがあって聞いてみたら、なんかみんなと同じようなボイチェン声だってなってしまって、駄目だこれはって。
なんでいいボイチェンがあれば使いたいですね!
R:確かに声を作りこまないと、同じような声になりがちだっていうのは聞きますね。
:無理やりピッチとかあげちゃうのもあるのかな。
一方で、両声類って言われる人たちってすごいなって。
すごいなーって。あれはもう努力のたまものですよ。
いや、私も可愛い声が出したいんだッ!
そう、「めざせかわいい声」なんですよ。今まで「目指せかわいい姿」ってやってたんで、いずれ可愛い声も出したい!いずれは出したい…。
R:ボイスチェンジも個性に合わせた出し方が簡単にできるようになれば、もっと変わってくるといいなと思いました。

R:それで、Vtuberとしての話ですが普段の動画としては、どのような活動をされているのかなと。
:先ほども触れたことなのですが「可愛くなりたい!」というのが原動力なので、ちょくちょく単発動画も上げてるのですね。

再生リストに「めざせ美少女」ってつけているんですけど、一番初めの動画で「美少女になるんだ」っていうアドリブでね。
そこからこんなことができました、こんなことができましたっていうことをちょっとずつあげていったりしていますね。
R:VRChatであったり、モデリングの日々の成長だったりを記録していくと。

:なので、声の成長というのもその一環なんですよ。
「ついに声が戻りました!」みたいな動画もいつか上げたいなーって。
それに、モデルも新しくしたいなーって。
結構自分でも可愛くなったなって思うし、
周りの人からもカワイイ!って言われて嬉しい限りなんですけども横から見るとイマイチだったりするのでもっとカワイくって

R:どこから見てもカワイイ完全美少女を目指していくと。
:そうです
R:なるほど、日々追及されているのですね。すごいなぁ。

次回、ロングインタビュー第2段海老名さんの名前にまつわる衝撃の事件。そして当時のVRChatについてまとめます!こうご期待!


*本記事は、M-Haus 2021 ~はじめるヴァーチャルクリエイター~ 掲載の「特集 ロングインタビュー 人魚姫がみる泡沫のぶいあーる」をもとに再構成されています。ほかにもおもしろい記事たくさんありますから興味を持たれた方はぜひ、下記リンクから購入してみてくださいね。



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