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【日記】全部膀胱炎のせい/2024.04.04

数日前から人生初の膀胱炎に苦しんでいる。こんなに痛いとは思わなかった。トイレのたびに体を叩いたり、唸ったりしないと耐えられないほど痛い。市販薬を飲んでも一向に良くならないので、早く病院に行こうと思う。

そのせいか今日は気分も上がらなかった。人と話す気力もないくらい落ち込んでいる自分に嫌気がさしたんだけど、よく考えたら膀胱が炎症を起こしてる状態で元気に振る舞える人なんてそういないはずだ。そう思ったらちょっと気が楽になった。元気じゃなくても仕方ないし、それでもニコニコしながら乗り切った自分はよくがんばっていたのかも。

膀胱がやられている日に限って忙しかった。会社を出る頃にはふらふらだったけど、日が落ちるのが遅くなってくれたおかげで外はまた明るかった。暖かくなって、花も色とりどりに咲き始めた。いくら疲れていても、綺麗に咲いた花の前ではどうしたって足を止めてしまう。

花はすごい。ただそこにあるだけで、ちょっと気持ちが落ち着くし、つぼみを見つけるとがんばって開いてほしいなって思うし、枯れているのを見ると心までしおれてしまう。花が咲くのは自然な現象でそこに意味は無いけど、見ている方はなにかしら思ったり考えさせられたりする。不思議だ。

桜の前でしばらく足を止めて写真を撮った。風が吹いてたからか、全然ピントが合わない。何を撮ってもあんまりうまくいかなくて、なんでかなって思った。

ピンクの椿が綺麗に咲いてるのを見つけて、わあって声が出た。きれいなものをきれいだと思える心の余裕があることがうれしかった。

和菓子屋さんで買ったまんじゅうが期待をはるかに超えるおいしさで、かなりうれしかった。他の味も食べてみたい。あと、酒まんじゅうをレンジでチンしたらふわふわになってうれしかった。
花がきれいだったとか食べ物がおいしかったとか、そういう喜びの一つ一つをできる限りていねいに掬いあげて、大切にあたためながら日々を過ごしたいと思う。

いま日付をタイトルに入力してい気づいたんだけど、今日って2024年の4月4日だったんだ。4が3つもそろって、なんか不吉な感じがする。4がこんなにそろっている日なのにがんばってえらい。ちょっとよくわからない理屈だけど、不吉な予感のある一日を乗り越えられたことを褒めてあげたくなった。



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