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【日記】散歩の記録/2024.05.13

今日はなかなか休憩が取れなくて、空腹のピークが3回ほど訪れた頃にようやく会社から出ることができた。16時前だった。

お腹はかなり空いているけど、今たくさん食べてしまうと夕飯の時間になってもお腹が空かないからほどほどにしないといけない。何食べようかな〜って考えながらコンビニに向かった。

なんとなく携帯を取り出そうとカバンの中を漁ったけど、見当たらない。デスクに置いてきたみたいだ。まあでも、携帯があったところでTwitterを見て過ごすだけだし、持ってない方がかえって良いのかも。そんなことを思いながら歩いたのを覚えている。今日はスマホを持たずに外出した昼休憩のことを書くことにする。

ローソンでおから入りのカップスープを買って、家から持ってきたおにぎりと一緒に食べた。「韓国風おからスープ」と名の付いたそれは、なにが韓国風なのかはわからなかったけどおいしかった。肌寒い日の少し冷えた体に沁みる。いや、書いていて思ったけど、沁みる〜……って感じではなかった。カップスープと手作りスープの差はここにあると思う。どちらも味はおいしいけど、沁みるのはやっぱり手作りの方だ。でも、市販のカップスープに沁み渡るようなあたたかさは求めていないな、とも思った。

最近は節約のために、おにぎりを握って持っていくようにしている。器にごはんを盛って塩を混ぜるという作業がどうしても面倒なので、敷いたラップの上に塩をひとつまみ散らして、その上にごはんと具をのせて握っている。ごはんと塩を混ぜなくても、ごはんの表面が塩味になっていればそれは塩おにぎりだと思う。そういうことにしている。

食べ終わってからは、ひたすらぼーっとした。今日の空はとにかく色あせていて、窓の外には絵に書いたような曇りの日の風景があった。ガラス張りのビルに映る空って綺麗なイメージがあるけど、どんよりとした曇り空を映し出しているガラスは別に美しくもなんともなかった。

今まで気にかけたことなかったんだけど、窓の外にある庭のタイルの配置が謎だった。建物を中心に放物線を描くように配置されていて、規則性がないように見える。色もなんかバラバラで不思議だった。

甘いものを食べたくなったけど我慢して、その代わりにもう一度ローソンに行ってホットコーヒーを買った。コーヒーマシンでいつものようにホットコーヒーSを選択したら、「浅め・ふつう・濃いめ」の選択肢が現れた。ちょっとびっくりした。セブンやファミマは確か以前からこんな感じだったけど、ローソンもついに濃さを選択できるようになったのか。うれしい。今日は一度もカフェインを摂っていなかったので、濃いめを選択した。

まだ時間があったので、ホットコーヒーを片手に散歩した。雨が上がってしばらくした街は湿った草の匂いがして、結構良かった。ところどころにある花壇の鮮やかすぎる花も、草木もしっとり濡れていた。雨の降り始めの匂いよりも、降りやんだときの匂いの方が好きかもしれない。夏の雨上がりの外気が肌に張り付くような感覚はあまり好きではないんだけど、ちょっと肌寒い温度感の日は、少しじっとりしているくらいが心地よかった。

居酒屋が軒を連ねる通りを歩いていると、夜の営業に向けて店の看板に明かりが灯り始めていた。湿った草の匂いがするな、と思ったら、数歩先には換気扇から漂う揚げ物の匂いが広がっていた。
普段はスマホのメモに創作の種になりそうなこととか日記に書きたいこととかをメモしてるんだけど、スマホを持たずに歩いた方が、匂いのこととかも意外と覚えていられるものなのかもなって思った。


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